平成29年度予算などを決める三原市議会定例会は、昨日で終わりました。
議員としての任期は4月23日までありますが、
担う議会はこれで最後です。
私は一般会計予算に反対し、討論を行いました。
討論は下記の内容です。
=====
私は、議第1号 平成29年度三原市一般会計予算について、反対の立場で討論致します。
反対する理由は、第4款衛生費における「三原広域市町村圏事務組合負担金」1億1451万5千円を認めることに納得できないためです。
質疑の中で、三原広域市町村圏事務組合不燃物処理工場について、組合議員を兼務する議員より、有価物が大幅に失われている可能性があるとの指摘がありました。
三原市内で収集された資源ごみが、不燃物処理工場に運ばれて、中間処理が行われ、その後に、有価物となる資源を入札業者が引き取っていますが、不燃物処理工場で計量し出荷した量と、入札業者が引き取って計量した申告量、つまり売却量に大きな差があるというものです。
この売却額は、三原広域市町村圏事務組合の収入となり、売却額が多ければ、三原市として拠出する負担金が少なくてすむということになります。
この大きな差があることが発覚した経緯は、平成28年1月に行われた、三原広域市町村圏事務組合平成26年度決算監査において、【有価物の引き取り量が、入札業者の自己申告になっており、計量を操作することによって利益を得る可能性】について、監査委員から指摘を受け、平成28年4月から、組合においても計量・記録を始めたところ、特に、アルミについて、組合で計った出荷量と、入札業者の申告量とに大きな差があることがわかったというものです。
平成28年4月から9月の上期全体で、アルミ缶プレスが25%のマイナスで、金額換算すると209万円相当となるものです。この分、三原市民・世羅町民が不利益を被ったことになります。
納得できない理由の1点目は、理事者は、12月に事態を把握しながら、この大きな差が生じた理由について、調査を行っていないということです。平成29年度からは計量方法を変えるため、大丈夫であるかのような答弁がありましたが、原因を特定せずに適切な対策がとれるとは思えません。
納得できない理由の2点目は、原因の特定について、速やかに、然るべき第三者機関に依頼することを求めましたが、「まず市としてできる範囲の調査を行う」とされたことです。市として調査にかかる日数も約2ヶ月とされました。
有価物は、三原市民・世羅町民の貴重な財産です。経緯の説明でも申し上げましたが、監査委員から、【有価物の引き取り量が、入札業者の自己申告になっており、計量を操作することによって利益を得る可能性】について指摘を受けたことにより、不燃物処理工場では、平成28年4月から、1か月ごとに、工場での計量と、引き取り業者の計量の記録が行われていました。しかしながら、その誤差を理事者が確認したのは12月です。
そして、12月に事態を把握してから、3ヶ月以上たつ現在まで、原因の調査は行われておりません。
10月からの下期も、入札により、上期と同じ業者がアルミ缶プレスの引き取りをしており、下期の現状について議員から指摘されたところ、「現在のところ確認していない」との理事者答弁でした。
これらの状況を考えると、速やかに、第三者機関に調査を依頼すべきであると考えます。
この4月からは、事業系ごみの値上げという市民の皆様への負担増をお願いする一方で、三原市民・世羅町民の貴重な財産が不当に失われたことに対して、ずさんな対応がなされており、このような現状を看過することはできませんので、平成29年度三原市一般会計予算に反対します。
議員としての任期は4月23日までありますが、
担う議会はこれで最後です。
私は一般会計予算に反対し、討論を行いました。
討論は下記の内容です。
=====
私は、議第1号 平成29年度三原市一般会計予算について、反対の立場で討論致します。
反対する理由は、第4款衛生費における「三原広域市町村圏事務組合負担金」1億1451万5千円を認めることに納得できないためです。
質疑の中で、三原広域市町村圏事務組合不燃物処理工場について、組合議員を兼務する議員より、有価物が大幅に失われている可能性があるとの指摘がありました。
三原市内で収集された資源ごみが、不燃物処理工場に運ばれて、中間処理が行われ、その後に、有価物となる資源を入札業者が引き取っていますが、不燃物処理工場で計量し出荷した量と、入札業者が引き取って計量した申告量、つまり売却量に大きな差があるというものです。
この売却額は、三原広域市町村圏事務組合の収入となり、売却額が多ければ、三原市として拠出する負担金が少なくてすむということになります。
この大きな差があることが発覚した経緯は、平成28年1月に行われた、三原広域市町村圏事務組合平成26年度決算監査において、【有価物の引き取り量が、入札業者の自己申告になっており、計量を操作することによって利益を得る可能性】について、監査委員から指摘を受け、平成28年4月から、組合においても計量・記録を始めたところ、特に、アルミについて、組合で計った出荷量と、入札業者の申告量とに大きな差があることがわかったというものです。
平成28年4月から9月の上期全体で、アルミ缶プレスが25%のマイナスで、金額換算すると209万円相当となるものです。この分、三原市民・世羅町民が不利益を被ったことになります。
納得できない理由の1点目は、理事者は、12月に事態を把握しながら、この大きな差が生じた理由について、調査を行っていないということです。平成29年度からは計量方法を変えるため、大丈夫であるかのような答弁がありましたが、原因を特定せずに適切な対策がとれるとは思えません。
納得できない理由の2点目は、原因の特定について、速やかに、然るべき第三者機関に依頼することを求めましたが、「まず市としてできる範囲の調査を行う」とされたことです。市として調査にかかる日数も約2ヶ月とされました。
有価物は、三原市民・世羅町民の貴重な財産です。経緯の説明でも申し上げましたが、監査委員から、【有価物の引き取り量が、入札業者の自己申告になっており、計量を操作することによって利益を得る可能性】について指摘を受けたことにより、不燃物処理工場では、平成28年4月から、1か月ごとに、工場での計量と、引き取り業者の計量の記録が行われていました。しかしながら、その誤差を理事者が確認したのは12月です。
そして、12月に事態を把握してから、3ヶ月以上たつ現在まで、原因の調査は行われておりません。
10月からの下期も、入札により、上期と同じ業者がアルミ缶プレスの引き取りをしており、下期の現状について議員から指摘されたところ、「現在のところ確認していない」との理事者答弁でした。
これらの状況を考えると、速やかに、第三者機関に調査を依頼すべきであると考えます。
この4月からは、事業系ごみの値上げという市民の皆様への負担増をお願いする一方で、三原市民・世羅町民の貴重な財産が不当に失われたことに対して、ずさんな対応がなされており、このような現状を看過することはできませんので、平成29年度三原市一般会計予算に反対します。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます