テラの四季ー 風の色、光の色ー

地球を歩く・南伊豆の四季、さまざまをお伝えします。

ウバユリ

2011-08-03 04:25:20 | 四季の花
テラではアプローチの坂道沿いに初夏になると毎年ウバユリが咲きます。
4月下旬ごろになると、百合にしては珍しいハート型の大きな葉をつけ
茎をスクッと伸ばし蕾を膨らませてくる。ユリ科ウバユリ属の多年草で山地の森林に
自生するとされていますが、この頃は見かけることもめっきり少なくなって来ました。
花は薄黄味を帯び百合としては地味ですが、なぜウバユリなんて可愛そうな名を付け
られたのだろう・・と思っていましたが、今日こんな記事を見かけたのでご紹介しましょう。


「ウバユリの開花が近づいたようだ。4月の下旬頃は瑞々しく多かった葉が,花茎が伸びて
ツボミがふくらむに連れ,葉は見る影もなく ... 「昔の人はこの様子を見て,娘が花の
十八になるころ,世話をした人が歯(葉)のない姥になるのにひっかけウバユリと言われたとか・・。」

森の木陰に控えめに咲くウバユリを見て思ったことでした。



テラ・憩いの里ホームページ

アロエ満開の南伊豆

2011-01-13 16:13:24 | 四季の花
寒い冬の日、思い切って外を歩くと、南伊豆では
赤いアロエの花が満開・・。
冬枯れの景色の中で赤いアロエがシャキッと首を伸ばし
咲いている様は、とても元気をもらう。
思わず背筋をシャンとして、こちらも歩いてしまう。
今下田のアロエの里も青い海に向かってアロエが満開だ。
写真は水仙まつりで賑わっている爪木崎のアロエ、後方に
白い爪木灯台が見える。
テラの薪ストーブで暖をとり、季節の先取りはいかが・・?

2月の河津桜もまもなく・・。
花列島の伊豆に住むことができる幸せに感謝・・。

テラ・憩いの里ホームページ

雨に紫陽花が美しい!

2009-06-11 09:54:50 | 四季の花
例年より遅れ、東海地方も梅雨入りを迎える。

テラ・憩いの里も梅雨の花「紫陽花」の美しい季節を迎えました。
入り口のガクアジサイ、センターからログペンションへのあじさいの道、そして庭の紫陽花、思い出の「墨田の花火」(右端)も花を開きました。

下田でも城山は15万株、300万輪の花で山一面が覆われ「あじさい祭り」が始まりました。
小雨降る中、紫陽花を楽しむのも一興、お訪ねになりませんか。
    

季節便りーさくら

2009-04-23 11:56:05 | 四季の花
私たち日本人が心ときめかす桜の季節・・。
ニュースで桜前線の北上を見、かの地に思いをはせ・・、
花見のプランを練り、胸を弾ませているうちに、あっという間に
桜は風に、雨にひらひらと散り始めてゆく・・。
またその風情も日本人にとっては捨てがたいものである・・。
写真は松崎町那珂川沿いの桜並木と散り敷くように川面をおおう見事な桜の花びらである。

アロエ豆知識

2008-12-22 19:30:07 | 四季の花
<アロエ豆知識>ーアロエの里HP参照  
☆アロエの花言葉は
「永遠の健康(とわのけんこう)」
■キダチアロエのプロフィール
原産地:南アフリカ共和国
学名:Aloe alborescens (アロエ・アルボレッセンス)ラテン語にても樹木状のという意味もある。
開花期:11月~1月
特徴:キダチの名は「木立ち」から原産地では数mの樹木状となる。日本の気候によく馴染み日本でアロエといえばこのキダチアロエを指す。
花:赤橙色、環境によって濃淡がでる場合がある。開花株より1本の花穂を出し、数百の小さな花を咲かせる。開花期は2ヶ月ほど。花は無臭、蜜はあり天ぷらなどに利用される。食材・加工食品・染料・調味料・化粧水など用途は広い、地元の女性はアロエの焼酎漬けを寝酒にしたり、化粧水に加工したりして楽しんでいます。
基本的に全葉を用いるが、外皮を剥いたゼリー質には苦味が少なく,、皮をむいた後湯通ししてアロエ刺身としても利用できる。アロエ属は全般に多量に食べるとおなかが緩くなる場合があるので注意が必要である。
■日本の気候に馴染み、よく育つキダチアロエは伊豆の特産で、出荷量は静岡県が日本一。
中でも伊豆のアロエは品質の高いことで知られています。
■アロエの里にはこのキダチアロエ以外にも、アロエアフリカーナ、アロエ不夜城、アロエベラ、アロエサポナリアなどが各所に植栽されています。
■伊豆にアロエの話が出てくるのは石廊崎の石室権現にある碑文に1300年前に飢饉・疫病に苦しむ村人を役の行者がアロエをもって救うとあるのが最も古いものです。伊豆は湯出ずる国が語源であるとか、再生を意味する「いず」より伊豆となったなどとする説もあり、無病息災を司る薬師如来を奉る神社仏閣の密度が濃いことでも知られています。温泉などが豊富である事も癒しの伝説多い理由でもあるそうですが、いずれにせよ千年の昔より癒しに縁のある土地柄で、伝説とはいえ、アロエ伝説が残る事も、何かしらロマンある話です。
■伊豆白浜に自生するアロエはキダチアロエという品種で、原産地は南アフリカです。地球の裏側から海を渡ってきたとも、陸の口シルクロードを渡ってきたとも言われています。伊豆下田には、自生している水仙やアオギリの漂着伝説もあり、その伝播も歴史ロマンとなっています。

