奈良に住む同僚(先輩)が、お勧めの場所があるの!とランチに誘ってくれました。
へびうり
お赤飯に見えるのは、大和ルージュという紫色のスイートコーンを使ったごはん。
なぜ時間がわかるんでしょうね。。。
奈良からは先輩の車で移動の為、今回は電車でGO!
近鉄奈良駅で待ち合わせにて、難波駅で乗り換えですが、駅を利用する方々、かなりの比率で海外の方とお見受けします。
行ってみたい国ランキング上位の日本ですが、汗を拭きながら電車に乗り込む観光客の方々、まさかこんなに暑いとは思ってなかったでしょうね。。。
そんな中、私の隣の空いている席にはアジア系の若い女性がスッと座ったかと思うと、
「すみません、
Is this train go to NARA?」
と、聞かれて、「YES 」笑顔で答えると、
「ありがとうございます」と今度は日本語で返してくれました。
小さな国際交流にドキドキと嬉しさとで良い滑り出しです。
私より8つ上の先輩は、私以上に男前な先輩で、駅前にチャチャっと車を回すと、ナビも見ずに地元民しか知らないであろう裏道をススイのスイと走り抜けて行きます。
おっと、お喋りに夢中になって道間違えた!と華麗にUターンすると、見えてきたのは小高い山の上のウッディなお家。
蝉の鳴き声以外何も聞こえてこない、のどかな村にまさかお店があるなんて、、そんな地域です。
駐車場に車を停めて、舗装されていない玉砂利の道を少し登るとお店に到着です。
お料理は、大和伝統野菜をメインにしたコース料理となっていて、
見たことのない、聞いたことのない珍しいお野菜を、ひとつ一つオーナーシェフが説明してくれます。
テーブルにはその日使用するお野菜の原型がオブジェのように飾られていて、まるでアートです。
花オクラ
へびうり
花オクラは食べるとやはり少し粘り気がありました。別名トロロアオイだそうです。納得。
煮物の面取りにこんな細工を施せるなんて。。。
お赤飯に見えるのは、大和ルージュという紫色のスイートコーンを使ったごはん。
この後はデザートですが、この間、絶えず「ごゆっくりお召し上がりください」と何度も声をかけていただき、完全予約制なのでお客の入れ替えがない分、本当にゆっくり、自分達のタイミングでいただくことができました。
少しお腹を整えている間は、飼育されているヤギさんとの触れ合いタイム。
お産が近いとのことで、ドキドキな日々とのこと。
花オクラは1日花ということで、14時半ごろから徐々に傘を閉じていきます。
なぜ時間がわかるんでしょうね。。。
麦のストローが画期的!普通のストローと遜色なく、紙のストローより全然良い!
先輩、牛肉アレルギーの事を考慮してお野菜コースを予約してくれたのだと思いますが、別途メインにお肉がつくコースもあるようです。
一つ一つの素材を丁寧に調理されて、身体に良い事間違い無し!デトックス効果抜群な贅沢なランチとなりました。
今日のプランはこの後 ならまちのかき氷屋さんでカフェタイムとのことでしたが、オーダーストップに間に合いそうにない、との事で、16時50分オーダストップまでに到着できそうな氷屋さんに変更しても良い?と聞かれたのは16時20分。
もちろん良いに決まってます!
するとまた、ヒュヒュヒュンと車を走らせ、急にお店の前に止めたかと思うと、いちご農家さん直営のコンテナショップに到着。
いちごの果肉たっぷりで、久々にいちごミルクのかき氷を口にしました。
久々すぎて感動。。。
乳アレルギー、、、でも食べたい。。。
17時閉店なので頭キーンなりながら急いで食べて、、、
まだ時間大丈夫?と次に向かった場所は、、
"ドライブウェイ"ってなんだか懐かしい…
そして半券ありのチケットも。
若草山頂上に行けば、、奈良盆地が一望〜
山頂には鶯塚古墳があり、その名の通り?鶯が鳴いています。
はぁ〜癒しだ。。。
日も暮れて、そろそろ帰路に…と思ったら、
甘いか赤いかもわからへんねんけど…と言って持たせてくれた、自家製小玉西瓜🍉
一人暮らしになってからほぼ買った事ない西瓜、近年は小玉サイズが流通するようになって、毎年買うかどうしようか迷っていました。
しっかり赤くて美味しそう
そして、西瓜と「ならまちパン工房okage」の美味しそうなハード系パンもいただいて、、、今日も奈良大満喫の1日でした。
さて、少し場面をランチの精算時に戻すと…
「先輩、さっきのお店、、ミシュランの本置いてましたね。。。」
「見たみた!ちょっと調べてみよ」
2人で駐車場の車の中で検索検索。
「うわぉ!やっぱりミシュラン取ってますね だから予約取れないのかぁ〜」
とても美味しくいただきましたが、ミシュランと聞いて更に美味しく感じたりして。。。
味もさることながら、やはりいろんな気遣いと話し方にお人柄が滲み出ていて、心地良く過ごせたのは、そういう事だったのか、、、
そして調べるうちに、
"ガストロノミーツーリズム"という言葉に出会いました。
Wikiさんによれば、
ガストロノミーとは、食事と文化の関係を考察することをいう。料理を中心として、様々な文化的要素で構成される。すなわち、食や食文化に関する総合的学問体系と言うことができ、美術や社会科学、さらにはヒトの消化器系の点から自然科学にも関連がある。
だそうです。
ガストロノミーかぁ。。。
知らない事まだまだたくさんですね。
7月、川崎から福岡までいろんなところを旅して、故郷の食文化についてもっと知りたくなったり、故郷に関わることに関心が出てきたのは、やはりそういうお年頃(人生折り返し地点)だからなのでしょうか。
まずは切り方一つ、丁寧な所作から取り組みたいと思います。
それにしても、、ミシュランランチに、ご当地かき氷に、若草山頂上から見る夕陽に、西瓜に、私の好きなパンのお土産なんて、、最高のデートプランすぎる。
惚れてまうやろ〜