釋超空のうた (もと電子回路技術者による独断的感想)

文系とは無縁の、独断と偏見による感想と連想と迷想!!

及び釋超空のうたとは無縁の無駄話

雑談:高校の幾何のこと

2012-09-08 10:20:41 | その他の雑談
どうも本命の釋超空のうたから離れた雑談が続く。
まぁ、いいか。
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私が高校生の頃、数学は数Ⅰ、数Ⅱ、数Ⅲと別れていた。
そして数Ⅰは、代数と幾何に更に別れていた。

今更ながら、つくづく思うのは、その数学を勉強させられて良かったということである。

特に、幾何の私への『洗脳』は、その後の私の人生において決定的な影響を与えてくれたと感謝している。

この幾何はユークリッドの初等幾何であるが、『任意の』とか『故に』とか『定義する』という言葉自体、それまでの私の貧弱なる語彙集には全くなかった。

あの頃、私は、幾何の教科書に掲載していた『定理』の『証明』そのものを一字一句徹底的暗記させられた。

その『証明』の言葉遣いや無駄な言い回しの排除を、暗記というかたちで徹底的に訓練させられたのだった。

もし私が、あの青春の頭の柔らかい時期に、幾何を勉強させられていなかったら、私の現在の『もの言い』は惨憺たる冗長な聞くに堪えないものになっていただろうし、書く文章も読むに堪えないダラダラした駄文になっていたことは間違いない。
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私の、ささやかなライフワークの『絵つくり遊び』も、その根底には高校時代の数学がある。私はその後工学系の大学・院でも勉強することになったが、今、我が半生を顧みるとき、やはり高校の幾何が私とって決定的に貴重だったと痛感している。
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たしか芥川龍之介だったと思うが文章の勉強をするには数学の勉強するのが一番良いという趣旨のことを書いていた。まったく、私もそのとおりだと思う。特に、ユークリッドの初等幾何の勉強が最適だと私は思う。

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