てしかが自然学校

道東の弟子屈町(てしかがちょう)で、活動する日々のあれこれ

【イベント案内】原野のもりのオトナ木育ひろば2015.11.1(日)

2015-10-23 22:54:13 | イベント案内
大人だって木育ひろばでたくさん遊びたい!
というご要望があったとかなかったとか定かではありませんが
そんな声が聞こえた気がするので「オトナ木育ひろば」を開催します。

今回はカラマツの枝葉を蒸留して精油を採ります。
精油を採っている間には
薪割りしたり、こみちの整備もちょっとお手伝いいただいたりして
原野のもりで体を動かしましょう。
プログラムの前後でのストレスチェックもやってみる予定です。
たき火を囲んで、のんびりするだけというのもいいかもしれません。
カラマツの香りがする蒸留水をお土産として持ち帰れるようご用意できる予定です。


オトナが木育ひろばで遊ぶの図(イメージ)

子連れ参加もOKですが、子どもに付き添える人員を割けないかもしれないので
その辺りをご理解のうえ、お申し込みをお願いいたします。

『原野のもりのオトナ木育ひろば』
<日時>
平成27年11月1日(日)

<会場>
原野のもり(旧からまつふぁーむ)
弟子屈町弟子屈原野453-1(地図はコチラ

<活動時間>
9:00~16:00(時間内の出入り自由です)

<参加費(保険代、活動備品使用料、原材料費等として)>
おひとり500円

<服装・持ち物>
長袖・長ズボン
長靴(ケガ防止、ダニ対策に有効です)。
帽子
防寒着
軍手(たき火の際、化学繊維のものは熱で溶けてしまう恐れがありますので綿製品をおすすめします)
カッパ(雨天時は室内もご利用できます)。
お弁当(必要な方)
飲み物
タオル・手ぬぐい
※暖かく動きやすい、かつ汚れてもよい服装でお越しください。

<お問合せ・申込み先>
保険加入のため名簿を作成しています。
また当日の受付を簡潔に済ませられるよう、ご参加の場合は前日までに次の内容をお知らせください。

①参加される方全員のお名前・性別・年齢
②携帯電話の番号
③住所

申込み先は、てしかが自然学校(担当:萩原)まで
hironobu.hagiwara★gmail.com(★を@に変えてお使いください)

原野のもりの紅葉

2015-10-18 16:58:21 | 原野のもりプロジェクト
原野のこみちを作って初めての秋を迎えています。
(こみちを作ったのは昨年12月でした)

原野のもりは、カラマツが植えられた一見すると単一な針葉樹林ですが
以外と広葉樹もあるものでして
見栄えするであろう花の咲く木や
紅葉が期待できるカエデ類が生えている場所を
何となく縫うように道を作っています。

というわけで、今日のお散歩。

良い感じです!

(はぎわら)

【イベント案内】平成27年度子どもパークレンジャー 15.10.31(土)

2015-10-12 23:56:49 | イベント案内
国立公園の自然保護官(レンジャー)の活動を子どもたちが体験しながら
自然にふれあい、自然保護や環境保全の大切さを学ぶ「子どもパークレンジャー」が今年も開催されます!

**********
平成27年度 子どもパークレンジャー
「体験!発見!釧路湿原! ~みんなで作ろうエコツアー~」

 
▼実施日
平成27年10月31日(土)
※荒天時は代替えのプログラムを実施します

▼実施内容
大パノラマが広がる細岡展望台から達古武湖、そして釧路湿原のど真ん中に続く道へでかけます。
心に残る風景を撮影し、まとめの作業を行います。
地域を訪れる旅行者に自分たちの言葉でふるさと釧路湿原の魅力を伝える「エコツアー」を提案します。

▼実施場所
釧路湿原国立公園 (塘路・細岡・温根内)

▼対象
小学4年生~中学3年生

▼定員
25名(先着順)

▼集合・解散
・集合 JR釧路駅 8:40まで
・解散 JR釧路駅17:00頃予定
※釧路駅より無料の送迎バスを運行します。
※弟子屈、標茶方面からも乗車が可能です。ご相談ください。 
※現地(塘路湖エコミュージアムセンター)へ直接集合も可能です(9:30まで)

▼参加費
無料

▼主催
環境省 釧路自然環境事務所

▼応募方法・問い合わせ先
お申込みは下記①~⑦の項目をご記入の上、メールにてお願いいたします。
メールのない方はお電話にて受付いたします。
①参加者氏名(ふりがな)  ②性別  ③生年月日  ④学校名・学年
⑤住所  ⑥電話番号(携帯)  ⑦その他(アレルギー等の特記事項あれば)
E-mail:teshikaga.ns@gmail.com
子どもパークレンジャー事務局(てしかが自然学校内)
※事務局からの返信をもって受付完了といたします。返信がない場合はお電話にてお問い合わせください。
また、迷惑メールフィルター等の設定をされている方はこのアドレスが受信可能なよう設定をお願いいたします。

<お問合せ(平日9:00~18:00)>
TEL:090-6697-5734(てしかが自然学校 萩原)
応募締切:10月26日(月)18:00まで
※先着順のため、定員になりしだい締め切らせていただきます。
※【個人情報の取り扱いについて】お申込みでいただいた個人情報は
主催者側からの開催にあたっての連絡、傷害保険の加入以外に使用されることはありません。
 
▼関連リンク
子どもパークレンジャーちらし
表面
裏面


環境省 こどもパークレンジャー
http://www.env.go.jp/kids/gokan/jpr/index.html

環境省 釧路自然環境事務所
http://hokkaido.env.go.jp/kushiro/

弟子屈町森林体験教室「こども木育デー」 15.10.10

2015-10-12 14:51:06 | 日記
今年も弟子屈町主催「森林体験教室」の
プログラム運営を担当させていただきました。
町内の小学生と一緒に、木とふれあう一日です。
(昨年の様子はコチラ

