12月26日(木)、元の職場の仲間と恵比寿で忘年会。
宴の場所は、通い続けた「たつや南口店」。
ブログ「恵比寿 3冷ホッピー「恵比寿 たつや 南口店」へ」は、こちら!
待ち合わせは夕方なので
昼間は、渋谷の昭和の面影を残す場所を訪ねてみます。
23歳の頃には、毎日通った「渋谷」
久し振りに伺うと、街並みは大きく変貌しています。
あの有名な「スクランブル交差点」の人をかき分け、
「SHIBUYA109」の左を通り「道玄坂」を登り
「百軒店(ひゃっけんだな)」の門をくぐります。
かつては、渋谷の中心街だった場所です。
左を見れば、昭和27(1952)年創業の「中華麺店 喜楽」
シンプルな醤油味の老舗ラーメン店です。
毎日、行列必至の昭和の名店です。
先には、「名曲喫茶ライオン」が見えます。
「ムルギー」の帰りに寄ってみましょう。
近くで働いていたのに現役中には行けなかったカレーの名店
1951年(昭和26年)創業の「ムルギー」の重厚な扉に手をかけます。
中に入ると、カウンターの中に女将さん、
フロアは男性の方が注文を取ります。
お店が見わたせる奥を勧められ、腰掛けます。
ここは「池波正太郎」も食した、
定番の「玉子入りムルギーカリー¥1100」と
「ヨーグルトドリンク¥300」も頼みます。
※ムルギーとはヒンドゥー語で「鶏」の意味です。
テーブルごとに供されるふたつのガラス容器が、いい感じです。
“きました きました” なんです この形!?
「ダムカレー」とか見たことがありますが
山が好きだった先代が盛りつけた、エベレストのような山の形のライス。
黒いルーは、ビターな苦味、そして野菜の甘みと酸味が追いかけてきます。
カレーの上に一列に並ぶスライス玉子、赤いスジがいいアクセントになります
硬めに炊かれた山がたのライスを崩しながら、黒いルーをからめていただきます。
卓上の2個のガラス入れは、黄色いタクアンを切ったものと
福神漬に紅ショウガをミックスしたものです。
カレーに合わせるのは、辛味を消してくれる「ヨーグルトドリンク¥300」。
渋谷の街は日々移り変わり、69年前とは大きく変わっています
ここは昭和の変わらぬたたずまいで、時間が止まったかのようです。
初めてだと言うのに
会計を済ませるとおかみさんからご丁寧な挨拶を受けます。
“お客さんを大事にしてるな〜 ” と感じながら
気持ち良く店をあとにします。
満ち足りた時間を過ごして、「名曲喫茶ライオン」にも寄ってみます。
こちらの玄関の装飾、見ごたえがあります。
ここも昭和元年(1926年)創業以来、96年経っています。
ここは、クラシック音楽を愛好される方の憩いの場、
クラシックな家具も趣があり落ち着きます。
音響は最高の音質で、店内の中央に据えられた大きな3Dスピーカーから聞こえる壮大なクラシックは、臨場感に溢れています。
濃いめのコーヒー(¥600)を片手に、
ゆっくり流れる時間とレトロモダンなムードを楽しみます。
せ
こちらは、お喋りしているとマナー違反となります。
2階席は、正面を向いた席になっているので、
ひとりで行ってその場の雰囲気を味わうのが良さそうです。
心地よいクラシックを聴きながらウトウトしてしまいそうです。
ここも昭和へタイムトリップしたかのような風景が残っています。
たまには、歴史の重みを感じながら音楽を聴いてゆっくりと
そんな時間の過ごし方も「粋」ですね〜
待ち合わせは17時半、時間があるので渋谷の街をそぞろ歩きします。
東急ハンズ、ハチ公、PARCO、青ガエル、東急東横店、スペイン坂etc
今はなき恋文横丁
2019年11月1日開業の「渋谷スクランブルスクウェア(229m)」がそびえています。
47階「SHIBUYA SKY」屋上展望回廊のWEBチケットは、日時指定券(20分単位)となっています。
JR恵比寿駅に戻り、恵比寿で通った昭和の「純喫茶 珈琲家族」に寄ってみます。
久しぶりに行くと店は満員、ママに会釈してあいてる席へ座ります。
ブログ「恵比寿昭和の面影残る「純喫茶 珈琲家族」は、こちらをクリック!
さてお決まりの近くの銭湯に寄ってみます。
向かうのは、2018年12月21日にリニューアルオープンした
「改良湯(かいりょうゆ)」リニューアル前の「クジラ」も残っています。
※「恵比寿と鯨」
昔の人は「鯨」のことを「えびす」と呼んでいたらしい。
魚業の神=鯨が身を挺して住民に恵みをもたらしたことを感謝し、鯨への信仰心が育ってきたそうです。その漁業神こそが「恵比寿様」のことであり、まさに、恵比寿様は鯨の化身として同一視されていたんですね。恵比寿駅にかけて飾っているんですね。
黒かべでキリリとしまった銭湯です、浴室内は照明をおとし静けさがただよいます。
浴槽には、シュワシュワの「炭酸泉風呂」があり血流を活性化します。
水は軟水、お客さんがひっきりなしに訪れます。
腰に手をあてコーヒー牛乳を飲んで、そろそろ時間です。
北海道から帰ってくるTちゃんと、恵比寿のAちゃんと
いつもの席で、
いつものホッピー
時間は あっという間に 過ぎていきます。
こちらも帰り際、久しく来たというのに
丁寧な挨拶をしてくれて、
また恵比寿に来たら寄ろうと思わせてくれます。
いずれのお店も基本を忘れず、
お客さんを大事にしてくれる良質なお店です。
歩き過ぎてしまったようです。
この2日後、腰に傷みがはしり動けなくなります。
2019年の終わりはベットで過ごすことに
ひと月近く、いまだベットで過ごしています。
2月3日節分の日、ベットから離れることが出来ました。
髪は伸び放題、いつものお店に予約して杖ついて散髪に行きましょ。
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