蒲公英の絮

四季折々の花や空の写真と、自己流俳句で日々を綴ります。

四月の庭

2024-04-18 22:06:00 | 日記















       散りてなお 蕊美しき 躑躅かな















 



        風清し 庭の紫蘭や 咲き揃う


















       暮れ方の 紫蘭のいよよ 華やげり














       カラー咲う 天心の春月 ま白
















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花水木と藤の花

2024-04-16 21:47:00 | 日記















       漸く晴れ 花水木の 白汚れ






















       花の名を 訊ねらるるよ 花水木



















       店囲む 優しきピンク 花水木



































       夕風の 軽きになりて 藤の花


















       山藤や 先客ありて 軽会釈





桜並木がある高校の道路、反対側は、花水木が数十本植えられている。

花水木と気づいたのは、数年前。
コロナ禍前くらいと思う。

その並木道沿いにある蕎麦屋さんにも、数本あり、ある日、ランチの蕎麦を食べながら、窓から「あっこれは花水木?」と気づいた次第。

そして、その時に道筋の花水木にも気づいた。
当初は、まだ低い木だったが、今年は、花を撮るのに苦労するほど高くなってる。

気になりながら、今日買い物帰りに行ってみたが、やはり白い花は、もう終わりかけていた。

ピンクはまだ綺麗だけど、電線が邪魔💦

で仕方なく、蕎麦屋さんの店を囲む花水木を撮影。
食べないのにごめんなさい、とちょっとおどおどしながら。

すると、蕎麦屋さんに入ろうとしている奥さま、
「あら、それ珍しい花なんですか?」と訊ねる。

「花水木ですよ。」と答えると、
あらーこれが花水木!
歌はよく聞くのに、花は知らなかった〜。とおっしゃる。

一瞬、二人の脳裏に(多分だけれどこの奥さまも。)一青窈の歌が、流れた。

「帰り(お蕎麦食べた後の)に私も撮りますね〜。」

「どうぞ、どうぞ。撮られてください!」
私、店主でもないし蕎麦も食べてない…のにね。

孫たちの夕飯を持って行き、帰宅後は、庭から眺めるだけだった、田んぼを挟んだ向こう側の、藤の花を観に、プチ夕歩きをする。


毎年、この紫色が、向こうから呼んでる気がして(笑)観に行かずにはいられない。

五、六分で到着。
年配の奥さまが、ちょうど携帯を構えたところだった。

こちらに気づき、少しはにかんだように、「娘に見せたくてね。」とおっしゃる。

「綺麗ですよね。
うちからも見えるんですよ。今年は早めに来ました。」
などと話し、離れてしばらく待つ。

お先に、と帰って行かれたけど、もしかしたら急かしたかも、ともうすこし遅くくれば良かったなぁと、ちょっぴり申し訳なく思った。

存分に写真を撮る。
夕方になってようやく晴れ、蒸し暑さも和らいだ。


そして、今朝の夢を思い出す。
今は岡山に住む無二の親友。

久しぶりに会う友だちは相変わらずの笑顔で、私の名前を呼ぶ。

なんだか可笑しな夢で、どこかのモール内を、別々に歩き、何度も出会う、みたいな感じ。
もっとちゃんと会話したり、お茶したり、ご飯を食べたかったなぁ、と夢から覚めて、そう思った。




















       春眠の ところどころに 友の声




(藤の花を見に行く道端の、草苺の花と、ベタな俳句&今朝の夢の話。本日のオマケです。(笑))





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春野

2024-04-14 23:27:00 | 日記



















       憂い放つ 春の野より 春空へ















       悩める子 春日傘さす 曇天日
























       春嶺の 蒼きを望む 橋の端


























       アップルパイ シナモンロール 春落葉















新学期が始まって一週間。
中3になった孫娘。
昨日、迎えに行った時から今朝まで、ずっとうかない表情。

クラスに馴染めないという。
仲良しはいるのだが、どうも気持ちが沈みがちの一週間だった、部活もなんだかつまらないと言う。

我が中学生時代とは、丸で違う世界、友人間のフクザツな心情、関係性等の大変さ難しさは理解はしたいが、
本音は「そんな小さい事、気にすることない、時が経てば、あーあんなに悩むことなかったな、と必ず思う。

