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イスラエル支援やめよ

2024年03月04日 12時30分06秒 | 一言
全米で政府に抗議

(写真)イスラエル大使館前で「ラファに手を出すな」「今すぐ停戦を」と声を上げる人たち=2日、ワシントン(石黒みずほ撮影)

 【ワシントン=石黒みずほ】イスラエルが避難民が多数集まるガザ南部ラファへの攻撃を強める中、全米各地で2日、イスラエルや同国への軍事支援を続ける米政府に対する抗議行動が行われました。首都ワシントンでは、イスラエル大使館前で集会が開かれ、参加者が「今すぐ停戦を」「ラファに手を出すな」と声をあげました。

 主催団体の一つ「パレスチナ若者運動」の代表は、ガザの壊滅的状況の中、米政府が国連安全保障理事会で4度にわたり停戦決議案に拒否権を行使したことを非難。「パレスチナが自由になるまで、私たち、世界は抵抗をやめない」と訴えました。

 「シオニズムに反対するユダヤ人連合」の代表は、イスラエルが避難者や食料を求める人々を標的に攻撃を行ったことをあげ、「残虐行為が私たちの名のもとに行われていることに深い怒りを感じる」と発言。「このような犯罪に対し声を上げることは人間としての道徳的義務だ」と強調しました。

 参加者は集会後、「虐殺が起きる中で私たちは黙らない」「米国はイスラエル支援をやめよ」などと書かれたプラカードを掲げて行進しました。立ち並ぶマンションから多くの人々が注目。手を振ったり、パレスチナの旗を掲げる人の姿もありました。

 参加した大学生(19)は「国内で問題が山積する中、なぜ他国での虐殺に資金を使うことができるのか。これは道徳的な問題であり、政府は大多数の国民の声を聞くべきです」と話しました。

 行動は、ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴ、ボストンなどでも行われました。


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