てしかが自然学校

道東の弟子屈町(てしかがちょう)で、活動する日々のあれこれ

小さな旅人たち

2015-03-25 13:33:30 | 日記
今シーズン最後の、いや最後であってほしい暴風雪に見舞われています。
幾度となくやってきた嵐に比べれば大したことない気がしますが
感覚がマヒしてしまっているのでしょうか…。


さて、そんな中、札幌のとある学童保育所に通う6年生が
卒業旅行ということで、ここ弟子屈原野を訪ねてきてくれました。

道東を目指して鈍行列車を乗り継ぎ
最終の交通手段のみ決めて、その間の行先はみんなと相談して決めるという何とも「旅」らしいスタイル。
しかも旅行の費用は、バザーへの出店などで自分たちでコツコツ積み立てたのだそうです。
小さくとも、とても立派で素敵な旅人たちです。

おめあての摩周湖や多和平などへは
景色が見えなかったり、吹雪で通行止めだったりで
残念な結果に終わっているそうですが
再び旅をすることへのモチベーションになれば嬉しいところです。


また会いましょう!

(はぎわら)


原野のもりの木育ひろば2015.3.8

2015-03-09 21:41:41 | 原野のもりプロジェクト
例年になく雪の多い、ここ弟子屈町です。
いつもなら、雪解けがすすみ、地面が出始めている箇所もあるのですが
まだまだ雪深い原野のもりです。
この日も朝に少し雪が降り、曇り空ではありましたが
風が穏やかで暖かく過ごすことができました。



「この辺」というのがわかっていた薪割り用の丸太の山ですが
思いの外積もっていたものですから、発掘作業からスタートです…。
前回から子どもの背丈以上に積もったと思われます)

この薪は乾かさないとちゃんと燃えませんので、子ども達と燃料の確保に柴刈り探検に出かけました。
カラマツの枯れた枝をいただきに森の中へ。
雪深いとはいえ、子どもたちは軽いので、埋まらずに歩いていけます。
同行する大人は、足が埋まって行動不能になりますのでスノーシュー(かんじき)を使います。
子どもの身軽さが羨ましい…。




柴刈りのみなさんを見送って作業を始めたのは木育マイスターの大工さん。
薪小屋の増設をしてくれました。

木を扱うプロの手仕事をお見せしたかったのですが
プロの仕事が想定外に速く、気が付いたら終わっていました(笑)。
次回は、ぜひ皆さんお見逃しなく…。
午後からは、薪をガンガン割って、完成した薪小屋に積んでみました。
薪が積まれていると、なぜか安心した気持ちになります。




話は戻って、同時進行していた
たき火ひろばや森のプレーパークでは
思い思いに遊びが展開されていました。


雪にすっかり埋まってしまったイグルーも発掘されました。
中にまで雪は入っておらず、まだ遊べたのです。
イグルーというか、雪のトンネルになっていましたね。
さらに、雪のカウンターができたと思ったら、森のコーヒー店が開店。
薪ストーブで沸かしたお湯。オケクラフトのカップ。
お外でいただくコーヒーはまた格別なものです。

…などなどしていたら、あっという間にランチタイムです。棒巻きパンも登場。

外でホカホカのパン。美味しかったですね。


ところで、室内の様子はといいますと
こちらも、幼児やお母さんたちを中心に盛り上がっておりました。
今回もセラピストさんたちの協力を得まして、ハンドマッサージ体験のほか
花粉症などアレルギー反応を和らげてくれると言われているティーツリーなどの精油 数種から好きなものを組み合わせたスプレーを作りました。
濃度を抑えているので、直接お肌にかかっても安心で、マスクやリネン類に吹きかけて使うとのこと。
すでにハンノキなどの花粉は飛び始めていると新聞記事でありましたのでこれからの季節に重宝しそうです。



午後からも暖かく、外にいても寒くないので
ウェアがビショビショになりながらも、元気に遊んでいました。
おやつには、定番の焼きマシュマロ。
しかも今回はチョコとともにクラッカーでサンドするという極悪(笑)な組み合わせでいただきました。




午前のみ、午後のみの参加の方もいらっしゃいましたが
終わって集計してみたら総勢50名ほどの方が参加してくださいました。
たくさんのご参加の中、特にケガもなく終えられたこと
また、雪で駐車スペースが確保できないところ
みなさん上手く協力して車移動をしてくださったことなど
感謝感謝申し上げます。

今年度はこれでいったん終了です。
来年度の日程は現在調整中ですが、スタートは雪解け後の5月になろうかと思っています。
季節が変わると楽しみも違ってくることでしょう。
またのご参加をお待ちしています!

(はぎわら)