みなさん、こんばんは。
今日は一日中、スッキリしない天気で、梅雨らしかったですね。
さて、今日も本の紹介です。
『米軍式 人を動かすマネジメント』著:田中靖浩 日本経済新聞社
以前から、予算を立案し、これをまわすため、PDCAサイクルを信奉してきた日本企業は多いかと思います。
一方で、なんか違和感を感じたり、形骸化してしまったりと、本来の目的から外れてしまっているのではないかと、感じている人も多いかと思います。
そんな人たちに、参考になる考え方が、OODAループです。
これは、ベトナム戦争で多大な犠牲を負ったアメリカ軍が、消耗戦をから抜け出し、相手に実力を発揮させないように戦う機動戦で対抗したのが、OODAループです。
その戦績は目覚ましく、湾岸戦争では、戦前の予想とは裏腹に、イラクの裏をかいて、短期決着となりました。
このOODAループは、まずは相手をじっくりと観察(Observe)し、方向付け(Orient)を行い、現場で決定(Decide)し実行(Act)すると言うサイクルです。
ちなみに、本書ではOODAループは、臨機応変に動く個人と定義し、これにミッション・コマンド(お枠を示し、自主的に動かすリーダーシップ)、クリティカル・インテリジェンス(判断や行動に直結する「情報」)も合わせて解説しています。
日本ではまだな地物薄いOODAループですが、新たな方法として試すには、中々なのではないかと思います。
それでは、今日はこの辺で。また、明日!