11月3日に投票が行われる米国大統領選挙ですが、選挙結果が僅差の場合に郵便投票などの有効性を巡って裁判で争われる可能性もあることから、今回のエイミー・バレット候補の米国最高裁判事への指名承認は大きな争点となっています。
ご存知かと思いますが、米国憲法に基づき条約批准や最高裁判事などの大統領指名人事に関しては上院のみが「助言と同意」を与える権限を有しており、共和党優位の現在の上院で同候補の承認プロセスが進行中です。
米国時間12日から14日まで三日間にわたり米国上院司法委員会で公聴会が開かれましたが、同15日朝から開催されるエグゼキュティブミーティングで同委員会での採決を22日に決める見通しとなりました。
候補者紹介の後の冒頭陳述は大変素晴らしい出来で、その後の各委員からの質問に対する答弁も堂々として自信に満ちており、的を得た内容と相まって彼女の頭脳の明晰さと最高裁判事としての適性を遺憾なく示していました。
共和党、民主党両党による三日間で合計24時間弱に及ぶ長時間のQ&Aセッションを経て…
委員長であるリンジー・グレイアム上院議員は閉会を宣言、米国時間明日15日朝9時からエグゼキュティブミーティングを開催して今後の対応を協議することになりました。
法律に基づき一週間の猶予期間を経て22日に委員会の決済を実施するものと見られており、この司法委員会での採決を受けて、今月末までに上院での採決を実施する見通しとなっています。
上院共和党内で新型コロナ感染者が出たこともあり一時期決裁が危ぶまれることもありましたが月末までには必要な投票数を確保出来る見込みでありバレット候補の最高裁判事への登用は確実視されています。
関連動画;自作トレーラーの関連動画はYouTubeにアップしてあります。宜しければご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=z-eC-Jokxhw&t=25s
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