伊豆白浜、アロエの里

カラスウリの色づき

2008-11-23 22:20:39 | 四季の花
テラから下る道の途中に真っ赤に色づいたカラスウリが通りかかると気持ちよさそうに軽くゆれています。
今日はそんな様子をそっと撮ってみました。
このように ウリ科のカラスウリは秋に真っ赤に色づき美しいが、それにもまして 夏の夜に咲く花は白いレースのようで何ともいえない神秘的な美しさ・・。写真では見るが、今度は是非見てみたいものである。

  

フウセンカズラ

2008-10-01 20:05:32 | 四季の花
あまりの愛らしさにテラの竹垣に植えたフウセンカズラ。
夏には地味な白い小花を付けていたのに、いつか可愛らしい風船のような実を一杯つけています。英語でも”バルーンパイン”
と呼ばれ、風船の可愛らしさが愛されています。
更に風船の中を見ると黒い玉に白いハート型の模様がついた種がちょこんと入っており、これまた何とも言えずキュートなのです。
花言葉は「あなたと飛び立ちたい」
 本当にそんな気持ちにさせてくれるフウセンカズラです。
 

アシタバの花

2008-10-01 15:18:57 | 四季の花
伊豆諸島、伊豆半島から紀伊半島の海岸に多いセリ科の多年草。
「明日葉」と書かれるように、葉は取っても明日にはまた出るほど強い草という意味で、厚く柔らかな取立ての葉で作ったおしたしや天ぷらは実においしい山の幸・・!

ちょうど秋の今頃が花の時期。1mほど伸びた茎には大きな淡黄色の小花をつける。

彼岸花咲く

2008-10-01 14:51:57 | 四季の花
「赤い花」を意味する梵語の曼珠沙華(マンジュシャゲ)の別名の様に一途に真っ赤な花を咲かせます。
花が咲くときは葉もなく突然茎がすっきり伸びその先端に赤い花を燃えるように咲かせます。田んぼの畦や河岸に一面に咲き、彼岸が過ぎる頃には燃え尽きるように消えてしまいます。
何かを訴えるような、そんな咲き様・・。
         いつも心を惹かれる花です。
 テラでもあちこちに花を付けます。花言葉は「あなたを想う、感謝」です。
  

ムクゲ

2008-09-15 15:59:31 | 四季の花
今日はよく似ていますが酔芙蓉から韓国の国花のムクゲの写真です。
テラには数年前今は亡き野菊の先生から頂いたムクゲがあちこちに美しく咲きます。
フヨウと同じくアオイ科で一日花です。白楽天は「槿花一日の栄」という句ではかなさを歌いましたが、華やかに咲き誇り一日で惜しげもなく散ってしまいます。
花言葉はデリケートな美、信念です。

  

テラに酔芙蓉咲く

2008-09-08 21:13:18 | 四季の花
テラでは今八重の酔芙蓉(スイフヨウ)が明るく咲き誇っています。
芙蓉とは違い、1日花ですが、朝は純白の花、日に照らされ9時過ぎる頃になるとほのかにピンクに色づき、午後には濃いピンクへと色を変えていきます。その様がちょうど酒に酔い、色白の美女がほんのり紅く頬を染めていくのにたとえ名前が付けられたとか・・、昔の文人の粋な想いが伝わってきそうです。
★朝花を開いた真っ白な酔芙蓉、横に見られる萎んだ濃いピンクの花はまもなく落 下する昨日の花
★薄く色づき始めた酔芙蓉
★色が少しずつ濃くなり始めた午後の酔芙蓉

  

花旅ー2

2008-07-13 23:03:37 | 四季の花
ゆり園に続き、加茂花菖蒲園を訪ねました。
ここは江戸時代中期に立てられた庄屋屋敷「加茂荘」の門前に広がる全国有数の花菖蒲園で、山里の趣が残っています。
色とりどりの菖蒲もちょうど見ごろ、ひと時の安らぎでした。