Ｌ28怪（Ｌ28改）

Ｌ28怪（Ｌ28改）

５月はなんだかんだ忙しくて、ブログの更新サボりすぎ。

結局かなりの公認車検の依頼があり毎日追われていました。

そんな中でひとつ大きなトラブルがありました。

うちのお得意様が埼玉県のある車検場で

Ｌ28乗せかえ・・よくあるケースです


というか定番中の定番です。

しかしエンジンの打刻の様式（数字の形が違う）という事で通検出来ませんでした。

実際違うのかというとそんな事は無く正規の打刻です。

でいろいろしらべたら、Ｌ28には２パターンの打刻様式があることが判明。

Ｎ42さらに前期もののみ旧様式・それ以外は新様式。

割合は旧様式が３０台に１台あるかどうかです。

旧様式は2の右下が少し跳ねています。

ちなみにＬ24やＳ20は４０年代のエンジンですので旧様式です。

新様式は2の右下がまっすぐです。

実際旧様式にはほとんどお目にかかれません。

しかし国のデーターベースには旧様式しか登録されていません。

打刻様式変更届も出ていませんでした。

で・・日産に問い合わせて調べてもらったら、昭和５０年代あたまに、届出をしていました。

でも国には変更届けを受理した形跡がありません。

そうです消えた年金問題みたいですよね。

日産に頼んで国に届けなおしの手続きしてもらっています。（完全に国のミスだと思う）

という事でいまだにデーターベースは更新されていません。（もう少しかかるのかな）


という事は正式な打刻様式なのに国にデータはいまだに旧様式１種類なので、

厳格に運用すると、データーベースが更新するまで、Ｌ28／Ｌ20の新様式エンジンは不正

打刻扱いで車検を取れない事になってしまいます。

というか正しいものなのに不正打刻になってしまいます。

今まで昭和５０年から何をしていたんだろうという出来事でした。