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書道 直庵(筆耕所)



  色あかき七福神に護られて手酌うれしく飲む河童かな  丹人



 酒飲みの詩といへば 予の口にふいと出でたるは  

   李白一斗詩百篇   李白一斗 詩百篇
   長安市上酒家眠   長安市上 酒家に眠る
   天子呼来不上船   天子呼び来たれど 船に上らず
   自称臣是酒中仙   自ら称す 臣は 是 酒中の仙と

 これ杜甫の「飲中八仙歌」中の一節なり
 大酒飲み八人が中で李白は六番目に登場す

  李白は酒一斗にて詩百篇を生む
  長安の酒家にて飲み続ければ そこで眠りたる 
  天子より声かかりても 「己は酒中の仙人なり」とうそぶきて 迎への船にも上らずにをれり 

 李白の大胆にして奔放なる生き方 爽快なり

 さて 予 仕事一つ区切りのつきたる 
 今宵 白玉の歯にしみとほる酒をちびりちびり ゆるりゆるりと飲まんとぞおもほゆ


 *画像:予が職の先達高松氏が作:酒飲む河童(後方は七福神)
    11月4日 石岡市にて開かれたる作陶展にて撮影す

コメント一覧

あかひと
河童百図
◆善人氏 おばんにござる
河童 津々浦々に伝説あるはいとゆかし
常陸國牛久沼にも河童伝説のありて 小川芋銭画伯 河童百図を残したり
昨夜NHKにて遠野の河童淵放映されたるはうれし
あかひと
何に酔ふ
◆幽黙氏 おばんにござる
酔ふは酒のみにあらずして
氏 歌に酔ひ 気に酔ひ 社に酔ひ 寺に酔う
これ すなはち 人生の歓を尽くすことなりていとをかし 
酒徒善人
河童
http://syutozennin.blog.ocn.ne.jp/
九州・佐賀へ出張で行った時、
飲み屋街でたくさんの河童を見た記憶があります。
菱で作った焼酎と有明の幸が美味かった・・・
幽黙
下戸
小生は下戸ですので
酒(特に日本酒)の美味い事は分かるのですが
まったく嗜むことができませぬ
残念至極であります

 道喪向千載 道喪はれて千載に向(なんな)んとし
 人人惜其情 人人其の情を惜しむ
 有酒不肯飮 酒有りといえど肯えて飮まず
 但顧世間名 但だ世間の名を顧りみるのみ
 所以貴我身 我が身を貴ぶ所以(ゆえん)は
 豈不在一生 豈に一生に在らずや
 一生復能幾 一生復(ま)た能く幾(いくばく)ぞ
 倏如流電驚 倏(すみや)かなること流電の驚(ひらめ)くが如し
 鼎鼎百年内 鼎鼎(ていてい)たり百年の内
 持此欲何成 此れを持して何をか成さんと欲す

  『飮酒其三』 陶淵明

素敵な河童ですね~
小生の知った彫刻家の河童も素敵です
小生は「しばみ」が大好きなんですけどね…
彫房ぬらり(http://nurari.com/
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