蒲公英の絮

四季折々の花や空の写真と、自己流俳句で日々を綴ります。

まだまだ固い桜の蕾

2024-03-18 22:44:00 | 日記














       夕東風や 花の蕾の 未だ固き
















       雪柳 お薬師さんの 静寂かな



















       夕べさやさや 竹秋の 空に月









月曜日、珍しく孫たちの夕飯作りが早く終え、孫のマンションへ届けて、帰宅したがまだまだ明るい。
昨日より、だいぶ暖かくなり、夕歩きを少しだけしてみようと、思い立つ。
東風としたけど、北東の風。
いく分寒いけど、明るい分、苦にはならない。
もしかしたら、初花が見れるかも…。
ゆるい坂道を登り、薬師堂の桜を凝視。(笑)
うーん、まだだなぁ。固い蕾は、いつひらくのか、予想もできない。
桜の木の下の雪柳は、満開。
いつもここは、桜と雪柳のコラボが綺麗なんだが。

桜が咲けば、この辺りのお婆さん達は、この薬師堂で、花見を楽しむ。
昔からそうだったよう。

今日は、誰もいない、誰一人この道を通る人もいない。
道を挟んだ竹藪。竹が随分伐られてスカスカになっている。
その分明るくなって、この時間でも、それほど薄暗くもない。
夕月がくっきり。
随分、日が長くなったなぁ。
それもそのはず、明後日は春分。
本日は、彼岸の入りだった。




昨日の日曜は、前日の暖かさとは一転して、寒くて時々小雨のぱらつく一日だったのだが。

土曜から泊まっていた孫娘。
翌日曜は、一番の仲良しさんと、カラオケと焼肉のスケジュールを組んでいる。

焼肉屋さんは、すでにお友達のお母さんが、予約を入れてくれてたようで、その時間に合わせ、孫がカラオケ店に予約するという。
(土曜の夜、なにやら電話で長々と話してたが、その相談だったみたい。)

八時半に起床した孫、朝食の後は、そそくさと髪のセット。
ゆるい三つ編み。ちょっと苦労してたが、なかなか可愛い。(写真は撮らせてもらえなかった。)
約束の時間に、お友達が来て、二人をJRの駅まで送っていった。

二人とも、春らしいトレーナー姿。
寒くない?と何度も聞くばあば。
「大丈夫!」
それでも、二人とも傘も持参、電車の中ではマスクするからと、バッグに入れて。
駅の階段を上がっていく二人を見送り、帰路につく。

夕方、少し気になりLINEをすれば、写真付きで「サイコー‼️」と返ってきた。

カラオケはともかく、中学生だけで、焼肉とは!
我が中学時代と比較するのは、かなり無理ではあるけど、世の中変わったものだ。

お友達のお母さんも、孫の母親も、もうそんなの当たり前、になってるんだろうなぁ。
娘(孫の母親)は、金曜の夜、LINEで「日曜日、**、焼肉に行くけど、お金は上げないでね。ちゃんと渡しているから。」
















       春寒なんの 焼肉ナウの 少女たち
















       撮りますよ マスク外して ピースの春







日曜の夜には、孫のインスタのストーリーに、やっぱり友達とのツーショット写真が。
何故か、霜降り明星とコラボ(笑)

ところで、焼肉ナウ、なんて、今言わないみたい。
どうやら死語?

まぁこの記事、孫には絶対見せないけど。

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庭の花と、季語のこと

2024-03-17 01:34:00 | 日記


















       端正に 咲いて嬉しき 八重椿





















       仏花に剪る 庭の白と 黄水仙
























暖かな一日だった。
真っ青な空に、薄い雲がたなびく長閑な土曜日。

夕飯は、孫娘と二人、簡単にというか、手抜き料理で済ます。
孫娘はそれでも、大満足で嬉しそう。
「美味しい!みんな大好きなものばかり。」

今夜は、久しぶりに夫が飲み会。
ここしばらくの土曜は、いつもじいじが居て、孫娘はすこしばかり気詰まりだった様子。

女子どうし(笑)は気兼ねがいらない。お喋りして、時に大笑いしながらの、食事は私とて楽しい。

食後は、それぞれ、アイスやスイーツをたべながら、自由に過ごす。

暖かな夜、暖房もホットカーペットのみ。
孫娘は、明日の友達とのお出かけの支度などに余念がない。

私は、ちょっと気になってたことを、調べでみた。

(少し長くなります。季語のことなど、書いてみます。興味のない方はスルーしてください。🙇‍♀️)

〈日本俳句研究会のサイトと、ウィキペディアを参考にしました。〉

鎌倉時代、連歌の発句には、季節を示す言葉を入れないといけないという決まりがあり、それを整理した季語集が「白髪集」という。

時代が遡り、芭蕉の師匠筋の、北村季吟が「山の井」という「気寄」(季寄だろうか?)を編集している。
芭蕉のころにはすでに、歳時記的な書物は、一般的だったようだ、


鎌倉時代から、明治時代にかけ、
連歌→俳諧→俳句 と発展していくにつれ、季語はより多く、より重要となっていく。

季語は、当時の歳時記の作者が決めた とも言えるし、世俗を意識した人々が、決めたとも言える。

故に、季語認定協会のような組織は、存在しない。

時代にそぐわない季語は、消えていくし、新しい季語も勿論生まれる訳だが。

いつだったか、「プレバト」で中田嘉子さんが、詠んだ俳句に、ご自分が作った季語を使い、大絶賛されていたけど、その時夏井いつき先生も言われていた、新しい季語は、その句の出来が良く、より沢山の人が使うことに(皆が認める優秀な句を作る)よって、季語になりうる。
ということらしい。


