テラの四季ー 風の色、光の色ー

地球を歩く・南伊豆の四季、さまざまをお伝えします。

富士山レーダードーム館・・

2012-03-26 22:23:56 | 

やはり翌日は予報どおり、朝、富士山と挨拶をしてからは
富士山は雲の陰・・、あめも振り出してしまいました。
でもそんなことは気にならない・・。
「昨日5湖を回って正解だったな・・。」
そんなことを思いつつ、朝ごはん。

朝食後は富士吉田市でお目当ての富士山レーダードーム館を
まず訪ねました。
35年の役割を終えた山頂のドームが今はミュージアムとして
私達に往時の厳しかった建設、観測の様子を伝えてくれるのです。
殊に上映映画を見た時は、思わずジーンと胸に迫まりました。

続いて道を挟んだ歴史民族博物館へ。富士吉田の歴史や文化を
伝える博物館で、分かりやすくまとめられていた。

展示の中でも殊に昔の富士山信仰に興味がでて、
重要文化財に指定された御師旧外川家住宅を見学しました。

外川家は富士講の人たちの宿坊で主家と裏座敷からなる
奥行き80間程の短冊形の地割に建てられた住宅でした。
富士信仰は室町時代から始まり、江戸時代後半から隆盛を極め
この地域には86の御師宿坊が栄え、御師は富士講の人々に
祈祷や厄払いをして、皆にあがめられていたそうです。
76代目というご主人の説明も大変面白く、時の経つのも忘れそうでした。
別れ際に玄関でのご主人とのワンショットです。

 


富士5湖巡り

2012-03-26 22:18:32 | 

富士5湖は富士山西麓の本栖湖、精進湖、西湖、河口湖、
山中湖へとまわりました。
まだ冬の湖はやはりどこか寂しくオフシーズンの趣もありました。
西湖野鳥の森公園では冬の樹氷まつりの名残のオブジェが
形もやっと半分ほど留め、富士をバックにひっそりと立っていました。

西湖からは富士を見ながら河口湖沿いに走り、
やっと山中湖に近い忍野のホテルに到着。
ホットして落ち着く部屋の広いガラスの向こうには
雄大な夕べの富士山が聳えていました。

 


富士の冠雪を見に小トリップ

2012-03-26 22:12:18 | 

静岡に住みながら、富士山はいつも遠景のみ・・。
ぜひ富士の冠雪を見たいと念願、やっと実現しました。
7時出発、伊豆半島を北上すること約4時間、
雪を被る富士を見ながら、まずは富士花鳥園に立ち寄りました。
色鮮やかなベゴニア、様々なハンギングフラワー、40種のフクロウ・・。
そして花に囲まれてのランチはB級グルメの富士宮焼ソバ・・。


晩秋の紅葉旅-4 奈良

2010-12-10 06:00:42 | 
今回は急に時間を作っての気ままな紅葉旅、ここまで来たなら後3,40分
足を伸ばして平城遷都1300年を迎えた奈良を訪ねる。
時間も限られ、今回は春日大社、奈良公園、興福寺を廻った。
バスを降り、これまた世界遺産の春日大社の静かな参道を歩く。
両側には寄進の苔むした灯篭、冷やりとした空気が身がひきしまってよい。
参道には鹿たちが沢山いて、大きなつぶらで人懐っこく寄ってくる。
本殿を参拝、銅製の灯篭が下がる朱塗りの回廊が美しい・・。

続いて大きな寺域を誇る興福寺を訪ねた。
ここは710年平城遷都の時移築され、現在の興福寺と改名された。藤原氏の祖・
藤原鎌足とその子息・藤原不比等ゆかりの寺院で、藤原氏の氏寺である。
伽藍は国宝の東金堂、奈良を象徴する五重塔を中心に配され、金堂は修復のため
養生中で見ることはできず残念だった。
お茶を飲みながら、八角の屋根のカーブが美しい南円堂、北円堂を眺めた。
ことに北円堂は日本に現存する八角円堂のうち最も美しいとされているが
西端で奈良市街を見下ろして建つ古き良さを感じる愛らしい建物であった。
この後、坂を下り、奈良市街を経て奈良駅へと向かった。
京都駅からは暗い中、ライトアップした京都タワーを後に新幹線で帰路についた。
短かったけれど、晩秋の紅葉を愛で充実した旅であった。感謝・・。

    

