The Pleasure Dome

道楽家・幻彩が音楽好きの方々に執筆

CyberLink PowerDirector 11 は 3D 動画クリップの“下ごしらえ”に必須

2013年04月16日 00時56分33秒 | 立体映像

CyberLink PowerDirector 11 は「 ULTIMATE SUITE 」「 ULTIMATE 」「 ULTRA 」の
3種類が発売されていますが、Movie Studio Platinum 12 Suite の“下ごしらえ”として
活用するなら…「 ULTRA 」で充分。CyberLink のオンライン・ショップで 9,400円(ダウンロード版)。

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「環境設定」が最初のステップ。下図を参考に設定しましょう。







「 JVC KENWOOD GS-TD1-B の MP4(MVC)に完全対応」



~ MP4(MVC)のクリップを AVCHD(MVC) またはサイド バイ サイド ハーフに変換して出力~

JVC KENWOOD GS-TD1-B は「 AVCHD(サイド バイ サイド ハーフ)」でも撮影できますが
高画質…という評価は得られません。Panasonic LUMIX 3D1-K と同じく鮮明さに欠けます。
「 MP4(MVC)」で撮影し、CyberLink PowerDirector 11 で 3D 動画形式の変換をすることを推奨。

「スタビライザーで手ブレ補正」
「 3D の方向で立体感補正(キーフレーム設定が可能)」

Movie Studio Platinum 12 Suite の“手ブレ補正”はトラブルの発生が多いので
私は CyberLink PowerDirector 11 の「スタビライザー」を活用します。
併せて「 3D の方向」で立体感の補正を適用してから 3D 動画形式の変換を行っています。

「ビデオ エンハンスメントで鮮明さを改善」

~Panasonic LUMIX DMC-3D1-K の 3D 動画に必須~
~ SD 動画を HD 動画にアップスケーリングする場合に活用~

Panasonic LUMIX DMC-3D1-K の 3D 動画は「 AVCHD(サイド バイ サイド ハーフ)」です。
そして、JVC KENWOOD GS-TD1-B を「 AVCHD(サイド バイ サイド ハーフ)」に設定して撮影した
3D 動画のクリップも「ビデオ エンハンスメント」を適用すると良い結果が得られます。
「スタビライザー」を併用した場合にも鮮明さが失われません。



下図は補正前の画像。



「ビデオ エンハンスメント」と「スタビライザー」を適用した画像。



「 2D 動画を自然な立体感の 3D 動画にリメイク」
~「スタビライザー」との併用が可能~







「AVCHD 24p-MVC と 24p-サイド バイ サイド ハーフの変換を高速処理」





…という機能に魅力を感じ、Movie Studio Platinum 12 Suite の“下ごしらえ”に活用しています。
CyberLink PowerDirector 11 は 3D 動画編集アプリですが、本編集に使っていません。
あくまでも…“メディア・クリップ個々の下ごしらえ”に徹して活用しています。
Movie Studio Platinum 12 Suite が実に効率良く編集の作業ができるからです。
また、“ Blu-ray 3D ”の作成における完成度が高く、“ YouTube 3D ”にアップするための
プロジェクト・レンダリングにおいて、高画質・高音質を保てるのです。

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料理に例えると…「撮影→収穫」「各種補正→下ごしらえ」「編集→盛り付け」…ということに。

1. Panasonic LUMIX DMC-3D1-K または JVC KENWOOD GS-TD1-B で撮影を行う。
2. CyberLink PowerDirector 11 で 3D 動画クリップ個々の補正を行う。
3. Movie Studio Platinum 12 Suite で本編集を行って作品に仕上げる…これが私の流儀。

***** 本日はここまで *****