Poncoの ぴろ~・ぶっく 

枕元においたノートに
日々の生活で感じたことを
好き勝手に綴りたい・・・・。

訃報

2009年10月27日 | Weblog
6月にかいた「脳死状態」の知人の訃報が
届いた。、

私は、今から、帰省する。

伯母や伯父が亡くなっても葬儀にも
いかなかったのに、今回、急遽、御通夜から
参列するのは、この方は、我が家にとって
特別な人だからである。

この人と奥さんは、50年間の結婚生活の中で
たった一回だけ、仲人をした。
それが、私たちだった。

私たちの同級生の親である。
いろんなご縁があって、一番お世話に
なっているのが、そこのばさんだった。

だから、仲人さんをお願いした。

結婚してから、おばさんは、私にとって
実母、姑、と同じ関係になった。
つまり、私には、母が3人いるのである。

舅と実家の父をなくしてから、
たったひとりのこった「父」であった。
この
「おとうさん」は、うちの父とずいぶん、ちがった。
人付き合いも、苦手だった。

私は、この二人のような夫婦になりたい、
と思ったことは、なかった。

おばさんは、苦労ばかりしている、
とおもっていた。

脳死になってから、この一年。

おばさんの夫への看病生活や
考え方。
生きる姿勢。
それらをみて、私はたくさんのことを考えて
たくさんのことを学んだ。

やはり、仲人をしてもらってよかった。

****

大阪の姑や母や妹に電話して、
打ち合わせしていたら、だんだん、憂鬱になったきた。

葬儀事情が、私がおもっているのと
ずいぶん、ちがう。
楽になったのだそうだ。

しかし、私は、それになれていないので
話をきいて、戸惑い始めた。

姑は、「最近、ほんまに楽になってね~。
私も、これでいいわ~」という。
母もおなじことをいう。

だから、私の今回は、最近の葬儀事情の視察になるのかな?

変な話だが、私は、訃報がはいると
いたく落ち込む。
それはあたりまえのことだとおもう。
しかし、現場は、わりと元気な声だったりするので
面くらうのだ。

それが苦手だなあ・・・・。
と思う。

移動をアレンジするのも
前日だったので、いつもとちがう方法になった。

頭の中が、混乱した。
ネットで、予約したものの
「これは、だめだ。」と気がつき
結局、JALに電話した。
親切に説明されても、一瞬で理解できなくて
パニックになった。
私、大丈夫かしら?
と、思う。
親切なアドバイスのおかげで、とってあった
便でかえれることになった。

懐かしいことと新しいことにカルチャーショックを
うけることがたびたび・・。

飛行機で、楽にいけるようになったものの・・・。
私がしっている故郷は、遠くになったような気がする。



対照的

2009年10月24日 | Weblog
護衛艦の中をみせてもらって
感じたこと。

なんて、機能的なんだろう!

国際線の飛行機もそうだが
大海原をゆく、大きな船に
無駄なものはいっさいなく
ひたすら、機能的。

たくさんの計器は、きれいな円形か
四角。
ひたすら、幾何学模様。

そこに芸術やら、心を動かすとかいう気配が
まったくない。

それはそうだ。
冷静でないといけないのだから。

懐かしい空気。

私は、子供のころ、徳島の母の実家にいくのに
船で四国にわたっていたが、
あのころの船の中の空気はこんな感じだったところもある。


それから、とにかく「がっしり」している。

階段は、足腰をしっかり使う。
はしごみたいだ。

操縦についても説明していただいた。
こんなに重厚な船であるから、動きに小回りがきかない。
そんな話をきいているうちに
波に揺られ、船で仕事をすると
すごく気がきく人間になるんじゃないか?
と思った。
大きなブレの中で、先々のことを考えながら
動作をすすめないといけない。
波のご機嫌、船のご機嫌をうかがいながら
それに、きゅうきゅうとすることもなく
うごいている時間もあるかもしれない。