ちっちゃいことは、気にするな、それ ♪ワカチコワカチコ♪ 」
と言いたいところだけど、本人は苦しいのだから茶化す訳にもいかない。
DNA的に、共通するものもあるから、理解も出来るしやっぱり可哀想になる。

「大人になれば、きっと〇〇の心地良い場所や、本当の友だちも見つかるよ。今が全てじゃない。」

とは、言っても、思春期真っ只中のまだ半分子どもの中学生には、響かないことだろう。

日曜は昼過ぎまで、リビングで、録画を観たり、何やら書いたり(描いたり?)出かける気もなかったようだが、昼食の準備を仕掛けた時、「ばあば」と覗きこみ「運動公園に行こうかな。」と小さな声。 

やっと動く気になったよう。

車で10分程の宝満川沿の運動公園へ行く。
シートと、途中で買ったパンと飲み物、日傘も忘れずに。

予報通りの27度越え、暑い。
けれど、だんだん曇って、いくらか涼しい風も吹いて来た。

木陰にシートを敷き、パンを頬張りお茶を飲み、写真を撮って、少しづつ笑顔が出るようになって来た。

公園の人出は、まずまず。
マスクの人は数えるほど。
コロナ禍は、終わったね、とぽつり。
幼い子が走って行く様を目で追い、かつての小さな頃、この公園で遊んだ頃の思い出を話したり。

公園を出て、川沿いをブラブラ歩き、野の草花や蝶々を撮影(蝶を撮るのは難しい💦)
橋のたもとで、遠くの山々を眺め、そろそろ帰ろうかな、と。

帰宅し、リビングの片付けを黙々と済ませ、帰り支度もし、ばあばの都合の良い時に送ってね、言った。
表情も幾分明るくなってる。

気持ちをうまく切り替えたかな。

又一週間頑張る。と小さく笑った。


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春暑し

2024-04-12 22:46:00 | 日記

















       永き日や 記念日の花の 大人色


























       春暑し しづかなカフェの 丸テーブル















       夕暮の また雨催い 松の芯






































結婚記念日は、大抵は花束を買ってくるか、ランチで済ます(笑)夫。

今年は、47年目。
年度はじめで、多忙を極める地区の区長(夫)。
飲み会も大変多い。

私は、特に不満はない。(笑)

全くおしどり夫婦ではない夫婦なのだが…何故だか夫は、結婚記念日だけは、忘れた事が無く、何かしたい風。(だからと言って、高価なアクセサリーとかバッグとか、豪華な食事とかは丸でない。)
今年はランチは無理だし、夜のご飯もいけないかな、と夫。何か欲しいものは?と聞くので
じゃ、と、鉢花をリクエストした。

そしたらなんとも、地味な、いやシックな、いや 渋い色の紫陽花。

これを花屋さんが薦めたとか(ほんとかな?)
でも、よく見るとちょっと素敵。
大人色?

そう言えば、先週金曜日、異動の娘。送別会にいただいたアレンジフラワー。
これも大変、地味というか…
でもよくよく見れば、センスの良い色合いだなぁ。

大きな花束とアレンジの二つをいただいて、アレンジフラワーはお母さんにあげる、と置いていった。

一週間経つがまだ綺麗。

大人色って合ってるのか、正しいのかわからないけど。

とにかく二つ、窓辺に置いてしみじみ眺める。
見るほどに好きになる…かな。(笑)


暑いくらいになった今日、庭の花がいつの間にか賑やかになっているのに、気づいた。

紫蘭が咲きはじめ、牡丹の蕾も硬いながら沢山つき、カラーも二輪、ピンクの躑躅も。ペチュニアも頑張ってる。

モッコウバラは、お隣のだが、我が家のブロック屏を越えてるのを撮影。(笑)



