JDR.田中成和ブログ

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FFS理論をマネジメントに生かす

2019-11-06 10:39:48 | 日記
JDR.株式会社の田中成和です。
マネジメント理論について紹介します。

FFS理論とは、人間が日常において思考したり行動をする特性を、科学的かつ客観的に分析することで、人間関係の最適化を目的とするものです。
この理論では、その人の思考・行動は5つの因子とストレス状態を数値化することで把握出来るとしています。

ビジネスの現場では、FFS理論に基づいた診断を社員に行うところも増えています。
診断結果を本人が知ることで自分の長所を生かし、逆に短所を補うべく研鑽に励むことにつながります。

これは長い目で見ても本人のキャリア形成に大いに役立つと言えるでしょう。
加えて他人を知ることができれば、トラブルを防ぎ良好な関係を構築するのに役立てることが出来ます。
これはしいては企業側にとってもメリットとなります。

実際に、大企業やベンチャー企業でも、この理論をマネジメントに活用して適材適所の人材配置を目指しているところも少なくありません。
例えば多くの人員からデータをとりその関係性を分析することで、組織作りやプロジェクトチームの編成などに役立てているところもあります。

その試みとして、ランダムに抽出したチームと理論に基づき異なるタイプ同士がうまく補えるように編成したチームとでは、作業成果に大きな違いが出たという結果もあるようです。
このように、従来のスペックやスキルという特性だけでは生かしきれなかった人材活用に、この理論は大いに有効性を持つものと言えるでしょう。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和