みいのしっぽ

毎日の暮らしの中でうふふって笑っちゃうことを書いていきたいです。

読み終わった!

2012年07月30日 | 日記



    杉先生からお借りしていた本    井東汎作のバテンの家  やっと読み終わりました


    読み始めたらあっという間    3日くらいで読めました   おもしろかった


        バテンレースの作り方の話でも  サスペンスでもなく 平凡な日常の話だった
  
      舞台は大町あたりの町屋・・・・先月までバテンを習っていた 仲町のますやさんの家を


           想像しながら読みました。。   ああ読めてよかった 
      



    第一次世界大戦後にバテンレースという内職が 高田の町かいわいでどんなに重要な収入源だったか


    高田の冬の内職・家中の奥様や農家のかあちゃんたちが わずかな賃金でそれでも必死でお金を得るために


   がんばっていた。。  それをまとめる分場や工場の人たちの苦労・駆け引き・・・助け合い。。



        

   主人公のみよさん一家の生活 旦那さんの心の葛藤  昔も今も夫婦のなやみや 子供の心配や お金のことや・・


    なんにも変っていない。。変わったのは生活様式と雪が少なくなったこと、時間がたったことくらいだ。



         作者の文章も力強くて 今を生きている人たちのたくましい話が


       ご自分の体験をも元にしているんでしょうが  とてもおもしろかったです