午後から金曜恒例の、モール歩き

スタバは、長い行列。新商品が出たばかりだからね、まぁ私は今日じゃなくても良い。
で、タリーズへ。
余裕で座れて、まったりと、抹茶のフラペ。
美味しかった。

早めに帰宅したけど、ウォーキングはパス。
モールで、六千歩歩いてるから良しとして。

それからもう一つの言い訳。
腰痛と、右足全体が痛い最近。
坐骨神経痛かも、とかかりつけの若先生の見立て。
重い物持ったり、歩き過ぎは駄目ですよ。とおっしゃったので。

蒸し暑い夕方、雲が厚くなって来た。
ペチュニアの隣の松。松の芯がいっぱい。

「雨、降るかな?」
と言いながら、傘は持たずに飲み会に出かけた夫。
先程、帰宅。どうやら降られずに帰って来た。




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社中展

2024-04-11 02:31:00 | 日記





































       目標は 「大賞」と呟いて 春

























































       子に頼る モバイルオーダー 山笑う





















       麦青む 歩む背筋を 伸ばしけり


















       紫雲英詰む かの日の子らの 一途な瞳










書道教室のY先生から、LINEが来たのは、二月の中旬だった。

「社中展が、四月6、7日、アクロス福岡であります。
**ちゃん(孫の名)は奨励賞です。
今年は、入賞は展示されません。
奨励賞以上だけです。
よく頑張りました。
日頃の頑張り、成果を是非、会場でご覧になってください。」

まだまだ先の事と思っていたが、あっという間にその日が来た。

孫は、本音はあまり行きたくない。だって作品は返ってくるんだから。
 
席書大会の展示も、毎回必ず太宰府天満宮に、観に行くじじばば。

社中展!絶対行くでしょ!(笑)

ところが、夫は、地区の年度始まりで多忙。土日は、全く時間がとれないこととなった。

写真いっぱい撮ってきて、と頼まれ、孫にはご褒美のお小遣い。

孫はやっと行く気になったよう。
たまには天神も良いかな。帰りはパルコに行ってもいいよね?
ソラリアのスタバも。
という事で、一緒に出かけた。

天神駅から、5分ほどの近さ。
地下街からもいけるけど、行きは地上を行く。
意外にビル風が冷たかった。

会場は、地下2階。
夕方とあってか、人出は少なかった。
入り口付近は、立派な作品が並ぶ。
大賞は、やはり素晴らしい作品ばかり。
続いて、準大賞。
奨励賞、と続く。
孫の作品を見つける。

掛け軸に貼られた作品は、やはり見栄えが違う。
奨励賞でも、素晴らしいと、婆バカは思う。
しっかり撮影。

だけど、孫はなんとなく元気がない。
今度は、大賞…準大賞でもいい。
取りたいな…。とぽつり。

その意気!そうそう、上を目指そうね。
でもここに展示されるって凄いことよ。
奨励賞でも、よく頑張ったと思う。
ばあばはここに、観に来れて嬉しい!
来年も絶対に来たいね、と言うと、孫、小さく頷いた。

さぁ、じゃあ美味しい物食べよう。
パルコもスタバも行こう!

結局、地下街のタン塩屋さんで夕飯。(孫の好きな店。)
大したご馳走でもないのに、孫はこれが良いといい満足気。

パルコを地下から八階まで上がりぶらぶらして、結局何も買わず(笑)スタバでは、やっと空いた隅の席から、スマホでモバイルオーダー(これ、未だに一人じゃ出来ない(笑))



割と早く帰宅して、いつもより少しだけ早く就寝。
翌々日から、新学期が始まるせいで、少し不安気な孫。

日曜は、午前中、イオンへSuicaの、新しいソフトを買い、マンションへ帰って行った。


思ったより、早く一人になり、れんげや白詰草が咲く道を久しぶりに散策した。
麦も随分伸びて青々としている。

ピンク色に染まる蓮花畑。
孫たちが小さいころは、両手いっぱい詰んで、楽しそうだった。

あの小さかった子たちは、もう中3と小6。
最上級生の一年間はあっという間?かな?




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