クリックひとつで、一瞬のうちになんでもできる
デジタルと対極のアナログの世界。

****

私は、今週、表参道と横須賀という
対照的な街を歩いた。
「軽薄」vs「質実剛健」
「チャラチャラ~~」vs「キリッ!」
「殺気だっている」vs「のんびり」

われながら、不思議なご縁。
面白いなあ・・・。


満艦飾

2009年10月24日 | Weblog
満艦飾(まんかんしょく)とは、軍艦や自衛艦が祝祭日、記念日、式典等に際し、祝意を表すために艦首からマスト、艦尾にかけての旗線に、信号旗などの旗をいっぱいに飾った有様を云う語。

(ウィキペディアより引用)



今は昔。

大学の謝恩会にでるため美容院から帰宅すると、

父が、私の頭をみて「満艦飾やなあ・・。」といった言葉。

リボンを編みこんで、羽の飾りもつけていたような気がする。

****

さて、本物の満艦飾をみたさに

横須賀新港の護衛艦をみにいった。

外からみられるだけでいいとおもっていたが

一般公開していたので、「さざなみ」「さわかぜ」の

中をみせてもらった。



なかなか、貴重な見学ができたと思う。

海上自衛隊の護衛艦の観艦式が明日、行われる。

「観艦式」というと、

映画「火垂るの墓」では

お父さんが、海軍さんで、お父さんがのった軍艦の観艦式を

神戸の浜で、兄と妹がみるシーンがあった。

とても華やかなシーンだった。

その「かんかんしき」が、今もみられるのだ。

今、日本は、空母をもっていない。

最新の護衛艦「ひゅうが」は、ミサイルの発着をすることができないから、

空母ではないそうだ。

しかし、テレビでは、お隣の国民が、難色を示していた。

難しい問題だ。



さてさて、今日は、海上自衛隊の方たちに親切に案内していただいたり

敬礼されて、身がひきしまった。

ことの是非は、私にはいえないが、

国防の最前線、インド洋など、海外での最前線で

勤めをはたしてくれていることは確かなのだ。



曇り空の下、灰色の護衛艦は、いっそうの貫禄でせまってきた。

万国旗が青空の下だったら、もっと明るかっただろうか?

護衛艦の休憩室では、若い自衛官たちが、談笑し

私も、アイスクリームを食べた。

家族がつれてきた赤ちゃんを中心に笑いがおこって

和やかなムードだった。

これからも、有事になりませんように・・・。



****



私の父は、船に乗っていたことがあったので

派手に飾った私の頭のことを「満艦飾」といって

からかったとおもっていた。

しかし、今、調べてみたら、

洗濯物が、たくさん干してある様子を

満艦飾にたとえて、アナウンスすることもあったようだ。

そして、それは、「死語」になっているらしい。



私の頭は、雨後の洗濯物のように

にぎやかだったのだな・・。



今日は、雨が降ったので、我が家の居間の

室内物干しは、まさに「満艦飾」なのだ・・・。

我が家では、この言葉、生き残るか?









ご機嫌 歯医者さん

2009年10月23日 | Weblog
いつもの歯医者さんにいくと
先生自らが、紙コップを用意してくれた。

「はい、口をすすいでください」
口をすすぎながら、いつも横の棚の
上の花や植物をみる。
昨日は、ふと、
「ん!」とおもった。

立派なフラワーアレンジメントがある。
ーこれは、生花かな?
造花かな?
ああ、生だ。
アオヤマの花だ。


とおもっていたら、先生が
「いいでしょ~?」と声をかけた。
「いいですね~!!」と即座に返事をする。
「なにか、お祝い事でも?」
「今週、開院15周年だったんですよ」
「ああ、そうだと思いました。
おめでとうございます」

「○○さん、同じ年ですよね」

そうだったのか!
「先生、若くみえますね」

昨日は、歯の治療をしてもらいながら、
同級生としての世間話をした。
ときどき、こちらは、口をあけていて
返事ができなくて困った・・。

先生がこの歯科医院を開業したときの
年齢をいった。
「がんばりましたね!
そのころ、私は子育てで、いちばんきつかったときですよ」

「○○さん、ジモティー?」
「ちがうんですよ」
というと
「最近、クラス会なんてあってね」と
これまた、タイムリーな話題でもりあがる(?)
先生は、ちがうクリニックで、仕事を何年かしたのち、
開業して、今にいたっている。
同級生が、独立開業した年月、子育てに奮闘した時間をおもうと
お互い、
「がんばりましたなぁ~!!」という趣で治療時間が
すぎていった。

