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被爆80年へプロジェクト

2024年01月12日 13時03分11秒 | 一言
長崎被災協 世界に教材動画発信へ

(写真)会見で語る田中会長(中央)と長崎被災協のメンバー=11日、長崎市

 長崎原爆被災者協議会は11日、長崎市内で会見し、2025年の被爆80年に向けたプロジェクトについて発表しました。田中重光会長は「もし核が使われたらどうなるのか、みんなが自分ごととして考えてほしい。節目の年に広く世界に訴えていきたい」と語りました。

 プロジェクトの内容は、▽これからの被災協の組織・在り方▽世界に向けての広報活動▽被爆80年の取り組み―の3項目。広報活動については80年にあたり、80人の被爆者の証言のショート動画を作成。まだ語っていない被爆者も含め募集することや、長崎の原爆について学ぶ教材として動画を作成。これらをSNSで世界に向け英語で発信します。

 被災協の運動の歴史をまとめる活動もしていくとしています。

 被爆80年の取り組みとして、溝浦勝副会長は「目的の一つに、核兵器禁止条約に日本政府を参加させることがある」と強調。「9条の碑」を平和公園に建立することを目指し、長崎市に要望を出していることも明らかにしました。

 田中会長は、被災協の組織・在り方について「被爆2世、3世、被爆者以外にも理事や評議員になってもらうなど、応援していただける人を増やしていきたい」と述べました。

 会見では、プロジェクトに協力してくれるボランティアの募集と募金も呼びかけられました。詳しくは、長崎被災協 電話095(844)0958まで。



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