憂い放つ 春の野より 春空へ
悩める子 春日傘さす 曇天日
春嶺の 蒼きを望む 橋の端
アップルパイ シナモンロール 春落葉
新学期が始まって一週間。
中3になった孫娘。
昨日、迎えに行った時から今朝まで、ずっとうかない表情。
クラスに馴染めないという。
仲良しはいるのだが、どうも気持ちが沈みがちの一週間だった、部活もなんだかつまらないと言う。
我が中学生時代とは、丸で違う世界、友人間のフクザツな心情、関係性等の大変さ難しさは理解はしたいが、
本音は「そんな小さい事、気にすることない、時が経てば、あーあんなに悩むことなかったな、と必ず思う。
ちっちゃいことは、気にするな、それ ♪ワカチコワカチコ♪ 」
と言いたいところだけど、本人は苦しいのだから茶化す訳にもいかない。
DNA的に、共通するものもあるから、理解も出来るしやっぱり可哀想になる。
「大人になれば、きっと〇〇の心地良い場所や、本当の友だちも見つかるよ。今が全てじゃない。」
とは、言っても、思春期真っ只中のまだ半分子どもの中学生には、響かないことだろう。
日曜は昼過ぎまで、リビングで、録画を観たり、何やら書いたり(描いたり?)出かける気もなかったようだが、昼食の準備を仕掛けた時、「ばあば」と覗きこみ「運動公園に行こうかな。」と小さな声。
やっと動く気になったよう。
車で10分程の宝満川沿の運動公園へ行く。
シートと、途中で買ったパンと飲み物、日傘も忘れずに。
予報通りの27度越え、暑い。
けれど、だんだん曇って、いくらか涼しい風も吹いて来た。
木陰にシートを敷き、パンを頬張りお茶を飲み、写真を撮って、少しづつ笑顔が出るようになって来た。
公園の人出は、まずまず。
マスクの人は数えるほど。
コロナ禍は、終わったね、とぽつり。
幼い子が走って行く様を目で追い、かつての小さな頃、この公園で遊んだ頃の思い出を話したり。
公園を出て、川沿いをブラブラ歩き、野の草花や蝶々を撮影(蝶を撮るのは難しい💦)
橋のたもとで、遠くの山々を眺め、そろそろ帰ろうかな、と。
帰宅し、リビングの片付けを黙々と済ませ、帰り支度もし、ばあばの都合の良い時に送ってね、言った。
表情も幾分明るくなってる。
気持ちをうまく切り替えたかな。
又一週間頑張る。と小さく笑った。