このクリニックは、癒されるものがたくさんあって、
先生も優しい。
昨日は、いつにもまして、終始ニコニコの先生だった。


君をのせて~リラクゼーションピアノ~

2009年10月21日 | Weblog
君をのせて~リラクゼーションピアノ~



娘と出かけて駅で喧嘩して別れた・・。
そのあと、出先で一人で目を閉じているとき
このピアノ曲がながれてきた。

この曲を練習しながら、娘は歌った。
私も、いつも歌った。

ほんの数年前のこと。
娘は、素直な優しい声で歌っていた。
それを思い出すと涙があふれてきてしまって・・・。

担当の人がもどってきて
いぶかしかった。
「目が痛かったですか?」
娘のことを知っている彼女に話すと
「○○ちゃん、優しいですよ~。
私も母には、きつくいってしまうんですよ」といった。

帰宅するとき、駅でおもわず、スィーツを買う。
家の前には、娘の影。
「なんで、ここにいるの?」
「家の鍵、もっていない」
私と別れて、何時間も経っていた。
かぎをあけると猫が玄関にいたけれども
「たいちゃんは、あけてくれないね~」といって
二人で笑って、スィーツを食べた。

この曲をきくと、これからは、泣いてしまう。
そんな気がする。



猫の怒り

2009年10月18日 | Weblog
猫が嫌いな人、怖い人がいる。
「猫なんて・・。
おお・・。ぞっとする!」と首をすくめる。
叔母がそう。
妹のお姑さんがそう。

前回のネコダック、ホラー版とか
こんな顔が、ぞっとするのかな?

私のベットの上で気持ちよさそうに
寝ているたい吉の尻尾をもてあそび、
からかい続けたら、こんな表情でにらまれた・・・。
カブッ!と噛み付いてくる。

「たいちゃん、トラみたい!」

かわいいネコが大流行だし、
私もかわいいネコが大好き。

でも、トラやライオンのかっこよさって
猫科猛獣の特長だもんね。
たいちゃんは、かわいいネコより
かっこいいネコキャラでいったほうが
素敵かも?

「たいちゃん、ネコ友いないね~」と
先日、話かけたいたら、ちょうど電話。
「猫かっている人ってPoncoさんしか
思い浮かばなくて・・。」という友人からの
野良猫の相談。

そのあと、私は友人の14歳のおじいさんネコさんと
数ヶ月の若いネコさんにあってきた。
若い猫は、捨てられたみたいなのを友人が、見かねて飼うことに
したそうだ。


昨日は17歳のご長寿おばあさんネコをなでなでさせてもらった。
人間でいうと90歳くらいになる。
めでたい。

みんな、大事にされていて、長寿だ。
病気も老化もあるが、幸福ネコ。
猫をちゃんと飼ってほしい。
日本の今の実情にあった飼い方をしてほしい。

猫を捨てないで!
猫の避妊や去勢もちゃんとして
大事にしてほしい。
そういうことに、心配って、育てたり
ボランティア活動をしている人や学生さんが
いる。
たいちゃんの怒りの顔は
いろんな人の怒りにも通じる顔?

ああ、親ばかでした・・・。すみません。
たいちゃんがおこっているのは
昼寝を邪魔する私でした。

怪我の功名

2009年10月13日 | Weblog
追突されて、警察に連絡してもらい、相手と連絡をとる方法を
交換したあと、家に戻った。。


昨日、夫が、「ちょっと首や肩が痛い」というので
ムチウチを心配し休日でもレントゲンをとってくれるところをさがし
鎌倉の病院に、私が運転していった。

夫をおろして、ナビがいうとおり(ナビちゃん、反対方向じゃない?
とおもっていた)
「この先を大きく右折」して
湘南モノレールのしたの道を走っていたら
リュックを背負って歩く数人の先頭にいるのは!


○○先輩~!!

