vine linuxのSynapticには、vine plusのリポリトジ登録が可能である。そうした登録をしておけば、Wi-fiでつながっていて、Ubuntuでも少々苦労したcanonの複合機も使えるようになる。
SynapticでCUPSで検索すると、Synapticの情報が最新のものにしてさえおけば、最新のドライバなどがメーカー毎に入手が可能となる。それを加えて、プリンタの設定をすれば、自動的にWi-fiにつながっているプリンタが表示され、ネットワーク接続をエレブとその最適なドライバなどが選択される。自動的に選択されない場合でも、手動によってメーカーを選択し、プリンタ機種を選択できるはずだ。
というわけで、テスト印刷も上手く行く。この複合機(MG3230)はスキャンもできるのだが、スキャナドライバも何故か上記操作でインストールができるようだ。ただし、GIMPのヴァージョンが違うのか、実装が違うのか、UbuntuやLubuntuのように、ドライバを入れたからと言って、GIMPの画面でスキャナーからの入力選択はできない。ターミナルを開いて、scangermpコマンドを入力しなければならない。しかも、ちょっと時間がかかる。
scangermpアプリケーションで画像を読み込み、その画像をクリップボードにコピーし、GIMPの画像の作成の際に、クリップボードからの新規作成で選択する事になる。ひと手間ふた手間増えるのだが、使えないというわけではない。
オフィススイートはLibraOfficeがインストールできる。こうしたアプリケーションのインストールの場合は、メニューの中に特定のアプリケーションのセットが登録できる仕組みがある。このあたりはUbuntuと似ている。LibraOfficeのインストールでは何故かインストールの最後にエラー表示は出た。しかし、インストールを行うためのメニューからのソフトがエラーに対してOKをした後、暫く放置しておくと、インストールのためのソフトが終了する。その後正常にオフィスメニューにLibraOfficeが登録・表示出来ていて、アプリケーションも正常に起動するために、今のところ問題は起きていない。ただ、マシンにパワーが無いので、大きなファイルなどを扱うのには向かない。
ネットを使ったり、メールの受け渡しだったり、単純なテキストファイルの作成などに特化するなら、十分に使えるだろうとは思う。LibraOfficeでも大きなファイル、大量のデータには向かないと思うのである。動画再生時に同時になにかする、ダウンロード中に作業をするなど、負荷が高い操作を同時に行うのには向かないだろうなぁ。
rmpパッケージをtar.gzで固めたものを解答する場合は、そのパッケージを右クリックして別のアプリケーションで開くを選び、その下段に設定が可能となるダアログが開けるので、tar xzfなどと入力しておけば、rmpパッケージそのものが、自分のホームディレクトリにtar.gzが解凍された形で保存される。特定の aaa.rpm.tar.gzなどというファイルは、この方法だとホームディレクトリにaaa.rmpとして保存されるのだ。vineはrmpベースでのアプリケーションとなっていてるようだ。
apt-getではシステムのアップグレードもできる。何よりもrootモードでのターミナルが付属しているのが嬉しい。もちろんこれは「管理者」でのログイン時だけに表示されるのだと思うのだが、それじゃないと逆に危ない事になる。スーパーバイザーモードターミナルを開いて、rm * なんてやっちまうと、もうシステムが消え去ってしまう、という話になる。
さて、Puppyを入れるためのPCはどうしよう?折角CDにまでISOファイルを焼いたのに・・・。