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ひとり ときどき ふたり旅 さんぽ 壱

①時速500km体感 リニアモーターカー搭乗記

 

2014年11月から始まった、「超電導リニアの試乗会」。

3年前から当選を夢見て、何回応募したろうか。

当初の倍率は、125倍、当たるのは夢の夢。

最近は、やっと8倍くらいになったとか。

ある日メールを開くと、

「この度は、JR東海超電導リニア体験乗車にご応募いただき、ありがとうございます。
 厳正なる抽選の結果、当選されましたので今後のお手続きをご案内いたします。」当選の御案内。

 ■予約番号  2023
 ○乗車日・便 2017年11月17日(金) 2便(発車時刻 11:25)
 ○集合時刻  11:15
 ○集合場所  山梨実験センター
 
 や!りました、やっとやっと当たりました。声がうわずります。


10年後には、品川〜名古屋間が開通とはいえ、乗れるとは限りません。

乗るなら.、今でしょ。といわんばかり、何度もメールを読み返します。


搭乗の一週間前に「JR東海超電導リニア体験乗車 搭乗予約証明書」が届きました。

乗車ではなく飛行機に乗るような「搭乗」なんですね~

なにしろ500キロですから、翼を付けたら飛んじゃうんですから。


新宿からあずさ7号に乗って大月駅で下車します。

 

ここから「県立リニア見学センター行き」のバスに乗って15分、300円。

 

 

色づく紅葉中に大きな富士山が雪をかぶり、見え隠れしています。

 

 

着きました「中央高速道路」と並行して、一直線に伸びる「リニア軌道」。実験センターが現れます。

 

集合時間には、1時間もあるので「山梨県立 リニア見学センターのどきどきリニア館」を見学します。

 

「搭乗予約証明書」を持って行くと、団体割引利用金で入館できます。

 

「リニア開発の歴史」や「超電磁リニアの仕組み」が見られ、研究車両の変遷が良くわかります。

 

正面には、581km/hを樹立した実車両が展示されています。

 

扉は上にスライドするんですね~

 

昭和37年 こんなに早く、リニアモーター推進浮上式鉄道の研究を開始。


昭和47年 ML100、国鉄・鉄道技術研究所で、初めて磁気浮上走行に成功。

 

昭和54年 ML-500、無人走行で世界最高517km/hを記録。

 

昭和62年 MLU001、有人走行で400.8km/hを記録。

 

平成6年 MLU002、無人走行で431km/hを記録。

 

平成7年 MLU002N、有人走行で411km/hを記録。

 

平成15年 MLX01-2、有人走行で581km/hを記録。

 

平成25年 延伸工事が終わり、「山梨リニア実験線 42.8kmが完成」

     営業線を見据えた新型車両「L0(エル・ゼロ)系」での走行試験開始。

平成27年 なんと、有人走行世界最高速度603km/hを記録。

 

昭和56年ころ、国立(くにたち)市にあった「国鉄・鉄道技術研究所」の横を通ると、

「ML100」があったのを思い出します。

研究を開始して65年、もうすぐリニアが現実になろうとしています。

 

2階から見た「LO系」、上からも綺麗な車体、伝導リニアならでわですね。

 

最上階からは、軌道が見え「LO(エル・ゼロ)系」が停車しています。
団体や個人客も大勢いて館内は混み合っています。

この中で搭乗出来るのは何人いるのでしょうか。

 

係りの方から、『左方向からリニアが走ってきま〜す。あと15秒で〜す。』

みんな窓側に詰めかけます。
 
ゴーッとあっという間の500キロ。ビデオで撮らないと写せません。


夢の500キロは、こちらをクリック。



 

お土産売り場で求めた、「リニアペットボトル」。

 

指定された11時15分に集合場所に行きます。

 

何故かリニアをバックに皆さん記念写真、係の方が綺麗に撮ってくれます。

 

まずは、飛行場と同じ手荷物、身体検査。

案の定2人とも腰のコルセットで引っかかり、ボディチェック。


葉書に記された「予約番号」をモニターに打ち込むとチケッ卜が発券されます。

 


チケッ卜のバーコードをあてると入場できます。

広い部屋には、実際に座る席番が表示され、椅子の上にはリニアのお土産が置かれています。

 

今回の走行は、1両増えて3両の編成です。搭乗人員は134名です。

 

私たちが乗車したのは、出発時間11:25分 4号車12番CとD。

ビデオの説明を受け、搭乗口Aに案内されます。

どきどきの乗車です。500km/hをもうすぐ体感します。

 つづく

 

  衝撃! 時速500kmを体感 超電導リニアに搭乗 No.1 ここクリック。

 衝撃! 時速500kmを体感 超電導リニアに搭乗 No.2 ここクリック。

 

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