私が、出身高校関係の人と
この地方で偶然あうことは
絶対にないとおもっていた。

信号でとめて、グループの人に
必死で、「先頭は○○さんじゃないですか?」ときいたら
「おおい~!!美人が呼んでいるよ!」

いつも、鎌倉散策でお世話になっている高校の
大先輩。
しかも、5月以来、あっていないので
体調を壊しているのではないか?
と心配していたのだった。

先輩は、首に大きな保護の首輪をつけていた
今、メールをみたら、先輩がムチウチだった・・。

ムチウチになっても
「今、下見しているから、そのうち連絡いれるよ」といってくれた
先輩。

今日、私と娘は、整形外科に検査にいった。
多少の肩の痛みがあるので。
首やら腰の軽い捻挫ということだった。
自分の骨が変形してきているのを目の当たりにして
落ち込み気味。
でも、先輩の姿に励まされるような気がする。

また、薬やら、通院やら、増えてしまって
なんだか、気持ちが、下向きになってきたが
この当りが、底辺なのかな?
そろそろ、上向きになってほしい。

いくつ、通院して何種類の薬をのむことになったのかな?
ああ、オブラートをかってこよう。

散策にいくため、少し歩かないとね。

ところでレントゲンをみて、おかしくなった。

3年くらいまえ、親友が頚骨の大手術をして
その頭蓋骨のレントゲンをやたらと写メールで送ってきた。
こちらは、彼の興奮ぶりが、ちょっと理解していなかった。
そのおかしさやら、気持ちがわかった。

私の頚骨と腰椎のレントゲンをおくったら
「年とったね~!!」と笑いころげてくれるかな?
私たちがであったのは17歳だった。

骨も、こんなになってきたね!って。
共白髪を通り越し、
共骨変形である。

彼の首には、クリップがはいっていて
私の首には、今、湿布がはられている。

怪我の功名は、たくさん、見つけよう。
誰かと同じ痛みやおかしさを
みつけたら、また、盛り上がるかもしれないし、
共感できる。

平常になかなか、戻れないので
悔し紛れかもしれない言い草。


箱根

2009年10月13日 | Weblog
この連休に、いろんなことがありすぎて
頭も気持ちも混乱ぎみ・・・。


箱根に二日連続で行った。
日帰りを2回したのである。

土曜日は、悲惨であったが
日曜日は、なかなか
箱根を楽しめた。

湯元で、ちゃっかりテレビでみた
湯葉丼のお店を車のなかから発見。
「行く~!!」と、パーキングをさがしたら、
ひとつだけあいていて、
湯葉丼「直吉」の行列に並んで
次のおばさんたちと話してみたら、
自宅がご近所だったし、
(箱根で「あそこの○○っていうお店は
おいしくないわよ」と教えてもらったので
私は、「○○っていうカフェのランチは、おススメです」
とご近所情報を教えてあげた)
これから行こうとしている仙石原の情報まで
得た。

湯葉丼や湯葉刺しは、上品でだしがきいていて
とてもおいしかった。

それから、宮ノ下の富士屋ホテルを娘にみせたくて
立ち寄った。
結婚式があったので、純白の花嫁をみた。
次女とどこかにいくと、どういうわけか
結婚式と花嫁がみられるのである。
平安神宮でも鶴岡八幡宮でも
箱根の富士屋ホテルでもなので
とても、不思議だ。

富士屋ホテルのお庭を散策。
錦鯉に、えさをやり、ちょっとだけ
「華麗なる一族」気分。
私が、手をたたいて鯉をよぶのは
幼いときから、京都の城南宮で、鯉を
呼んでいたから。
鯉をみたら、手をたたきたくなる。
久しぶりに、見事な鯉たちをながめた。
(近所に野生の鯉がたくさんいるが、
こんなに、美しくない)

ガラスの森美術館にいき、キラキラの回廊をめぐり
そのあと、立ち寄り湯で、顔までゆるゆる・・とほぐした。
夕食は、宇京というお店で、
ここも豆乳仕立てのきのこ雑炊やとろろうどんが
とてもおいしく、感じがいいお店だった。

あとは、渋滞を多少我慢して、かえっていたら、
大井松田の手前でいきなり、ズドン!と振動が・・・。

わき見運転していた車に追突されたのだった・・・・・。

警察が来る間、「ついてないなあ・・。」とおもっていたら
どうしてだか、前方に打ち上げ花火が。
なにかのイベントだったのだろうか?
とにかく、交通事故にあっても、
「花火までみちゃった、当り日だった」ことにしよう、
ということになった。