今年は、町内の国有林を管理されている森林官にご協力いただいて
実際に森を育てている造林現場へ連れて行ってもらいました。

気持ちの良い青空の下、林道を歩いていきます。


たどり着いたのは、トドマツが植えられ、筋状にササ刈りがされている造林現場です。


国有林や森林官のお仕事について、少しお話を伺います。

弟子屈町内の半分ちょっとが国有林なんだそうです。
やはり弟子屈町は森に囲まれたまちなんですね。

森を育てる森林官にとって大切なのは、森をよく観察すること。
森林官がそうおっしゃって、観察する目を養うために森の宝探しゲームを用意してくれていました。
宝の地図とにらめっこしながら、造林現場に隠された宝(ハロウィンのおもちゃ)を探します。

「あったぞー!」(手の届かないところにあるのです)

「ゲットだぜー!」
普段、なかなか入る機会の無い造林現場は、子どもたちにとって大冒険の様子でした。


ゲームが終わった後は、器具を使った樹高測定のワザも見せていただき
まちの林業とふれる午前中を過ごしました。




午後からは、屈斜路湖畔にある林業多目的センターへ場所を移します。
この1週間は、町の木育週間が実施されており
センター内に木製遊具が置かれ、一般開放されています。

この木のおもちゃで遊ぶもよし
集まったスタッフの特技を活かした、木をテーマにした遊びコーナーを自由に行き来できる時間です。

○草木染めハンカチ作り
クルミを煮だした染め液を使ってオリジナルハンカチを作りました。
それぞれに絞りを入れて模様に個性をだします。
なかなかしっかり染まるものですね!




○枝から作るカスタネット、木のマグネット作り
輪切りにした枝を納得いくまで紙やすりで表面を磨き、ヒモを通して完成!
ただの輪切りではなく、あらかじめカチカチ当たるところが削られているのがミソ。
澄んだ、心地の良い音が響きます。
木片にマグネットシートを張り付けた、木のマグネットも
思い思いにお絵かきをして、それぞれにお土産を作っていました。




○火おこし&たき火おやつ
普段あまり無いであろう、木を使った焚き火。
この手のプログラムをやるときは、マッチの本数制限をすることもあるのですが
今回のルールは「成功するまでマッチを擦ってOK!」。
はじめての子どもには、じっくり向き合ってみました。
火つけに成功した後は、ササの葉茶と焼きマシュマロでおやつの時間です。





造林現場では、森に生育している樹木について学びました。
木をテーマにした遊び場では
木が身の回りの道具になったり、美味しいものを作るエネルギーになったり
多様に変化することを体感し、日頃の生活でも木の存在をふと思い出してくれたらと願っています。

木で遊び「楽しかった」と笑顔がうまれていたのが何より嬉しいことでした。
また、一緒に遊びたいですね!

(はぎわら)

原野のもりの木育ひろば 2015.10.4

2015-10-08 16:44:58 | 原野のもりプロジェクト
今年度4回目の木育ひろば
ふりかえってみると、雨にあたることが多いのですが(雨でも問題ないのですが)
今回は、お天気の心配をすることなく爽やかに晴れました。

というわけで、はじまったのは「森のフロッタージュ美術館を作ろう」。
フロッタージュは、物の表面の凹凸を紙に写し取るものです。
10円玉など硬貨でやったことがある方もいるのでは…。
これを、樹皮や葉でやってみたわけです。

原野のもりは、主にカラマツの造林地ですが、広葉樹も案外まじってきているのです。
フロッタージュをすることで、何だか色々な種類があることがわかります。


最後にはカラマツ林内に紐を渡して、みんなの作品を飾り、「森の美術館」が完成しました!
風にそよそよ揺れる作品がなんとも素敵です。こうした森の空間利用もいいですね。



さて、この木育ひろば、いくつかの活動が同時進行されており
自分で選んだ好きな場に居てOKとしています。
誘いはしますが、無理に引っ張っていったりはしません。

「行かないよー」と、好きな遊びを見つけてくれれば、それでいいのです。


セラピーカフェは、今回も安定の癒しのスペース。
これからの時期にありがたい、自然の香りを使った保湿クリーム作りや
マッサージも受けることができます。
子どもたちが遊んでいるのも窓から見えるので、親も安心できる距離感です。




その他いろいろ…

親子で一緒に薪割り、いいですね!


薪割りをしようと丸太をどかしたらミミズがいたぞ。


ユキムシが飛んでいたので
この虫はだなぁ…と、この時期に越冬のためヤチダモの木に引越しするウンチクを語っていたら

「ここにいっぱいいるよー」と子どもたち。
そうそう、それ。語る必要はなかったかもしれませんね…。




毎回欠かさないのは「たき火」。
せっかくあるので、美味しいモノでも作りましょう。
定番の棒巻きパン


ありがたいことに差し入れも豊富でした
地元産のとうきび。
皮ごと焼いても美味しいですよね。


お、これは…


燻製タマゴでした。

美味しくいただきました。

お昼すぎからは、マシュマロも焼いてみたりで
なんだかずっと食べていたような(笑)
トドメには焼きリンゴです。



今回も、のびのびと森の時間を過ごすことができたのでは。
参加のどなたかが子どもに言っていた「ここにいると、怒られないもんねー」の一言。
森の中などの外遊びって、子どものやりたいことに対して懐が深いように思っています。
親もリラックスできて、子どもも目いっぱい遊べる場作り。
これからも、皆さんと進めていきたいところです。

次回は、1月24日(日)。
雪が(適度に)しっかり積もっていると見込んでいます。
また近くなったらご案内します。

(はぎわら)