
老人と海、老人が小舟で大海に釣りに出る、遊びで釣りに出かけたのか、最後を心に海に出たのかは、わからない
老人が釣りを生業にしてたかもわからない。
老人は大きい魚、小舟よりも大きな魚をかけたが、その魚がとてつもなく大きく、船ともどもに
魚に釣られたかのように、海底へ沈みゆく。
老人は釣り師、敢然と魚と戦う、自分が生きようと思へば、釣り糸を海中投げ込めばいいのだ。
老人は今まで何度も挑戦し、釣ることができなかったのだろう。
彼は夢を現実化して海中に去ってしまった。多分天国へ向かったのだろう、と私は思いたい
老人は今までの苦労が嘘のように海中に去ってしまった。海は静かに、穏やかであった。
