ラッキーノッツ

さまざまな出会いを大切にして・*:..。o○☆*゚

ボーロ

2007年05月27日 | 本日の云々

これって、赤ちゃんのおやつですよね、っていうのは固定観念でした。

…好きです、ボーロ…

ポルトガル語で「ケーキ」

小麦粉に卵、砂糖などを加えてこね、小さくコロコロ成型して焼き上げたもの。

カリッとした軽い歯ざわりと口中でさらりと溶ける食感がお馴染みですが、カステラのようにしっとり焼き上げた、おせんべい型のものもありますね。

16世紀にポルトガルから伝えられたボーロ。

さて、家庭で作るには~

卵 1個
上白糖 60g
片栗粉 120g
小麦粉 50g
牛乳 大さじ1
ベーキングパウダー 小さじ1

こねてこねて耳たぶほどの柔らかさに。
丸めてコロコロ、アルミホイルの上に並べたら、
オーブンで180度 8~10分。

焦げないようにジッと見つめる作業です。

この小麦粉、タマゴ、砂糖。

これら三つの食材、お菓子の三元素みたいなもの。

ここから数々のお菓子が生まれ、さらに作り出されているとは、あっぱれではありませぬか。

人間はこの三つの食材なしには生きられない…とはちょっと、大袈裟でしたかね。

食欲がない朝、これをポリポリ、豆乳と一緒に頂く。

あ~食った食った、ってな感じにはなりません。

あら?今朝…なに食べたっけ、と淡白な存在。腹応えなし。

それでもカロリーはともかく、必要な栄養素は最小限摂れてますからちょいと安心。

なにせ小麦粉とタマゴ、砂糖ですから。

そのボーロ、とくに京都、尾張屋 西村衛生ボーロ本舗はうまい。

ここの創業者、西村元吉氏によって「衛生ボーロ」が生まれたのは、明治二十六年。

当時は「衛生」と言う言葉が流行っていたそうです。

以来、百余年「衛生ボーロ」は、創業当時からの伝統を守って今日まで続いてるわけで、

「すごいことどすぇ」

見事な筆文字で書かれたカタカナ文字の「ボーロ」

ボーロのイメージは、大人のイメージじゃないですか~

さてそのお味、

さすがボーロの大御所、大粒で噛みごたえあり。

他にまるボーロ、にんじんボーロ、野菜ボーロ、あり。

まさしく大人の味じゃあ~りませんか。

ボーロは大人のお菓子だったんですね。







旧新橋駅建物。

2007年05月27日 | ○○に…


汐留の、ここに来るといつも思う。

近代建物に囲まれた旧建物、その空間を眺めて思う、孤高だ…

古いものに憧れる人、

骨董。

古代に憧れる人、

遺跡発掘。

新しいもん好きの私、古いものも好きだったりする。

この矛盾はなんなのか。

つまり、どちらにも「ある種の価値」があるってこと。

その「価値」しょせん人間が付けた価値。

だからそんな価値、高くても低くても別にどうでもいい。

「ある種の」ってことに重点がある。

独立自尊。

価値があると思えば、価値はある。

つまり好き、ってこと。

そもそも苦手とは、自分には全く価値がない、と認識しているものに近付かなきゃならない、そういった時に発生する…

つまり嫌い、ってこと。

でも…よく考えるに他人に価値があって自分には価値がないものにも、自分が感じるような価値感はきちんとあって。

たとえば、

自分に子どもがいて、もちろん殆どの人が大切に育てていると思うけど、その同年代の人たちを見れば娘や息子を思い、やさしくなれるはず。

父や母が大切であれば、その同年代の人が父や母に見えてきて思いやる、はず。

他人の価値を知れば、事件は少なくなると思うんだがな。

最近の事件は、よく聞けば家族から発生しているのが顕著ですね。

やはり、人間関係の基本は家族でしょう。


よく母の声で聞いたな。

「新橋」の言葉の響き。

それがどういった話に展開されたかは、もう忘れてしまったが…

「新橋」「銀座」「渋谷」といった話は、母の昔、昭和二十年代の楽しかった青春時代、思い出話につながっていたんだな。

昭和初期生まれの人には、縁のある街なんでしょう。

昔よき時代の思い出、よかろうと悪かろうと人生の一部としてあって、

青春が、駅から始まり駅に終わった人もいましょう。

そういった多くの人の価値としても、新橋駅駅舎は残っていてよかった、と思いますねえ。

歴史的財産として、日本初の駅、当時は最新だった新橋駅舎は残ってますが。

新しいものを作り上げる力と、古いものを残す力、

それがここ汐留に、多大な尽力と巨大な英知を集めて建ち上がり、

その磁力に引き寄せられた人々がごった返して、カップルや家族連れがそぞろ歩いております。

そこに毎年変わらぬ爽やかな、五月の風は吹きぬけていく~
気持ちいいね~

イヤな事件が多くて、

ごちゃごちゃ考えた日でした…