ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★春たけなわの「八塩山」に登る(その1)

2020年05月29日 | 山・麓歩き

<「秋田県由利本荘市東由利」の「八塩山」付近の案内図>

●出かけた日:2020年5月15日(土)

●「八塩山」の位置

●歩いた足跡(ログ)(道のり:4.1km)

以上の地図:国土地理院)

 ブログの山行記事を読んでいたら、「八塩山」に登ると「鳥海山」が眼前に聳え、東には「仙北平野」を含む「横手盆地」が、西には「日本海」が望めるとありました。それを読んで、とりわけ、そこから是非「仙北平野」を眺めてみたいと思い、急に「八塩山」に登ってみたくなりました。
 しかし、「八塩山」が「由利本荘市」の「旧東由利町」にあることは知っていたものの、具体的な知識はまったくなかったので、登山ガイドの「秋田県の山」で下調べをするとともに、5月上旬の晴れ上がった日に、ドライブがてら、妻と二人で下見に行って来ました。
 「出羽丘陵」の芽吹きの景色を眺めながら、「雄物川」左岸の道を南下して「国道107号」に出、小さな峠を越えて「由利本荘市東由利」に入ります。「東由利」の中心部の少し手前で左折して、麓にある「八塩いこいの森」を目指しました。いこいの森からさらに「八塩ダム」の脇を通って山道を登っていくと登山口がありました。そこまで我が家から1時間15分ほどで意外に近いなと感じました。帰りは、できるだけ人と接しないようにしつつも、あちこち道草をして家に戻りました。
 そして、5月15日(金)に一人で登りに出かけました。この日は、天気は晴れでしたが、黄砂の影響のためか、薄い雲がかかってぼんやりとしております。これでは「仙北平野」は見渡せないかもしれないと思いつつ車を走らせました。(以下、本文調で)

 「国道107号」から分かれて南に少し行った麓の集落から望んだ「八塩山」である。

 台形状のどっしりした姿である。妻と下見に来た時は斜面にだいぶ雪が残っていたが、この日はすっかり消えていた。
 下見の時と同じ道をたどり登山口には10時頃到着。まずは登山口の案内板の写真から。

 現在地は「鳥居ノ沢登山口」。「八塩山」は標高713mで「出羽丘陵」の最高峰とある。
 次は登山道の案内板。

 頂上には神社のほか、あづまやと休憩所(山荘)がある。「秋田県の山」でコースは決めてきたが、「風ぴらコース」を登って「鳥居長根コース」を下ることにする。私より一足先に同年配の夫婦が登り始めた。頂上まで1時間20分とあるが、できるだけゆっくり歩くことにしてスタート。
 登山口の様子である。

 杉林の中を登っていくようだ。少し進んだところで振り返る。

📷001

 道のすぐ奥が登山口で、この辺りは緩やかな登り。草木の緑が初々しい。
 道端に「エンレイソウ(延齢草)」と「サンカヨウ(山荷葉)」が、大きな葉を広げあちこちに咲いている。こんなに群生しているのは珍しい。

 濃い茶色をした「エンレイソウ」は、いつ見てもじみな花だなあと思う。白花もあるようだ。
 さらに少し行くと道はジグザグになる。

📷002

 左奥から来てジグザグ道を方向転換したところ。数回道を折れると小さな尾根に出る。その尾根を少し進んだところで振り返る。

 道奥のところで右手からこの尾根に出たところ。幼木だが「ブナ(橅)」の新葉の緑がきれいだ。
 行く手はすぐ「風ぴらコース」と「鳥居長根コース」の分岐だ。

 「鳥居長根コース」はこのまま尾根を登りつめる道のようだ。

(その2に続く)


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