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書道 直庵(筆耕所)

寒暖の差の激しさにもみじ葉はワインの匂ひ立つごとくあり 丹人


十一月十二日 那須塩原を訪ぬ
平地晴天なれど風強くして西方の山々の頂に白き雲煙の如くかかりをりぬ
山間に入りたれば雲となる
塩原もみじ谷大吊橋に至れば雨となる
冷たき雨に打たれつつ三百二十米なる吊橋 揺られつつ渡り行くもをかし

さて ワインなり
ある月刊誌に加藤登紀子女史が次なる言葉 心に残れり

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 人間の体ってほとんど液体でしょ。ワインのボトルのようなもので,長い年月
 をかけて醸される。そして,栓を開けたときに,パァッと匂い立つ。自分の気持
 ちのなかにひたひたとあったものが気体となって出ていく。それが歌だと思う。


 生きるとは,何かに追われたり,とりあえず走ることではなく,抜き差しなら
 ない瞬間の連続なのだと思えるようになった。

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*画像:もみじ谷大吊橋手前約2㎞の林を車中より撮影(2006.11.12)
VISA No.410(2006.11月号 P.15)  

コメント一覧

あかひと
酒祭
◆善人氏 お晩にござる
予 ものを知らぬ身にて
新酒醸造安全祈願祭のあるを初めて知る
酒蔵に掛かりたる杉玉 是 三輪山が杉にて奉制されしものなるとは いと尊し
御裾分けの樽酒飲みたる氏の麗しき尊顔 思ひ浮かべをりぬ
酒徒善人
酒まつり
http://syutozennin.blog.ocn.ne.jp/e411y/
昨日は「酒の神様」「醸造の祖神」と仰がれる大神神社で、灘・伏見を始め、全国の酒醸家・杜氏・酒造関係者が参列して、新酒の「醸造安全祈願祭(酒まつり)」が行われた。
この日よりご神木である三輪山の杉で奉製された「しるしの杉玉」が、酒づくりのお守りとして全国の酒造家に広く授けられ、酒蔵の軒下に吊り下げられます。
昨夜はその御裾分けの樽酒をいただき、いつも以上に酔って寝てしまいました。
あかひと
浪漫
◆ep-mode氏 お晩にござる
永遠 是 予の憧憬なり
人生 是 浪漫に生きたし

自ら命絶つ者 永遠も浪漫も知らぬ者なりて いと あはれなり
ep-mode
永遠
生きるとは何か?永遠の命題ですね。
宇宙に思い巡らすことと同じくらい深い内容です。
こういうことを考える機会を自ら絶つ若者の多さに危惧しています。
断、負の連鎖!
あかひと
醂(さわ)す
◆幽黙氏 お晩にござる
「醂(さわ)す」 是 予 初めてきく言葉なり
流石 幽黙氏 その世界の深きに驚くとともに尊敬の念 深めをりぬ
柿の味の甘きを増す頃となれり
氏の言葉にあるとほり このごろは「しぶ味」感じることもなくなれば 寂しくもあるかな
幽黙

「醂(さわ)す」という言葉もありますね
「味醂」の「醂」の字なんですが
元々は渋柿を木に残したままにしておくと
だんだん醸されて甘くなってくるという
意味なのですけれど
昔の人は甘みを増すために
柿に味醂をかけて食べたそうです
今は柿も改良されて渋みなんて感じることも
なくなってしまいましたね
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