蒲公英の絮

四季折々の花や空の写真と、自己流俳句で日々を綴ります。

盆の月

2024-08-12 22:11:00 | 日記















       実紫 仄 心なし風優し



















       客去りて 夕飯前の 盆支度




















       大宇宙 ちっぽけな我 盆の月










今年は、義母の初盆(新盆)だった。
だった、って変。お盆の入りは明日からなのだが…。

一周忌と初盆の法要は、七月末に済ませていたので、仏壇の掃除や、灯篭などの設えはしてあり、あとは8月13日から15日の間に、義弟たち家族の仏様参りの際の軽食&お喋りに付き合うくらいの
常のお盆よりはずっと楽(長男の嫁的に(笑))なのだが。

この地の風習、初盆の家には近隣、少し大袈裟に言えば村中の人たち、そして親戚が、お参りに訪れる。

義母は、昨年7月3日に亡くなった。
ざっくり数えて、この年が初盆と思い、お参りに来られた方も居た。
それは想定内なので、お参り客へのお返しの品を用意し、多分20名くらいの方をお迎えしたのだが。

昔とは時代が変わり、初盆参りは重要視しない…忘れている人だって居る。命日から一年以上過ぎてることだし、
他人にそんな関心もなく、風習は廃れていくばかり。
そんなに大勢は来られないよ、と夫。

ところが、八日を皮切りに(この言い方は妥当かどうか…。)

一人、二人、あるいは二人連れだったり…とお参りに来られる。

午前中だったり、午後3時〜5時くらいまで。突然。

時間がわからないから、外出時間は出来るだけ控えるは無理なので、短時間で切り上げて。
夫はその間も、地域の出ごとは必ず行くので、私が一身に背負うことになる。

大した事ではない。
仏様にお参りしていただき、冷たいお茶とお茶菓子を出し、ちょっと世間ばなしをしたり、この異常な暑さを嘆いたり、お帰りの際に、後仏前、お供えのお礼の品を渡すだけ…

なのに、この五日間でクタクタ、軽い熱中症の風情(笑)
時間と体力気力に余裕がない💦ところに、尋常じゃない暑さ。

頭痛と腰痛の酷さに、とうとう昨夜は気持ち悪くて、珍しく食欲も失せ、早めに就寝。
 
こんなに愚痴っちゃ罰当たりだし、義母に申し訳ないなのだが。

夕方、雲間に上限の月が白々と見えた。
夕暮れ時の空が美しい。

小紫の実が早くも薄く色づいている。
お参り客の、どなたが言われたが、朝晩は気のせいか、いくぶん涼しく感じますね。
そう言えば、ほんとにほんの少しだけ、涼しいかも。

(週間予報は、相変わらず最高気温38度がずらっと並ぶけど。)

午後四時くらいのお参り客を見送り、多分これで終わりよ、という夫。

お迎えの盆提灯を箱から出して組み立て、とりあえずのお盆支度終了。

明日は、義弟の長男(甥っ子)が訪れる。
10時ころお邪魔します。と電話があった。



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昨日は…

2024-08-08 21:00:00 | 日記















       秋立ちて キリンの首の 長い訳
























       秋隣 キリンの懐く おとうさん










































       イルカ泳ぐ 水槽のきら 晩夏光










































       雲の峰 ハンバーガーに 旗ピック




















昨日は立秋。
毎週水曜は、孫達の父親の仕事が休みということで、夏休み中は、週一、日帰り旅行の日程が組まれているよう。

立秋のこの日は、早朝から長崎、佐世保の動植物園と水族館へ。

子煩悩で心優しい父親、動物にもよく好かれるそう。
孫の動画の中、小6の孫には知らん顔だったキリン。父親に近づき、更に長い首を曲げ、父親の顔に大接近。(笑)

孫たちが、帰宅して、開口一番話したことがそれだった。

最高に楽しい1日だったよう。

沢山の写真と動画を送ってくれたが、整理するのに一苦労💦

ハンバーガーは、「佐世保バーガー」と思うけど、違うのかも。

暦は秋だが、とにかく暑い💦💦
空を見上げれば、やっぱり夏空、夏の雲。

けれど、少しづつ日は短くなり、今日夕方には、つくつくぼうしの鳴き声が。

残暑は厳しいけれど、秋は少しづつ近づいて…いるのだろう。






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筑後川花火大会

2024-08-06 23:05:00 | 日記























       浴衣の子 サイドの三つ編み ゆるふわ





























       水の祭典 シメを飾りし 大花火





























       大花火 筑紫次郎の 水面に華






















































  



























       極彩の花火 極上の 熱帯夜



















       旱天や エアドロ動画 スクショして





昨日は孫娘、夏休み前から楽しみにしていた、筑後川の花火大会見物。
友だちと、念入りに計画して、電車の時間、衣装(笑)小物なども決めていたよう。

「ばあば、浴衣着せてね。」は快諾したものの、帰宅時間が遅いのが気がかり。
母親(我が娘)の門限には到底無理がある。
八時に帰宅って、花火が佳境の時、いや佳境前に帰り支度をしなければならない。

友だちは、最後が面白いんだよ。最後を観なきゃ意味がない、みたいなことを言ったそう。

そりゃそうだ。
ただ翌日は、高校の学校見学が控えている。

母親、我が娘には、私が駅まで送迎しその夜は、こちらに泊めるから。
孫には、友だちと諍いが起きないよう、最後まで居てもいいけど、帰りの混雑はよくよく考慮して、危険がないようにしようね、といい含めた。
中三の女の子二人だけの、夜の外出はやはり心配。