(連歌は、五七五の発句と、七七の脇句の、長短句を、交互に複数人で、詠み一つの歌にしていく。)高貴な、貴族の遊びを、時代の流れで、発句のみを、高尚 風情だけでなく、滑稽な部分を入れることにより庶民にも広まっていったという。







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ミモザ

2024-03-15 00:21:00 | 日記














       長閑さや ホワイトデーは 倍返し













       うらうらと 蕾数えし 黄水仙

















       特売の 花ミモザ 晴れ晴れと午後
















       うっとりと 過ごす夜なり ミモザの黄








ホワイトデーの前日、夫は娘と私にお返しのクッキーを、わざわざ天神まで買いに出かけた。

ブルーフォンセのケーキやクッキーが好きな娘の為に。
(他にも、多分自分の買い物もあったみたいだけど。)
交通費も入れたら、まさに倍返し。(笑)

私などは、靴下とお酒をプレゼントしたので、「くれぐれも、お返しは無しで。ほんとに!」と本当に本音で言ったのだが。
まっ半ば、娘に、が本当のところだろうけど、有り難くいただいた。

美味しいクッキーを、コーヒーといただく。(ホワイトデーは、残念ながら季語ではない。)

庭に出れば、昨日よりまた少し暖かい。
庭の中ほどの花壇、今、夫は地区の用事が多忙で、手入れもしない、何も植えてない。
ただ黄水仙が、こんなところにも咲きだしてびっくり。
蕾がいっぱいで、明日明後日には咲くはず。

午後の買い物で見つけた、スーパーの花コーナーの、片隅のミモザ。
二輪だけ残っている。
丈が短く、その分安くなってる。
すぐさま、手に取った。

花屋さんや、モールの花コーナーのミモザは、大き過ぎて、活けるのが難しそうで、買うのをためらってきた。
鮮やかな、黄色、小さなふわふわの丸い愛らしい花。
欲しいなぁとずっと思ってたから。

ガラスの小瓶にとりあえず挿す。
やっぱり可愛い。
買えて良かった。
明日は、違う花瓶に挿そうかな。
こんな小花が大好き。

週末にかけ、気温は上がり、ようやく春らしくなる予報。
気持ちも明るくなる。



   昨日より今日 明日更に あたたかし


これは俳句?ただの天気予報。(笑)


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ウカンムリクリップ

2024-03-14 01:14:00 | 日記

















       春光を ひらく ウカンムリクリップ



























       花束の 解けしごとく 春夕焼















       諍いは ほどほどに 笑む春三日月






孫に教えてもらった「ウカンムリクリップ」
本のページの見開きに使う、
教科書、参考書の写したいところをノートに書く時に、手で押さえたりせずに済む、便利なクリップ。
今、人気の商品でなかなか手に入らないという。

先週、今週と続けて、日曜は大型書店の、文具コーナーを探したが無い。
やはり品切れしているよう。

ところが、今週、孫が小学生の頃によく行っていた、ステーショナリーやキャラクターものの文具が揃っている、C&Cという店を覗いたところ、ありました!
それも、数種類の色が揃っていて孫と二人、テンションが一気に上がってしまった。

最近の女子中学生、キティちゃんブームが来ていて、それは文具にも反映しているらしい。
クリップも、ほんとはキティちゃんが欲しいが本音で、ウカンムリは、ばあばの家に置いとく。という。

それならと、サンリオショップに行き、キティちゃんのクリップを買う。
ついでにボールペン。
小さなこれまたキティのクリップ数種。

この年でも、サンリオショップは、ウキウキする。(笑)
可愛い、綺麗、楽しいがいっぱいで、お店をぐるぐる。

孫が小さいころは、おもちゃや髪飾りやリュックなど買ったものだが、それは見向きもしない。
文具一筋。
とはいえ、キティちゃんの大きなクリップって、なかなかの存在感。
それ、中学に持って行けるの?と聞くと、ううん、さすがに学校じゃ使わない。家で使うの。なんかワクワクするの。友達も結構使ってるみたい。

という訳で、渋い色のウカンムリクリップ、私が主に使っているのだが、なかなか良い。
見たいページをしっかり挟む。
左右の厚さが違うと、傾くけど、薄い方に合わせて、バランスよく挟めば問題ない。
春の景色のページを開き、挟んで俳句など、捻ってみる。(簡単には浮かばず(笑))

今日は、ようやく安定した晴れの一日となった。
夕焼け空が綺麗。
そして、お月さまを観るのは、なんて久しぶりの事だろう。

白いお皿みたい。笑った口元にも見える。

娘と、ちょっとした言葉に、お互いがピリピリしたこの頃だったが、今日は、これまた不思議に、お互いの気持ちが、穏やかというか軽やか。
少し暖かくなり、明るくなった夕方。
いつまでも、意地を張ってちゃダメですよ、とお月さまが言ったような…。









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龍天に

2024-03-13 02:07:00 | 日記










       珈琲の お代わり自由 春の雨














       酸味濃き 珈琲香り 龍天に


















       龍天に 窓辺の花は うす水色





「龍天に登る」
春分の頃、龍は天に登り、雲を起こして、雨を降らすという。

ここのところ、雨続き。
今日は、大丈夫かなと思っていたら、夕方から降り出し、結構な雨量。
おまけに、また寒くなった。
悪天候の割に、花粉飛散も多い模様で、鼻や喉の調子も悪い。連日の頭痛も悩みの種。目も痒い〜。

スッキリしないなぁ。
だからという訳でもないけど、コーヒーばかり飲んでる。
家でも外でも。

若い頃は、春は一番好きな季節でウキウキしたものだが…
今では、ムズムズとイライラ。
なんとかしたい。



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