今年、13歳のヨーキーが腎臓病を発症しました。
9月。食欲不振になり病院へ。
尿毒症の状態だと言われ腎臓の機能が2割程度とのことでした。
現在、皮下輸液をするために病院に通っています。
9月に病院へ行った日を数えてみたら。
16日でした!( ゚Д゚)
・・・通いましたねぇ
ちょっと、通うのが負担になってきました(待ち時間が・・・)
それと毎回、再診料700円かかります。
お金の問題じゃないと思うかもしれませんが
我が家は大金持ちではないので、やっぱり現実的にかかる費用は考えないといけません。
これからも皮下輸液を続けないといけないですし
旅行先でどうするの?問題もありますし
自宅で出来ないか。と相談しましたら。
できるって!
そして先日。
病院で皮下輸液の方法や手技を教えていただき
その日は先生に見守られながら私が実践してきました。
旦那さんは「俺、絶対無理!」って(;^ω^)
そして3週間分の注射液やらシリンジやら針やら・・・・・・
もらってきました。
政宗の皮膚はよく伸びるらしく。
そのようなわんこは皮下輸液の針が刺しやすいそうです(^-^)
あと。
シングルコートのヨーキーなので毛が少ないことも、やりやすいそうです。
よかった。
換毛のあるダブルコートのわんこは
慣れるまで針刺しの部分をバリカンで刈ったりすることもあるそうです。
針を刺す部分は後ろの首の下部分。
親犬が子犬を運ぶときにくわえる部分ですね。
痛みが少ないそうです。
現在2日に1回の皮下輸液ですが
様子をみながら3日に1回にしていこうと思います。
食事は、食べたり食べなかったり。
下痢、嘔吐はありません。
今のところ心臓は大丈夫です。
心臓や内臓に負担にならない程度の輸液頻度を考慮しなくてはならないので
体調を診ながらの輸液です。
では、自宅で皮下輸液を実践していきます。
政宗は体重2㎏前後をキープしています。
皮下輸液1回量は120㎖で、シリンジを使い手動で輸液を行います。
準備するもの↓
左から生理食塩水(わんこの状態で輸液内容は変わるようです)
21G翼状針(羽が付いたルート付きの針。この針を直接皮膚に刺します。)
18G注射針(輸液をシリンジに入れる時に使います)
アルコール綿(皮膚の消毒、輸液をシリンジに引く時に針を刺す場所の消毒に使います。)
50㎖シリンジ2本。(50㎖ですが60㎖入るので2本で120㎖作ることが出来ます。)
安全に行う為にわんこを固定してくれる人を確保します。
輸液が冷たい場合は人肌に湯せんし準備しておきます。
作業する場所を清潔にし、手洗いを済ませます。
輸液パックに付いているビニールを取ります。
このように針を刺すガイドがあります。どこに刺しても大丈夫です。
この部分をアルコール綿で消毒します。
針を付けたシリンジで輸液を引いていきます。
針は輸液パックに対して真っすぐ刺します。
輸液パックを縦にしたほうが空気が入らず良いです。
片手でシリンジを引くことが出来ないときは
S字フックなどで輸液パックをぶら下げてシリンジで引くと良いです。
吸い終わった時にシリンジに空気が入っていたら抜いておきます。
翼状針に付け替えます。
翼状針のルート内に輸液を満たします。
針先からポタポタ垂れてきたらOKです。
もう一つのシリンジにも同じように60㎖の輸液を準備しておきます。
このシリンジは翼状針は付けずにおいておきます。
これで、輸液の準備は完了です。
政宗です。
首のうしろあたりに刺します。
皮膚をつまんで、針を刺す場所を消毒↓します。
ちょっと見にくいですが
針先が鋭角にカットされているのでそれを上向きにして皮膚に刺します。
針の角度は体と平行か(皮が伸びる子)少し針先を下げて角度をつけて刺します。
刺したら翼状針の羽の部分を軽く固定します。
ゆっくり輸液を入れていきます。
ぷっくりしてきます。
1本終了しました。シリンジを交換します。
空気が入らないようにルートを折り曲げてシリンジを交換します。
この時、不潔にならないように差し込み口を触らないように気を付けます。
2本目終了。
針を抜きます。
ほとんど出血はしませんが、ちょっとつまんで止血します。
おわり!
政宗は大人しくさせてくれるのでありがたいです。
ぷっくりです。
針は危ないので100均で購入した蓋つきプラケースに入れておきます。
シリンジや針等の医療廃棄物は受診の際に病院へ持って行きます。
同じ境遇のわんこがいたら、何か参考になれば・・・と思います。
政宗。お疲れ様でした。
では、またね!
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