2025年1月25日(土)
退院して約一月半になろうとしている。病院と我が家での生活は、何が一番違ったのだろうか?それは移動だ。車を運転が出来ない私には公共交通機関と私自身の足を使うしかない。足については、病院で療法士の指導の下で歩けるようになったし、自分なりにも、それなりの努力もした。が、環境の違いと自分の能力の違いが大きすぎた。病院での生活は、プログラム化されて、娑婆から見れば、天国で極楽みたいな生活だった。そこから、飛び出した生活は、私の能力を、茫然とさせるものだった。何よりも脚力、病院であんなに頑張ってたのに。最寄りの駅まで約1キロくらい。15分で行けると踏んでいた、さにあらんや20分を要した。それだけではない脚力のエネルギーも使い果たしたのだ。休めば、ちょっとだけ回復するが、使い物にならない。だから、必死の形相で家に戻る。簡単に言えば、千歩までは普通に行ける、二千歩まではなんとか行ける、三千歩過ぎると必死の形相、あとははいつくばっても足を何とか前に進めていく。こんな状態で移動するようになる。現実の道路は平らじゃない、小さな上りや下りがあるし、傾きもある。
それを打破するため、歩くことを課した。つまり散歩である。割と平たんな道を選んで「五千歩」。脚力を付けないと、どうにもならない。退院してからの、重要な指摘でした。