オスプレイ訓練中止求めよ

山口　岩国市に配備反対も
「住民投票を力にする会」


（写真）市に要請する松田氏（正面の机右から３人目）ら＝１７日、山口県岩国市

　米軍岩国基地（山口県岩国市）の機能強化に反対する「住民投票を力にする会」は１７日、岩国市に対し、米軍の輸送機オスプレイが同基地を拠点に使う日米共同訓練の中止を日米両政府に求め、同機の配備計画に反対するよう申し入れました。

　今月下旬に始まる日米共同訓練では海兵隊と空軍のオスプレイ計８機程度が同基地に飛来。１５日には海軍のオスプレイが同基地に年内に初配備される計画も発表されました。

　同会の松田一志代表・日本共産党岩国市議団長は配備される海軍のオスプレイは多くの欠陥が指摘されているとし、「市民の安全、安心が脅かされる。明らかな機能強化だ」と批判。「（オスプレイに機種変更される）Ｃ２輸送機以上の任務を持たせることができる」とも指摘しました。

　石本英二・基地政策担当部長は「不安を持っておられる市民もおり、懸念事項は国に照会したい」と回答。日米共同訓練については「中止を求める考えはない」と述べました。