バスカヴィル家の猫

          気が向いたとき日記

映画とお酒 その3

2015年07月24日 | お酒

お店のバックバーのとあるボトルを見る度

あの俳優さんの事を思い出します

早いものでもう亡くなって26年

映像の中の彼は今も抑えきれない

熱量を放っているというのに

バーボン<ヴァンウィンクル20年

映画『野獣死すべし』で

室田日出男演じる柏木刑事に

拳銃を突きつけながら

瞬きひとつせず滔々と

アメリカ版浦島太郎

リップヴァンウィンクル」の話をする

犯人・伊達邦彦こと松田優作

柏木「リップ・ヴァン・ウィンクル・・・

   小人に何ていう名前の酒をもらったんだ・・・

   出来れば俺も飲んでみたいなあ (棒)」

伊達「覚えてます ラム、コアントロー、

   それにレモンジュースを少々

   シェイクするんです

   わかりますか

柏木「X・・・Y・・・Z・・・」

伊達「そう・・・これで終わりって酒だ

が最高潮のシーンだと思うんですが

これ 刑事がカクテルのレシピを知らないと・・・

犯人伊達氏 空振りですよね(笑)

ハードボイルドのこういう無茶振り

嫌いじゃないです(笑)

ラストシーンの日比谷公会堂

健在でなにより

という訳で『野獣死すべし』を

観る機会があったなら

お酒はバーボンの「ヴァン・ウィンクル」か

カクテルの「XYZ」

そしてハードボイルドの必須アイテム

美女を忘れずに