栗いがの眼(まなこ)開きて待ちゐるは友部の里の秋の夜の月 丹人
さみどりのハイビスカスの葉に座り蛙一匹月の出を待ち 丹人
柿も栗もまた蛙も今宵の月を待ちてゐたると見へるはいとをかし
宵になりて暗雲空に立ちこめきたるも
強き風吹きて暗雲流し去れば
十五夜の月 東の空に上りきたる
新古今集四百十四番は道因法師が御歌
山の端に雲のよこぎる宵の間は出でても月ぞなほ待たれける
をくちづさみつつ東の空を見上げれば
ひんがしの空にこの年第一の月を仰ぐもうれしかりけり 丹人
*画像:上から順に
柿 2007.9.21 13:00 小美玉市玉里にて
栗 2007.9.25 11:00 笠間市美原にて
蛙 2007.9:25 11:10 予が庵庭にて
月 2007.9.25 18:00 18:30 庵二階東窓にて
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