日本高齢期運動連絡会など 座り込み
小池書記局長ら共産党議員参加
従来の健康保険証の新規発行が停止された2日、東京都千代田区の厚生労働省近くの交差点で「マイナ保険証」押しつけに抗議して約30人の市民が5時間座り込みました。高齢者の要求を実現するために活動する日本高齢期運動連絡会とマイナンバー制度反対連絡会が呼びかけました。
日本高齢期運動連絡会の畑中久明事務局長は、交付が義務付けられている健康保険証と任意取得のマイナンバーカードを組み合わせたため、医療現場などで混乱が起きているが国は目を向けていないと強調。「世界に誇るべき国民皆保険制度を意地とメンツで崩壊させることを許すわけにはいかない。私たちはあきらめず、『保険証を残せ』と声を大にして訴え続けたい」と話しました。
婦人民主クラブの石黒之俐子副会長は、マイナ保険証の取得が困難な高齢者施設に入居している人や病院に長期入院している人に資格確認証を郵送するのに莫大(ばくだい)な費用がかかると指摘。「そういう人たちが安心して治療に専念でき、老後を豊かに暮らせる社会のために保険証廃止を撤回させよう」と呼びかけました。
参加者は省庁職員が昼休憩で外出する正午に厚労省前に移動。「紙の保険証を残せ」などとシュプレヒコールを上げました。
日本共産党の小池晃書記局長・参院議員は、石破茂首相が自民党総裁選で従来の健康保険証について「納得しない人がいっぱいいれば併用を考えることも選択肢」と話していたことを示し「いっぱいいるんじゃないでしょうか。従来の保険証を残すことが必要だ」と強調。「高齢者の方と思いを一つにして、長生きをみんなで喜び合える社会にするためにがんばりたい」と力を込めました。
日本共産党の本村伸子衆院議員と伊藤岳、吉良よし子、倉林明子、山添拓の各参院議員が参加して、あいさつしました。
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