翌朝、窓の外を見ると宍道湖にモヤがかかり、茌厳な風景となります。
湖面には、しじみ漁の小舟がいく艘も浮かんでいます。
今日は1日、安来市の「足立美術館」に訪れます。
松江駅から安来駅まで20分。
スーツケースを駅の手荷物預かり所に500縁で預けて、足立美術館の送迎バスで向かいます。
安来駅(やすぎ)、道路の白線は、「安来節」の「どじょう」のマークです。
ひと駅ぐらい戻ったでしようか、20分で山里にある
「日本庭園ランク」第1位の「足立美術館」に到着です。
チケッ卜を買うと同時に、帰りの乗車券を確保します。
帰りのシャトルバスの整理券は、数に限りあり。必ず確保しましょ。
どこをフレームに入れても絵になる風景。シャッターから指が離れません。
木は真っ直ぐ伸ばさず、木のス卜レスを感じさせないように自然と同じく斜めに植えられています。
モミジの葉はひとつもなく、綺麗な玉砂利が引き立ちます。
腰を掛け、静かに庭を眺めているだけで、心休まります。
つれあいの念願をかなえるべく、個人旅行なので鑑賞時間は3時間とりました。
「枯山水庭」
小山の滝も人工的に作ったもの。
「白砂青松庭」
「池庭」
池庭を見ながらカドに座り休憩します。
ぜんざいを頼みます。
お昼は施設の外にある「安来節演芸館」の「どじょう亭Jで、どじょう鍋をいただきます。
途中退場は、入場のチケッ卜を渡すと別のチケッ卜を渡され、1回のみ入場できます。
どじょうも小ぶりで、やさしい味つけです。
お土産売り場にあった「かに姿かまぼこ」。リアルなかたちです。
送迎バスで帰るまで、90分もあるのでつれあいは目に焼き付けています。
遠くの借景の山も「足立美術館」の所有、すべてがひとつの作品です❣️
安来駅にもどり、松江駅を経由し、今日の宿泊地「玉造温泉駅」に行きます。
すでに「佳翠苑 皆美(かすいえん みなみ)」の送迎車が迎えています。
3時には旅館に到着しました。
大型の老舗旅館
このお宿、弟夫婦が、還磨のお祝いにとプレゼントしてくれた宿です。
出迎えの仲居さんも多くビックリします。
お庭は、「日本庭園ランク第4位」に入る足立美術館にも劣らないお宿です。
荷を置き、宿のまわりを散策します。
「勾玉(まがたま)」模様のマンホール。
温泉街のはずれに「玉作湯神社」があります。
この神社、触れてお願い事をすると、願いが叶うとされる「願い石」があります。
「願い石」に「叶い石」を直接触れさせて願い事をしてみます。
「叶い石」を御守りにすると願いが叶うそうです。
紅葉のきれいな静かな境内です。
玉造のお湯は「潤い補給」「整ったお肌のキメ」「美しい肌色」と
美肌に必要な3つの効果を持つ化粧水です。
容器が、無人販売(200縁)で売っています。
賞味期限は5日間。
お土産に玉造温泉、美肌の湯を入れて持ち帰ります。
島根最後のお宿、美人の湯に浸かり、つれあいはご満悦です。
宿の方のふるまいも気持ちよく、女将のお言葉が身に感じます。
夕食は、宿からの還暦の趣向を受け
若い仲居さんの笑顔にふたりの顔もほころび
楽しい時間を過ごさせてくれました。
『君歩む 六十路の道の きびしさが 今日の実りと 花ひらくかな 女将』
この旅で何回カニを食したでしょうか。
『いにしへの 勾玉出ずる里にきて こよい会う人 皆美しき 女将』
鯛の蜆味噌茶漬け
デザート
朝食は、バイキングでしたが、あまりの品数の多さに圧倒され何回通ったことか!
入口近くのご飯を盛る、給仕のおばあちゃんに癒やされて、ほっとさせてもらいました。
すべてにおいて最高のお宿でした。ありがとうございました。拝
送迎と電車で松江駅まで戻ります。
JR松江駅で、「お取り置きしていた 予約駅弁3個」をかかえ
空港連絡バスで30分「出雲縁結び空港」に向かいます。
「境港水揚げ かにめし 駅弁」限定販売 要予約、待ち時間にいただきます。
隠し味は、赤貝入り、ベニズワイガニもたくさん入っています。
90分で羽田に到着です。
富士山も旅のしめを祝うかのように、お姿を見せてくれています。
家に帰ってからも島根の味を満喫します。
「カニ味噌」付きの「境港水揚げ かにみそ かに寿し 駅弁」限定販売 要予約です。
地酒2本がついた「出雲神話街道 ごきげんべんとう 予約販売」
松江の味覚が詰まったお弁当です。
熊本の旅と合わせて5泊の旅、多少は疲れましたが
還暦祝 ふたりの縁を強く結ぶ いい旅となりました。
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