タイニーハウス東京

東京でタイニーハウス暮らしを実現する。超小型木製トレーラーハウスの自作にチャレンジ

屋根のポップアップ機構 その6 いよいよ取り付け

2017-08-15 17:29:05 | キャンピングトレーラー自作
仕事もありますが、梅雨明け後から雨がちな天気が続き中々屋根の取り付け作業が開始できません。先週半ばから晴れ間を見つけては、少しづつ作業を進めています。

最初に屋根を取り外す作業に取り掛かります。先ず、上下二枚の屋根を連結している金具を取り外します。更に、下屋根の蝶番を外しておきます。この日は時間がないので、取り敢えず屋根を降ろすための準備作業です。








上屋根の下面を覗いてみると、雨のしみで汚れていて結構雨漏りしているのが分かりました。屋根のコーキングが痛んでいるようです。屋根の改造の前に、修理が必要であることが分かりました。




予想外の一手間がかかってしまいますが仕方がありません。

翌々日に時間を確保できたので、家内に手伝ってもらい屋根を下ろしてみました。但し、この日は夕方から雨の予報であったため、取り急ぎコーキングの補修と再度取り付ける際の蝶番の付け替えのみを実施しました。




屋根を一旦下ろしてみると雨の漏れ具合と雨漏りの箇所がはっきりします。両端を中心にコーキングが甘いようです。




コーキングの補修の前に、蝶番の付け替えです。従来は上屋根側面の外側に固定していましたが、下屋根を外すことで屋根の位置が4センチほど下がるため、車体側の取り付け位置が変わるため蝶番を内側に付け替える必要が出て来たのです。






予想以上に時間がかかってしまい、しかも途中で小雨がパラつきだしたため、作業中の写真を撮る暇がありませんでした。既に日没も過ぎてしまい、暗くて見えにくくなっていますが、無事コーキング補修作業は終了です。





この日は、下屋根はそのままに残し、再度上屋根をあげてタイダウンベルトで仮押さえをして作業を終了しました。

先週末に改めて屋根のコーキング補修後の状態を確認しました。角の隙間が気になったので、四隅にもコーキングを打っておきました。




念のため屋根の内張を剥がして、内側にもコーキング補修をしようと確認してみましたが、内側は状態が良く、ほんの一部コーキングを足したのみで済みました。




また、前日夜の雨でも新たに雨漏りの跡は無かったので、コーキング補修の効果はあったようです。確認ができたので、汚れ隠しもあり屋根の下張にカーペットを貼りました。






地ヘラとローラーを使って両面テープで貼り付けて行きます。この日は夕方から池袋で仕事があったので、時間が余りありませんでした。先日用意しておいた抑え金具とビスを使い天幕材を取り付けます。






上屋根の重量は36kgあり、家内に手伝って貰っても、屋根を載せるのは簡単ではありません。作業中にせっかく貼った天幕材が傷付かないようテープで仮止めして、屋根を載せてみます。今回初めて下屋根を取り外しました。





屋根の取り付け位置が下がったのが分かりますか?





下の写真が作業前のものです。屋根の下に本体側の白い縁取りが見えていますが、今回の改修で、この分が見えなくなりました。約4センチほど屋根の位置が下がりました。



尚、元々の設計では、二枚屋根で上屋根の取り付け位置も高かったので問題はありませんでしたが、このことで別の問題が発生しました。屋根の外枠と本体側の白い縁取りの間のゆとりが余り無かったため、通常の蝶番では開ける際に干渉してしまい屋根を跳ね上げることが難しくなりました。

と言うことで、一旦屋根全体を上方に押し上げてから跳ねあげられるような蝶番の構造を考えることにしました。三枚目が最終案です。





雨も降り続いているので早速製造に取り掛かります。








屋根と本体を3箇所で固定します。重い屋根を支えるので強度も必要なため一個で1.5kgあります。




テーブル面を本体の壁の上部と考えてみて下さい。関節が三つあり、少し持ち上がった状態で、一番上の蝶番のついた少し長い木部が屋根を支え跳ね上げる形となります。この木部が長いのは455mm間隔で入れてある屋根の垂木2箇所で固定するためです。

今日の東京は昼過ぎから大雨が降っており作業は出来ませんが、明日以降時間を見つけて屋根の改造作業を完了させたいと思います。今週はずっと雨模様なので難しいかも知れません。乞うご期待!


関連動画;自作トレーラーの関連動画はYouTubeにアップしてあります。宜しければご覧ください。
     https://www.youtube.com/watch?v=z-eC-Jokxhw&t=25s