<ちょっと時間が経ってしまいましたが・・・>
3月13日に小曽根真さんのジャズピアノのライブに行ってきました。
以前から、小曽根さんが気になっていたのですが、ちょうど自宅近くの市民センターでライブがあったので行ってきました。
でも、ジャズピアノははじめてです。
私が苦手な現代音楽風だったらどうしよう?不協和音がいっぱいだったらどうしよう?
「そうだ、これなら寝たりしないだろう。」と思って、600人近いキャパのホールの一番前の席を取りました。
考えてみれば失礼な観客でした。「エンジョイしたいから一番前」じゃないとね(^_^;)
一番前の席からピアノまでの距離はこんなで↓
私の席からはこんな風にピアノが見えました。さぁ、エンジョイしましょう(#^.^#)
小曽根さんは後ろの客席側のドアから入ってきて客席の間の通路を通って、舞台に飛び乗りました!
ホールに入ったとき、舞台にスタインウェイのピアノがど~んとあるのを見て、クラッシックのピアノコンサートのような硬い感じになるのかなと思っていたのですが、全然違いました。変な心配も無用でした。
MCも楽しかったし、あっという間に時間は過ぎました。
しかも一番前の席なので、小曽根さんの表情がバッチリだったし、ペダルを踏む様子だけじゃなくって、別の足でリズムを取っているのも良く見えて、床を踏む音が響いてきました。
前半の1時間はスタンダード曲のみ、途中20分の休憩を挟んで、後半40分はオリジナル曲が中心の構成でした。
途中のMCで、「楽屋で今日のポスターを見たら、『小曽根真ジャズライブ』っていうタイトルだったから、スタンダードなジャズを演奏しないといけないと思ってしまって、前半はスタンダードが中心になりました。こんなにたくさんスタンダードを弾いたのは久しぶりです。」と言ってました。ジャズピアノ初心者にはそれが幸いだったようです。楽しめました。
【前半】
○1曲目は「Some Day My Prince Will Come」
ディズニー映画『白雪姫』の挿入歌で邦題は「いつか王子様が」。こんな身近な曲から始まりました。
○2曲目は「シェガ・ジ・サウダージ(想いあふれて)」
いつも木村純さんのギターで聴いているボサノバ、アントニオ・カルロス・ジョビンの大好きな曲です♪ジャズアレンジはかなり自由でピアノの音で遊んでいるようでした。ジャズ好きはこれがたまらないんでしょうね。
○3曲目はオスカー・ピーターソンの曲(曲名聞き取れず)
小曽根さんはバークリー音楽大学の学生だったとき、先生に自分のスタイルを確立しなさいと言われても、「オスカー・ピーターソンのように弾ければいい。」と言い張ったと嬉しそうに話してました。すごく好きだったみたい。悲しいことに、私には「オスカー・ピーターソンのスタイル」っていうのが全く分かりません(;_;)
若い時トロントの自宅を訪問して、ピアノの弾きあいっこをしたときの様子も語ってました。この時のピアノはベーゼルドルファーだったそう。最近、私の周りでよく聴く名前のピアノです。いいピアノなんでしょう。
○4曲目は「ラ・フェスタ」
チックコリアの曲で、すごくパワフルな演奏でした。今回のライブで一番印象に残りました。
かなりのって演奏したみたいで、後半、予定外でチックコリアを弾くきっかけになったようです。
私がこのライブで一番のれたのもこの曲でした。
【後半】
○6曲演奏しました。5曲目がチックコリアの「ブラジリアス」で、それ以外はオリジナル曲でした。
オリジナル曲の曲名は、全部早口の英語だったので聞き取れませんでした。ゴメン
【アンコール】
○オリジナルの「Where do we go?」
『トレジャー』というアルバムに入っている曲。
「東日本大震災の後、自分の考えを持って、その考えに従って進んでいきたいと思っています。この曲はそんな曲です。」といったお話がありました。(こんな言葉ではなかったかもしれないけど、こんな要旨でした。)
MCの意味を考えながらこの曲を聴きました。人生の後半戦を行く同年代として、とても共感した曲でした。
初めてのジャズピアノのライブでしたが、良い時間が過ごせました。たまには、撥弦楽器以外のライブもいいもんですね♪
■ラ・フェスタ