書道直庵（筆耕所）

見返り阿弥陀

仏

2006年10月23日 18時38分43秒

かつて予　京都東山は永観堂を詣で本尊「見返り阿弥陀」を拝す
これ　三年前の秋のことなり

紅葉に染まりたる伽藍の中を進みて
阿弥陀仏前にぬかづきぬ

左後方を振り返り見むとする弥陀の眼差しの清らかさ心に深く刻まれたり　

この姿

　遅れたる者を待つ弥陀の御姿
　己の位置をかへりみる弥陀の御姿
　周りを見て情かけんとする弥陀の御姿
　衆生を導かんがため状況を把握す弥陀の御姿

といふ

予　これに次の一つ加へたくおもふ

　見返りて衆生救ひたるも見返り求めぬ弥陀の御姿

衆生の極楽往生を祈りてやまぬ陀仏の尊き本願　
まさにこの御姿が中にあらはれたるとおもへり

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　合掌

　＊画像：京都東山　永観堂　2003.11撮影

コメント一覧

あかひと

2006年10月25日

アンブレラ
阿武氏　お晩にござる

氏が響き　アンブレラを想起す

アンブレラは雨の友なりて阿弥陀に通ず

いとつきずきし

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阿武

2006年10月25日

なるほど
takeyoshi-abe.cocolog-nifty.com/blog/
阿弥陀と雨だは良かったですね。

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あかひと

2006年10月24日

紅葉が呼ぶ
紅葉が予を呼びたる

紅葉を見にこうよう

・・・と

◆ep-mode氏

　氏の仰せのとおりなり　美しき自然を見れば手を合わせたる予なり　感動の余り涙を流すことも幾たびある哉　これまさにイケネン（畏敬の念）なる　阿蘇の紅葉は如何？

◆noa姫

　湖面渡　姫が清き心を見るが如し

　仏　煩悩を超越したる世界にあるがゆへの姿なり　

　我ら衆生　地を這ひて生きるも　仏の姿に習ひて生きたしとおもふことこそ尊けれ

◆善人氏

　東山すぐれてよきところなるも　紅葉が季節は人溢れかへりてをりぬ　されど　是非一度はと勧めたきところなる

　今夜は雨にて冷えるに　湯豆腐食したきこと切なり　嗚呼　　　

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酒徒善人

2006年10月24日

紅葉の頃
http://syutozennin.blog.ocn.ne.jp/e411y/
紅葉の頃に訪れたい場所ってありますよね。

京都東山もええとこですね。

これからは湯豆腐の季節・・・

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noa

2006年10月24日

http://blog.livedoor.jp/noa__a/
＞遅れたる者を待つ弥陀の御姿

＞己の位置をかへりみる弥陀の御姿

＞周りを見て情かけんとする弥陀の御姿

＞衆生を導かんがため状況を把握す弥陀の御姿

そして

＞見返りて衆生救ひたるも見返り求めぬ弥陀の御姿

愛情に溢れる御姿ばかりですね。

人として生きていると煩悩に支配されてなかなかこういう風にはなれないですけど、この５つをちゃんと心にとめておきたいです。

ほんのちょっとでも見習えたらいいんだけど