ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★田沢湖スキー場、三たび(その2)

2017年04月20日 | 山・麓歩き

●出かけた日:201744日(火)

●歩いた足跡(ログ)

(以上の地図:国土地理院)

 かなり疲れてきたが、もう少し、もう少しと思いながら登り続ける。

 だいぶ標高が上がって、右側の稜線と同じ高さ位までに達する。

 中央から右側にわたって、雪が塊のようになって付着している様は見事である。雪の中は岩肌なのであろう。すると、その辺りが狭い尾根になっている場所と思われる。この辺りでもまだ頂上までたどり着けるとは思っていない。

 やがて、右側の稜線を下に見るようになる。尾根が細くなって、両側がかなりの傾斜で谷に落ちている場所に達するが、その距離はそんなに長くない。慎重にそこを登り切ると、稜線の向こう側に、地肌を出して所々から噴煙を上げている「女岳」と、その向こうの山々が見えてくる。

 急に傾斜が緩くなる。この時、濃いガスに覆われ、視界が利かなくなる。そこを少し進むと、溶岩のような大きな雪の塊がある。

 何だろうと横に回ると、木の一部が雪からほんの少し出ている。それで、これが「男岳」頂上にある祠が雪を被った姿と知る。

 それとわからないうちに頂上に到着していたことになる。なんか達成感が今一つ湧かない。こんな山登りもあるのかと思ってしまう。頂上が見えなかったせいかもしれない。

 登り始めてから約4時間、第3リフト降り場からでも2時間程度、我ながらよくたどり着いたと思う。

 「男岳」の頂上はあまり広くない。東から南側にかけてかなり急な斜面になっているので、西風による雪庇があるかもしれないと考えて、祠からあまり離れないようにする。

 ガスが少し引いてその隙間から周囲の景色が見え隠れするが、「男女岳」や「阿弥陀池」はよく見えない。頂上で雲間から覗かれた景色の写真を何枚か掲げる。

 「田沢湖」を望んだ写真。向こう側から登って来たところ。右側の雪の盛り上がりが祠で、二つの小さな黒い部分が祠の一部である。「田沢湖」の上にかかる雲は、ここと同じくらいの高さか。

(その3に続く)


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