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晩秋の紅葉旅、京都ー3

2010-12-09 22:58:37 | 
今日も素晴らしい快晴。年末も近いとあって、まずは今日の最初の訪問は
ホテルに近い伏見稲荷。全国の稲荷の総本山、ここでまず事業繁栄、商売
繁盛を参拝。有名な朱色の何千という鳥居をくぐって本殿へ。
脇の紅葉の色鮮やかなこと!
続いて奈良線宇治駅で下車、すがすがしい朝の光の中を宇治平等院へ。
大きく両翼を広げたように均整の取れた姿を池に映し、そのフォルムは
いつ見ても美しい。丘に立つ鐘楼もちょうど紅葉が見頃であった。
     

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晩秋の紅葉旅、京都ー2

2010-12-07 21:49:37 | 
8年ぶりの京都の紅葉の美しさと報じたテレビの紅葉の写真に
旅心が動き、突然実現した京都への旅。
大切な友達との再開、一層旅も楽しい・・。

妙心寺に次ぎ、金閣寺を久々に訪ねた。
折しも夕陽を受け、金箔の輝く3層の金閣、正式には鹿苑寺と呼ばれ、
足利三代将軍義満が大変気に入り、西園寺家から譲り受け山荘北山殿を造りました。
金閣を中心とした庭園・建築は極楽浄土(ゴクラクジョウド)をこの世にあらわしたと
言われるが、広い庭園を歩きながら納得。落ち込んでいた気持ちも晴れてくる・・。

暮れてくる中、お目当ての大覚寺のライトアップを訪ねる。
池畔を進むと、突然水鏡と呼ばれる池に映し出された色鮮やかな
三重塔、樹木・・、あまりの美しさに息を呑む・・。
橋を隔てた大沢の池はさざなみが立ち、祭りに使われる竜の船、対岸の灯が
映っている・・。立ち去りがたい・・。
夕食後、今日のしめはホテルプランのイルミネーションタクシー、古都京都の
まるっきり違ったクリスマスのイルミネーションだった。光の並木道を歩く・・。
これもまたよかった・・。

   


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晩秋の紅葉旅、京都ー1

2010-12-07 21:04:58 | 

京都大学S先生をしのぶ会への参加で急に京都行きとなった。
快晴の朝、新幹線の窓から飛び込んできた雪をかぶった富士、さあ旅の始まりだ・・。
今回は残り少ない紅葉を求めて、京の西部を歩く・・。
まずは妙心寺、大きな境内を一人歩き、室町時代の画聖、狩野元信の作といわれる
枯山水の名園、退蔵院の庭園で紅葉を愛でる。
 
 
 
 

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富山、柳田先生を囲んで-5

2010-06-10 22:11:00 | 
金澤で趣きある町を楽しんだ後は、北陸富山での今回の目的で
ある柳田先生を囲む会へ初めて出席する。
元富山学長でいらした先生は今年94歳、尚且つとてもお元気で
今回の富山大及び富山市主催の講演会の主賓。主人の仕事上で
お世話になただけでなく、私の亡父の一高・東大時代のボートの
後輩でもあられ、よくあだ名で父から若き頃の話を聞いていた方、
父の嬉しそうに語るボートの話を懐かしく思い出した・・。
今度は息子さんの住む北海道に行かれるとのことでの集まり、
馳せ参じたお仲間もそうそうたる面々。
でもお元気な先生を囲み、まるでクラス会のよう、実に和気あいあいと
した集まりで、これに富山名産の味が一層雰囲気を盛り上げる・・。
更に会場で同時展示の先生のステンドグラス展も素晴らしい・・。

翌日は城址公園始め、市庁舎展望台から雪を頂く立山連峰など、
朝の爽やかな富山の町を歩き、伊豆へ戻った。
久々の北陸の旅であった・・。

 柳田先生と  記念撮影  柳田先生ステンドグラス展  ステンドグラス作品より 地球儀  朝の富山城址公園  松川べりの遊覧船 船からの桜見物はとても盛況とのこと

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金澤あちこち町めぐり-4

2010-06-10 07:29:45 | 
富山への途上、久々に気の向くまま金澤の町を一人で歩きました。
金澤は加賀百万石前田藩の城下町として発展、北陸の小京都と呼ばれるように
あちこちにそのたたずまいを留めている。
まずはレトロなバス利用、香林坊から少し入った長町の武家屋敷跡、細い路地と土塀、
そこを流れる清流が城下町を印象づけていました。浅野川に近いひがし茶屋街は格子戸のある茶屋が軒を連ね江戸時代のお茶屋の造りなど昔の面影がしのばれます。また加賀友禅、蒔絵など金澤の文化工芸も見られ、中でも金箔工芸では金箔の蔵や箔座の金箔の茶室などゆっくり金箔入りのお茶を頂きながらのお話、静かなひと時を過ごすことができました。

