ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧神岡町北楢岡を往く(その6)

2018年10月07日 | 旧神岡町を往く

●歩いた日:2018年9月2日(日)

●歩いた所

  ・北楢岡:町頭、下新屋、布田谷地、北楢岡、金助谷地、沖田、一本木、小山田、沼の上

●歩いたログ(足跡)(道のり5.7km)

(以上の地図:国土地理院)

 桜並木の古い道跡と思われる南西側の端の一角に、大きな石碑と地蔵堂が建つ。その脇を通り抜けて、今度は「北楢岡」の街の南側外縁を通る道に入る。一旦水路際の道を西に向かって桜並木のそばにあった先ほどの家の様子を南側からうかがって引き返し、家々が密集する間を南西に進むと十字路に至る。そこで振り返ってカメラを向ける。

📷009:「一本木」の道角

 奥から手前に歩いてきたところ。道奥に小さくゴミ集積所が写る。その向こう側が前掲写真の桜並木がある場所である。道が赤っぽいのは、埋設されている消雪用散水設備から出る水に、鉄分が多く含まれているせいだろう。

 手前のゴミ集積所のところを右に行くと南側外縁を行く道であるが、この十字路をまっすぐ突き抜けて南に(写真背後に)進む。ここから「一本木」になる。大きくカーブしながら進むと、脇に木立に囲まれた小さな神社がある。

(「一本木」の「翁木稲荷神社」)

 鳥居の脇に標柱が立つ。それには、「昔、この社の境内にタモの大木があった」とある。また、「地名への・・」には、「一本木は目印になる独立木の呼称。ここの地名は稲荷神社の一本の大きなタモの木が地名の由来といわれている」とある。

 神社から少し行くと丁字路に突き当たる。ここを右に行ったすぐ先に、500歳野球の主会場である「神岡野球場」がある。また、私の手元にある地図を見ると、この野球場のそばに「北楢岡飛行場跡」の記入がある。戦争末期に作られた飛行場と思われるので、S23年の航空写真に写っていないか確認してみたい。

 丁字路を左に曲がり、少し進んだところで神社の方を望む。

📷010:「一本木」の「翁木稲荷神社」2

 鳥居のところが「翁木稲荷神社」。神社の木立のすぐ向こう側の道を右から左に進んでこの道に出てきたところ。鳥居脇に白い標柱が見える。鳥居へ向かう草むらは、田んぼの畦畔にしては少し太過ぎるように思われるので、神社の参道だろうか。

 さらに北に進む。道の右に広がる田んぼは「小山田」である。Y字路を右に進んで、左側に家が建ち並び、右側には田んぼ広がる、大きくカーブする道を東に進む。やがて道は公民館、「南翁寺」の墓地の裏手に至る。この辺りはどんな名字が多いだろうと墓石を見回し、また少し東に進んだところで振り返る。

📷011:「沼の上」の一角

 道の左側は「沼の上」である。「沼の上」も「小山田」も、「雄物川」沿いの低湿地に続く小高い台地に由来する地名のようである。

 道奥右側に「南翁寺」の墓地、手前右側の青い屋根の間から黒っぽい寺の高い屋根がのぞいている。

(その7に続く)


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