ひとり ときどき ふたり旅 さんぽ 壱

綾瀬 我孫子 弥生軒 そばめぐり

鉄道旅にも行きたいけれど こんなに暑いと
 
平成6年に離れて、25年ぶりにあてもなく我孫子方面に乗車します。
 
綾瀬で乗換えて、0番線ホームから「メトロ千代田線」終点の北綾瀬に寄ってみます。
 
乗車時間はわずか4分、下車して駅まわりを歩いていると「しょうぶ沼公園」を見つけました。
 
 
 
五つもの菖蒲田が広がり、140品種、8,100株のハナショウブが、5月中旬に咲きほころびます。
 
 
 
来年は、忘れずに伺いましょ。
 
 
 
 
綾瀬に戻り、「JR常磐線乗入れ」の亀有、金町過ぎて
 
千葉県にはいり、松戸も過ぎて
 
北松戸、馬橋、新松戸、北小金、南柏、柏、北柏過ぎて
 
懐かしい風景を見ながら、30分で我孫子に到着。
 

ホームを見ると、大きな茶色の固まりのポスターが目にとまります。
 
 
 
お店の名は、駅構内での営業のみの「弥生軒」5号店(2019年開店)。
ほかに2店、天王台駅に1店、売店が3店あります。
 
 
 
創業は昭和3年、我孫子駅構内での弁当販売からスタートし、複線電化され停車時間が短くなったことで、弁当の販売量も少なくなったそうです。
 
その後、東京都内への通勤客が増えて、昭和50年頃には売れなくなり「立食い蕎麦」に変わっていったそうです。
 
 
朝食もまだなので、寄ってみることにします。
弥生軒は、我孫子限定の蕎麦屋さん、麺、つゆ、てんぷら等すべてが自家製です。
 
 
 
店員さんの愛想も良く。厨房も清潔に保たれています。

揚げ物も綺麗に並び、他とは一線を画している駅蕎麦屋です。

ぶらっときたひと駅先の我孫子駅、7年間もいたのに弥生軒で食べたことはありませんでしたね〜
 
頼んだのは、あの茶色の固まり「唐揚げ+玉子」そば
大きすぎますこの唐揚げ、2個ものせている人は、蕎麦も見えないぐらいのボリュームです。
 
衣はカリッと中はジューシーな鳥唐揚げ、麺は小麦粉の量が多いのでしょうか、つゆ味は立食いならではの濃い味です。
 
 
 
壁をよ〜く見ると、弁当時代の「弥生軒」で、「山下 清 画伯」が働いていたとのこと。
 
驚きです、ここに山下清画伯がいたとは!
 
 
 

昭和17年から約5年間 、戦争は激化しつつ、食糧難が始まり。行商の人から「弥生軒で働いていれば食うことには困らない」と聞いたのがキッカケで働いたそうです。
 
初代社長は、山下清を住込みの従業員として雇ったとのことです。
 
当時の山下清は無名で、仕事に対しては非常に几帳面で、根気良く・正直だったとのことです。
 
山下清は、弥生軒で働いていたときも、突然放浪の旅に出てしまうことがあったようです。
 
放浪を始める前には地図で距離を測ったりしていたとのことで、地図を見始めると周囲の人は「そろそろ居なくなるぞ」と言っていたそうです。
 
半年ほどして戻ってくるのですが「ただいま」と言うだけで、戻ってきたら当然社長が怒るのですが、ききめはなかったようです。
 
 
当時の弁当の包装紙には、有名になった山下清画伯の絵を使っていたそうです。
 
春夏秋と掛け紙を作ったのですが、冬の掛け紙を作る前に49歳で旅立ったそうです。
 
 
 
 
"たまたま懐かしく訪れた我孫子駅、帰ってから「弥生軒」を調べてみると"
 
我孫子駅周辺には人気店がありますが、その中でも鉄道マニアやそば通たちが「そばを食べるならここ」と口を揃えて言うのは『弥生軒』の唐揚げそばらしく
 
業界内では有名な場所であり、わざわざ唐揚げそばを食べるためだけに、我孫子駅の『弥生軒』まで来たという、遠方の方もいるほど我孫子駅の名物となっているそうです。
 
そんな場所とはつゆ知らず、有名だったんですね~
 
 
思い立ったが吉日です
 
足を伸ばして行動すれば
 
訪れる場所も増えますね〜
 
ぶらっときただけなのに、新たな発見がありました
 
 
 

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