「隅田川」「向島」「銀座」「日本橋」「東海品川」「元祖山ノ手」「谷中」「千住」などなど、いずれも同じ言葉が後に続きますが、お分かりでしようか。
答えは、「七福神」。
健康ブームも加わり、2~3時間かけて七福神をめぐる町歩き、この時期は東京都内のあちこちでぶらりしている方を見かけます。
年明け恒例の荒川区観光ボランティアと行く「新春下町七福神めぐり」に参加します。
台東区入谷の寺をはさみ、反時計回りで日暮里から南千住をめぐる6kmの道のり、ゆっくりと歩いていきましょう。
JR日暮里駅から始まります。
日暮里のマンションを背景に、紅梅を雪から守るための「雪吊り」、この暑さ今年活躍するでしょうか。
大黒柱と現されるように食物・財福を司る神。
荒川区 経王寺の「大黒天」
小さくて、ちいさくて、分かりません。
福徳増進の神。
荒川区 啓運寺の「毘沙門天」、歴史を感じます。
「南天」が色鮮やかです。
音が「難転」即ち「難を転ずる」に通ずることから、縁起の良い木とされています。
鬼門または裏鬼門に植えると良いと云われています。
荒川区「修正院」、陽だまりの中、おひとりの方、団体の方が訪れます。
ここは「ひぐらしの里」と呼ばれ、「日暮里」の語源となっています。
手にした袋から財を出し与えてくれる神。
どっしりとした「布袋尊」。
「商売繁盛」や「五穀豊穣」をもたらす神。
花見寺と呼ばれている荒川区 清雲寺の「恵比寿」様は、威厳と美しさがあります。
巡りも半分過ぎたところで、1819年(江戸文政)創業の「羽二重団子(はぶたえだんご)」で休憩です。
《この地は》 江戸の昔より、日暮しの里・呉竹の根岸の里といえば、音無川の清流に沿った小天地として知られ、花に鶯、流れに河鹿、眼には遥かな荒川の風光にも恵まれて、人々は競ってこの地に別荘を設けました。
くだって明治大正の頃まで、粋で風雅な住宅地として憧れの土地柄であります。
餡団子(こし餡)と焼団子(生醤油)を中庭を見ながら頂きます。
ちょっとお寄りした「芋坂 羽二重団子」の向かいの「善性寺」の大黒天様は愛嬌があります。
歩を進めます。 神で南極星の化身の南極老人。
台東区 元三島神社の「寿老人」様は、なんとつややかな事。
台東区「真源寺」、ここは「入谷の朝顔市」で有名なお寺です。
「恐れ入谷(いりや)の鬼子母神」と歌われています。
ここの「鬼」の字は、「ツノ」が取れています。
長寿と福禄をもたらす。
「福禄寿」様は、愛想を振りまいています。
途中「金太郎飴本店」に立ち寄り、飴を頂きます。
よ~く見ると、なんとなんと まつ毛が6本生えています。職人の技術に敬服です。
足が疲れてきました。歩数計をみると13000歩、「商店街ジョイフル三ノ輪」を抜けると最後の荒川区「中島弁財天」様です。
江戸時代から版籍奉還まで、屋敷の弁天池の中の島に祀られていた「中島弁財天」。
震災や空襲をくぐり抜け100年近く地域に親しまれてきた「銭湯 弁天湯」があった場所です。
私もよく伺いましたが、女湯の脱衣場の中庭に置かれていた弁天様、開運、芸術、財神、延寿の神です。柔和なお顔ですね。
歩くのには疲れましたが、縁起のいい年になりそうです。
帰りは都電で三ノ輪橋駅から帰ります。
あれ! ホームの向かいに「天草うまかもん」のお店ができています。
熊本の天草でしょうか?
中に入ると懐かしい熊本弁が聞こえてきます。
御主人と熊本話しで盛り上がり、帰り際お土産まで頂きました。
さっそく良いことがおとずれました。
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