Poncoの ぴろ~・ぶっく 

枕元においたノートに
日々の生活で感じたことを
好き勝手に綴りたい・・・・。

沈まぬ太陽

2009年12月02日 | Weblog
今日は、映画館がレディースディなので
朝一番で「沈まぬ太陽」を観にいってきた。

私としての見所は、主人公が、海外勤務になり
家族は、どうなるのか?
仕事優先の場合の家族は?
あの飛行機事故のことも
どう描かれているのか?
というところであった。


一言でいうなら、とても大作だったとおもう。
主演の渡辺 謙さんが、
「今でないと、演じられない」といったのが
よくわかる熱演である。

私は、いつも羽田から伊丹へ飛ぶ。
飛行機に乗り始めのころ、私とわかるアクセサリーを
つけることにしていた。
最近でもそうかな・・。
どうしても、あの事故のことを
思い出して、墜落して、体がばらばらに
なってしまうような気がしてしまう。


あの昭和60年の事故のことは
大きな衝撃だった。
その日、私は、大きなおなかで、掃除していた。
大阪から、夫の両親がくる予定であった。

テレビでみて、驚いた。

両親は、新幹線だったから、無事であった。
あの犠牲者の中には、知り合いのお父様もいたと
後で知った。

****

映画の最後のほうで、離陸する飛行機にむかって
大きく手をふる整備士さんたちがでてくる。
私も、離陸しているとき、たまに目にする。
うれしくなって、こちらも小さく手をふったりする。

飛び立つ前に、
「エンジントラブルが起こりましたので
離陸が遅れます」というアナウンスがあったことがある。
この飛行機、大丈夫かしら?
ととても怖い。
しかし、そのまま、飛ぶほうが、もっと怖かったのね。

映画の中で、「ナショナル・フラッグ・キャリア」と称される企業である。

ハワイにも、イギリスにも、日の丸のついた飛行機で行かなかった。
運賃が高かったからである。

それだけ、安全である、とおもっていたのになあ・・。
今は、手をふってくれる整備士さんたちが、責任をもって
納得するまで整備してくれていると思っていいんだろうか?

それにしても、上層部の腐敗ぶりは、真実だったのか?
大げさなのか?
わからないが、大なり小なり、権力闘争はあるだろうし、
すごいなあ・・。
とおもってしまった。

月曜日に、バラクラガーデンにいき、
水曜日に、1000円で映画をみて
土曜日に、2000円で、生の枝や花で
クリスマスリースの講習にいける私は、
本当にお気楽もの?

でも、24年前の今日、私は死ぬかも?
と本気でおもった痛みに遭遇し、子供をなんとか
出産した。
以後、「悩める母親」という人生に突入したのであった。

私もがんばってきたよね?
とおもってしまう。