佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

長岡市制100周年・合併記念事業ファイナルイベント

2007年03月27日 21時12分34秒 | 合唱

 

 土曜日のファイナルイベントです。

 

 

 長岡市では、合併や市制100周年を記念して、

様々な行事を催してきました。

そんな中、1昨年の11月、

昨年11月のメンデルスゾーン「讃歌」の演奏会のために、

長岡フェニックス合唱団が結成されました。

およそ1年間の間に、讃歌に向けての練習の他、

新長岡市歌のレコーディングや、市のイベントに出演。

そして、丸1年間練習した「讃歌」の演奏会を持って、

本来、解散するところでした。

しかし、フィナーレを飾るために、

イベントが新たに計画され、

オーケストラを新たに公募。

合唱団は、長岡フェニックス合唱団の延長とともに、

新たに公募のメンバーを加えて、先日まで練習が続きました。

そして、その練習の成果を、このイベントで発表したわけです。

 

 

 当日は、合唱団は10時集合。

発声等をして、リハーサルを行いました。

実は前日の合わせに参加して、「えらいことになったな」と

思っていました。

というのも、3月4日のオケ合わせを休んでいたので、

どんな感じになるかが全く分かりませんでした。

で、前日の練習。

合唱団はオケの後ろで歌うわけですが、

何と合唱団は7列。僕はその最後尾。

天井の反響版が本当に近かった(笑)。

そして、響かないホールと、アマチュアのオケのため、

オケと合唱のバランスが非常に難しかったです。

僕が歌った場所では、合唱団の全体の音がほとんど聴こえず、

隣の人の声しか聴こえませんでした。 

前列の方の人は声が聴こえるのでしょうが、

いやー、大変だなと思ってその日は帰りました。

 

 

 で、当日リハ。

やっぱり、合わせを何度かしてきていたので、

オケと合唱が上手くミックスされてきたのが分かりました。

バランスは客席じゃないと分かりませんが、

合唱の音もいくらか聴こえてきましたし、

オケの音もまとまりが出てきていました。

 

 

 リハの後は、結構時間が空きました。

14時開演で。第1部のトークセッションは聞けず、 

第2部の記念コンサート。ほぼ予定通りでした。

 

 

音楽監督・指揮:船橋洋介。

ソリスト・客演コンサートマスター:大谷康子(ヴァイオリニスト)

管弦楽:長岡フェスティバルオーケストラ

合唱:長岡フェニックス合唱団

 

演奏曲目:ワーグナー/ニュルンベルクのマイスタージンガーより前奏曲

       サラサーテ/ツィゴイネルワイゼン

       シベリウス/交響詩「フィンランディア」op.26

       ヴェルディ/アイーダより「大行進曲」

       混声合唱のためのカンタータ 土の歌より「大地讃頌」

       (作詩:大木惇夫、作曲:佐藤眞)

       長岡市歌 笑顔いきいき

       (作詞:小林多加志、補作詞:眞木準、作曲:三枝成彰)

 

 

 客席は思ったより入っていました。900人くらいでしょうか。

オケの人たちは、本当に良く練習したと思います。

合唱は3曲だけですが、オケは他にも何曲もあって、

今回のためだけに結成されたということは、

1年間の活動を経たフェニックス合唱団とは

状況がちょっと違いました。 

でもそのため、非常にまとまりとか勢いは良かったようです。

 

 

 合唱はヴェルディ「アイーダ」の大行進曲。

あの有名なやつです。サッカーでも歌う曲。

これは、オペラとしては本当に大規模なので、

オケ付きで歌える機会は本当に貴重。

しかし、オケがパワフルで、

100人強のオケと対する部分では、バランス的には難しかったです。

しかし、本番に向けて音が馴染んできて、

本番の演奏は一番良いものになったと思います。

客席で聴いてみたかったなと思いつつ。

 

 

 で、大地讃頌。

オケ版は、讃歌の時も歌いました。

ピアノ伴奏と違って入りが非常に難しく、

ピッチがなかなか本番まで安定しませんでした。

本番はギリギリだったかなと(苦笑)。

でも、合唱自体の良さは一番出たと思います。

 

 

 最後は新長岡市歌。

この曲、ピアノ伴奏のときは、・・・・・と思っていたのだけど、

初めからオケ伴奏を意識していたのかなと。

讃歌の時も歌いましたが、

最後を飾るに相応しい音が鳴ったのではと。

 

 

 レセプションも参加して、

これで、フェニックス合唱団としての活動は終了。

続く?なんてお酒の席での話でしたが、

市民合唱団の本来の活動もありますし、

1年4ヶ月、一旦終了するのが良いのではと思います。

いやー、でもあっという間でしたね。

でも、これだけ長い期間というのも珍しい。

いろいろ貴重な経験と、勉強をさせていただきました。

これについては、また項を改めて、

じっくりと書きたいと思います。

言いましたよね?大合唱の考察と長岡の合唱状況の考察。

一歌い手として楽しみながら感じたことを

追って書きたいと思います。

 

 

 関係者の皆さんに、心よりお礼申し上げます。