とはいえ、中学最後の思い出作りのひとつなんだろう。
できるだけ思いは叶えさせてあげたい。

二人で話した結果、終わりまで観るのは諦めたよう。
(これは知らされてなかったので、かなり遅い帰宅を覚悟していた。)
思いがけず早い帰宅、LINEで、今電車に乗ったよ、の連絡が来たのは9時10分前。
慌てて、車で迎えに行く。

浴衣姿の女の子二人、駅舎の階段を降りてくる所に、ちょうど着く事ができた。

この日、久留米は最高気温39.5度。
夜になってもあまり気温が下がらず、厳しい暑さ。急な夕立もあった。

家に着くと、さすがにぐったりした様子の孫だったが、楽しかった!最高だったよ!
感動した〜。
と、しばらく浴衣を脱ごうともしない。
ばあば、ありがとう。
浴衣着崩れもしなかったし、帯もこの結び方可愛くて良かった〜。
と嬉しい言葉。

花火の写真、ばあばのスマホにエアドロ(エアドロップ)しておくね。

本日は朝8時前に、学校見学へ行く孫娘を駅まで送り、お役目終了。

大変疲れた。

そしてエアドロしてくれたのは良いが、全て動画!それをスクショして…(アナログ婆さん、これしか思い浮かばず😭)
なんだかとても草臥れた一日。

「筑紫次郎」日本有数の暴れ川である筑後川の別名。

週間予報はなるべく見ないようにしているのだが…。
やっぱり…の予報に愕然。

旱天は、日照りの傍題。
一雨欲しい。いや二雨、三雨くらい。

余談だけど、孫娘は大きな音が大の苦手。
打ち上げ間近で見上げる花火、大丈夫だろうか、と内心心配してたのだが
「最初、少し怖いって思ったけど、あまりの綺麗さに感動が先だったみたい。慣れたよ。
けど、新たな恐怖がわかっちゃったー。
花火を見上げると、吸い込まれそうな感覚。フワッと身体が浮いちゃいそうになる。お腹がぎゅっと痛くなるの。」

わかるようなわからないような。(笑)

花火の動画、「音」が鮮明に入り(当たり前だけど)リアルな大音響は迫力がある。
私にとっては、最高のお土産だった。




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夏休み

2024-08-04 23:30:00 | 日記















       日々草 ブログ開かぬも 些事として




































       涼しさや シュガーアートの 女の子























       夏休み チョコ好きっ子の チョコ日記









































       遠き日を 連れくる波か 夏の海






一日開かなかったこのブログ。
先程…と言っても二時間ほど前、ようやく開いた。💦

数日前孫娘から、LINEで送られて来た写真。
水曜日に、父親に連れて行ってもらったももち浜ドライブ。
孫の好きなレトロな喫茶店や、商店街、海辺の景色など。

話を詳しく聞いてもないし、なんだか焦って俳句も浮かばない。

中七は、中八になってる句とか…だけど、もう寝たい。(笑)
後日推敲するかも、です。

(今朝、二句目を推敲しました     
粉糖アート→シュガーアート   でも、正しい名称はわからず😢どちらも違うのかも。    本日孫に聞いてみます。)



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俳句百物語

2024-08-02 23:16:00 | 日記












暑い暑い毎日。
そんな夏の夜にふさわしい、怪談の「俳句」

月刊俳句誌、八月号の特集。
俳句百物語。
とても興味深く読んだけど、その中の「倉阪鬼一郎…小説家であり俳人」の30句セレクションと解説を紹介。
(解説は割愛🙇‍♀️)




Ⅰ  マージナル(両義的)な光景


   稲妻に道きく女はだしかな          泉 鏡花


        流燈や一つにはかにさかのぼる             飯田 蛇笏



   囀りやピアノの上の薄埃         島村 元


         頭なき百足のなほも走るかな       山口 誓子



   死と書きて消す露濡れの秋茄子      平井 照敏



   背泳ぎの空のだんだんおそろしく     石田 郷子




II  危機的な光景


   爛々と昼の星見え菌生え         高浜 虚子



         赤き火事哄笑せしが今日黒し        西東 三鬼



         水を、水を 水の中より手がそよぎ      坂戸 淳夫



   一片の餅に血がさす誰か死ぬ        三橋 鷹女



   ローソクもってみんなはなれてゆきむほん   阿部 完一



         くわらくわらと 藁人形は 煮られけり      寺田 澄史





Ⅲ  深淵と虚無


   人殺す我かも知れず飛ぶ蛍        前田 普羅



       草二本だけ生えてゐる 時間       富澤 赤黄男




    おそろしき般若のめんのうらを見る    阿部 青鞋




    雛壇のうしろの闇を覗きけり         神生 彩史




    わたくしのうしろを殺す氷柱かな     柿本 多映




    今死なば瞼がつつむ春の山          斎藤 玄




    隙間より雛の右目の見えてをり      小豆澤 裕子




             太古よりあゞ背後よりレエン・コオト   攝津 幸彦




Ⅳ  出現する怪しきもの


     顔古き夏ゆふぐれの人さらひ      三橋 敏雄




               野遊びの児を暗き者擦過する      永田 耕衣





     枕辺に夢みよと誰が藁捨て置く    大原 テルカズ





               貌が棲む芒の中の捨て鏡        中村 苑子





     あじさゐに死顔ひとつまぎれをり    酒井 破天





                幽霊が写って通るステンレス      池田 澄子





     れんこんを板になならべて死人立つ   安井 浩司




Ⅴ  時代と世界の恐怖


                  戦争が廊下の奥に立ってゐた      渡邉 白泉




      征く人の母は埋れぬ日の丸に             井上 白文地




                  神父百人風船売りを取り囲む          深町 一夫





怖さの種類もいろいろ。
「うしろ」や「隙間」のゾッとする俳句。
「時代と世界の恐怖」は今でも起こり得る、そして同調圧力の怖さ。

少し背筋がひんやりしてきましたね?








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