長町武家屋敷の風情  ひがし茶屋街風景 箔座の金箔の茶室  金箔の蔵

金澤百万石まつり-3

2010-06-09 07:12:23 | 
明けて6月5日は最大のイベント百万石祭りノパレードだ。
駅前の都ホテル前から出発とあって、沿道はテレビ会社など
報道陣や観客で一杯・・。
朝食後、ホテルから降りてきて改めてびっくり・・!
偶然とはいえ、1年に1回のこんな機会に恵まれ、早速私も隙間から
カメラを構える。さて、どんな写真が撮れたかはお楽しみ、
イメージが伝われば幸い・・
    

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金澤百万石まつりー灯篭流し -2

2010-06-09 06:23:52 | 
兼六園から朝野川へと向かう。
天気に恵まれ、頬に風が心地よい、まさに灯篭流しにはぴったり!
途中であった北海道からというご夫婦と河原に陣取る・・。
対岸にはカメラマンが三脚を立てて腕を競うように並んでいる。
夕陽も赤く沈み、異性の良い太鼓演奏で灯篭流しも幕開け・・。
上流から灯のともった灯篭が流れに乗って静かに下り目の前を通り過ぎてゆく・・。
幻想的な夜のひと時・・。
そっと母の冥福を祈る・・。
  

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金澤百万石まつり-1

2010-06-09 05:58:51 | 
東京での打ち合わせ、富山での会合出席で、久々に金澤経由で
向かうことにした。
新幹線を米原から北陸本線しらさぎに乗り継ぐ。
昼過ぎには金澤着、観光案内所で資料をもらい、駅前に出ると
すごいアーチと鼓(つづみ)門・・! 
青空の下、見上げるアーチには何と「百万石まつり」の飾り・・。
ちょうど6月4日~6日は金澤最大の前田家百万石をたたえる祭、
忙しくインターネット検索もせず飛び出してきたのに、何とラッキー!
早速今宵の宿、駅前の都ホテルにチェックイン。
ちょうど最上階でのバイキングに飛び込み、まずは腹ごしらえ・・。
明日はここ都ホテル前が祭り最大の呼び物パレードの出発点になるとのこと、
報道陣のカメラセットもものものしい。
さあ、出発!
金澤城、兼六園、武家屋敷など見て今夜の呼び物、朝野川河畔の灯篭流しへ・・。
  

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熱海とMOA美術館

2009-12-16 17:47:53 | 
熱海の冬花火をぜひ見たいというお客の案内で
12月11日夜熱海を訪ねた。
伊豆東方沖地震で客足が遠のきその打開策としてスタートした
花火大会で今年で21回目を迎える。
南欧コートダジュールをイメージしたスカイデッキから見たのだが、
100万ドルの夜景と花火を見るにはまさに特等席。
1時間弱の時間に集約されるが、それだけに冬を彩る花火の
素晴らしさはひときわだった。

ついで翌日は、7万平方mをしめる熱海の丘に広がるMOA美術
館を案内した。入り口から本館への連絡は周りの風景を損なわ
ないよう地下エスカレーターとなっているが、レインボウカラーで
次々と変わる色合い・・、誰もがまず息を呑む。
美術館では能舞台、秀吉茶室、国宝の尾形光琳の「紅白梅屏風
図」など、日本、中国などの絵画、彫刻3千天以上が収蔵され、
実に見ごたえがある。
      

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紅葉旅ー小豆島から栗林公園、帰途へ

2009-11-24 05:23:11 | 
ゆっくり岬の分教場で過ごした後、高松栗林公園を見学。

ここは紫雲山を借景として6つの池と13の築山を巧妙に配した大名庭園で、回遊式庭園の南庭と準洋式の北庭からなり、讃岐領主生駒高俊によって南湖一帯が造営、その後1642年入封した松平頼重に引き継がれ松平氏5代約100年をかけて完成したとのこと。明治新政府の管理下から、1875年に県立公園になり一般に公開、1953年には特別名勝に指定された。
広い回遊式庭園を楽しみ、行きのフェリーにかわり、今度はマリンライナーで瀬戸内大橋を渡る。

暮れてゆく瀬戸内海、屋島のスカイラインが夕焼けの中にうっすら浮かび
四国とのお別れ・・。
2泊3日の欲張り紅葉旅を満喫しながら、のぞみで東京へと向かった。

   

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