タイニーハウス東京

東京でタイニーハウス暮らしを実現する。超小型木製トレーラーハウスの自作にチャレンジ

キャンパーシェル改造の総括

2018-05-15 16:10:07 | キャンピングトレーラー自作
今回の改造は昨年の春に続き二回目の大掛かりな改造作業でした。決算や税務処理のため半ばで二ヶ月ほど中断しましたが、昨年末から実施した一連の修理・改造作業に関して、従来と何が変わったかを今回改めて纏めてみたいと思います。


1) 屋根の天幕材更新関連
①軽量化
横転事故の修理に併せて天幕材を防炎シートからテント生地に変更した。幕の重さが1.9kgから300g弱に低減、僅かではあるが減量となった。また、破風板を取り払ったことにより3kg、その関連で特殊な重い蝶番を一般の蝶番に変えたことにより4kg、併せて9kg弱の減量となった。

②耐久性向上
幕材の変更により使用可能耐用期間の長期化を期待。防炎シートは余りにも摩耗や引っ掻き傷に弱すぎた。

③換気性向上
窓を二つから四つに増やしたことにより換気性が向上、同時に外部が見えることによる開放性が高まった。

④見た目の変化
幕材が白から黄色になり外観が大きく変わった。

[ビフォー]



[アフター]



2) スライドアウト機構の廃止
①軽量化
これによりスライドアウトする拡張部のみならず、それを支える支持部である棚等を取り払い、合計で10kg強の軽量化となりました。

②車体剛性の向上
シンプルな箱構造に戻したことで車体の剛性が高まりました。

③利便性向上
スライドアウト機構の廃止によりフル展開時の室内空間は減少しましたが、道の駅やSA等の駐車場での使用には便利になりました。

[ビフォー]



[アフター]



3)換気扇リッドの改良
今までは外からしか開け閉め出来ませんでしたが、内側からも開閉できるように改良しました。

[ビフォー]



[アフター]





4)コーナースタンドの追加装備
初めての車検もありキャンパーシェルを随時取り外せるように新設しました。




5)シャーシとキャンパーシェル脱着方法の改善
これまではキャンパーシェルとシャーシを切り離す際に、固定用のワイヤーのワイヤーグリップを外したり、電線を一つ一つ外す必要がありましたが、簡単に脱着出来るように改善しました。ワイヤーグリップはそのままで、ターンバックルだけで取り付け、取り外しが出来るようになりました。同時に電線の接続も改善して多極ソケットに纏めました。




6)内装リノベーション
①レイアウト変更
ダイネットの椅子の配置をコの字型から逆L字形に変更しました。この変更で足元がゆとりを持って室内を移動することが出来るようになりました。

[ビフォー]



[アフター]



②可動式ベンチ
上記①に併せて車体左側ベンチを固定式から可動式に変更しました。通常の二人旅の時のスペースを確保しつつ臨機応変に人数対応ができるようになりました。
同時に副産物として3kgほど減量できました。






③テーブル軽量化とベッドへの組み込み
これまでの重たいテーブルから半分以下の2kgに軽量化でき、更にベッド展開時は床板として収納出来るようになりました。


(左が今までのテーブルトップ、右が新しい軽量化版)




④ポータブルトイレ設置場所の変更

シンク下から後方左側に変更したことにより、シンク下に収納スペースを確保できました。

[ビフォー]



[アフター]



7)防寒対策
①FFヒーターの設置
冬場の寒さにも耐えられる灯油(または軽油)のFFヒーターを設置しました。




②防寒インナーの設置
暖房効果を上げ、更に結露対策としてアークティックパックを製作し取り付けました。スナップボタンで必要に応じて取り外しができます。




8)ドア網戸の改良
現在進行中ですがカーテン式に変更します。この変更も減量に貢献しており1kg強の軽量化となりました。




こうして振り返って見ると、結構な量の作業を実施してきたと感じました。そして、今回の一連の改造の結果、大変使い易く快適になりました。また、重量が増えたFFヒーターと防寒内幕の5kgを差っ引くと、副産物として約20kgの減量にも繋がりました。

今後も適宜快適化のための改造を続けて行きたいと思います。







関連動画;自作トレーラーの関連動画はYouTubeにアップしてあります。宜しければご覧ください。
     https://www.youtube.com/watch?v=z-eC-Jokxhw&t=25s

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