時のしずく

COCCOのフォトダイアリー

今日の一曲 Rainy Window ( 雨降る窓辺で)

2014年06月29日 02時38分15秒 | 音楽

フィンガーピッキング奏法が好きな人なら、岸部 眞明さんは外せないでしょう

雨の日に似合う曲を探したら、「Rainy Window」っていうオリジナル曲がありました。

今晩は、雨音とこの曲のコラボを聴きながら眠りましょう。


今日の一花  *観音竹* 

2014年06月28日 13時43分26秒 | 植物

また、今年もベランダで達磨観音竹の花が咲きました。

この観音竹は15cmくらいの苗から育てて、今や140cmを超えてます。(15年くらいはたってるはず。)

5年くらい前から毎年、今頃花が咲くようになりました。花と言っても小さな粒々の集合体でサンゴのような花です。昨年は透明な蜜をいっぱいつけましたが、今年は蜜をつけていません。見ようによってはちょっと艶めかしい花です。

普通はベランダに花が咲くとうれしいけど、この花ばかりはちょっと複雑な気分なのです

観葉植物だから、本当は株分けをしたりして花を咲かせないほうがいいのかも・・・。きっとプロは葉っぱや全体の姿を美しくさせるために花を咲かせないようにしているんだと思います。

でも、花を咲かせるってことは元気な証拠だし・・・、まっ、いいか。

観音竹の花、見たことがある人は少ない珍しい花です

 

 


キャー  ー    ー    ー        ー

さっき、「観音竹 花」で動画を検索したら 30年に1回しか咲かない珍しい花ということで、これをうつした動画がNHK綜合の「特ダネ投稿DO画」で放映されたってわかりました。しかも、2013年6月の月間賞動画となったそう。

うちの観音竹、毎年花を咲かすけど、どういうこと?

(・・・どうも鉢がきゅうくつになったので、咲くみたいです。)

「いいことが起こる前触れ」みたいなことを書いているHPもありましたが、本当だと信じましょう。





今日の一曲 Chuva (雨)

2014年06月27日 04時02分46秒 | 音楽

最近は雹が降ったり、ゲリラ豪雨が降ったり・・・。

やっぱり、梅雨時はしとしととやさしく雨が降ってほしい。

窓の外に降る雨を眺めながら、ボサノバのこの曲「Chuva」(シューバ/雨)を聴いて、しっとり優しい気持ちになりたい。

 

(今日もボサノバギターリストの木村純さん露木達也さんはこの曲を弾いてるんでしょうね。聴きたいなぁ。)


今日の一曲  Villa-Lobos Prelude No.1

2014年06月24日 23時49分06秒 | 音楽

先日の「チェンバーミュージックガーデン」のコンサートを思い出していたら、ヴィラ・ロボスの曲が聴きたくなりました。

私が今まで一番聴いてきたのは、この「プレリュード1番」です。もの悲しい主題のメロディが好き。

 

動画を探したら、ナルシソ・イエペスが10弦ギターでこの曲を弾いているのを見つけました。

やった!

 

10弦ギターはギターの構造上、ハーモニックスが12弦ギターより美しいそうですね。

今まで1回だけ素人の方が2曲演奏したのを聴いたことがあるけど、その時は弦の響き合いを実感できるような状況じゃなかった。

10弦ギターの生演奏をたくさん聴いてみたいよ~  ~   ~

 

ナルシソ・イエペスの10弦ギターで「プレリュード1番」聴いてみましょう。

 

 

【10弦ギターについて・ウィキペデイアから】

10絃ギター(じゅうげんギター)は、スペインギタリストナルシソ・イエペスが、スペインの著名なギター製作者ホセ・ラミレスの協力を得て開発したギターを指す。一般的なギター(6弦)に低音部の弦を4本追加したもので、演奏のためというよりも、倍音を均等にすることを目的として設計された。調弦は7弦を6弦の3度下のC、8弦をB、9弦をG、10弦をFとする。これはイエペス式と呼ばれるもので、現在ではリュート式、ロマンティック式などさまざまな調弦方法が考案されている。

6弦ギターでオクターブの12音を弾いた時、響きの豊かな音とやせた音とのばらつきがある。楽器の音は、倍音と呼ばれる音程の異なる音が重なっているため奥行きと響きのある音になる。ピアノはすべての音が均等に倍音を持つので、非常に豊かな響きになるが、そのままでは濁ってしまうため、ペダルによってその響きをコントロールしている。イエペスは、ピアノと違って響きが不均等なギターの音に不満を感じ、ピアノのような豊かな音をギターでも実現することを考え、4本の共鳴用弦を追加することを選択した。10弦ギターは、6弦ギターに比べると非常に響きの豊かな音になっていて、常にベース音が鳴っているような錯覚がする不思議な響きを醸し出すのが特徴になっている。いわば、ピアノのペダルを踏みっぱなしの状態に似ている。そのため、逆に響きすぎて音のクリアさが阻害されるため、演奏者は効果的に消音をする必要に迫られる。いかに余分な音を消して、クリアな演奏をするかが、10弦ギタリストが常に抱えている課題である。10弦ギターに持ち替えた後のイエペスの演奏がとかく無機的との評があった理由も、この消音問題が背景にあるとされる。


『サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン ENJOY! ウィークエンド』 に行ってきました。

2014年06月21日 11時14分47秒 | 音楽
昨日は、久しぶりに大萩康司さんのギターを聴きに六本木のサントリーホールへ行ってきました。(金曜日でしたが、休暇をとりました。その代りちゃんと日曜日に出勤します(泣))

パンフレットには、「近年、活躍目覚ましい大萩康司によるギター室内楽珠玉選。メロディ、リズム、ハーモニーなど何役もこなす楽器の魅力をお届けします。フルートの斎藤和志、チェロの中木健二が共演。」とありました。
 
ギター音楽の西洋古典、ジュリアーニのセレナーデからはじまり、大好きなブラジルの大作曲家ヴィラ=ロボスのアリア、大萩さんがCDも出したピアソラのモダンなタンゴ、現代アメリカのギターリスト兼作曲家ヨークの変わった編成の室内楽と盛りだくさん。大萩さんが「どの曲も普段ならコンサートの最後に持ってくる曲。」と仰ったように、とても聴きごたえのある大曲ばかりで、充実の1時間でした。

<プログラム>は次のとおり。

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●ジュリアーニ(イタリア): セレナーデ op.19  大萩・斎藤・中木
●ヴィラ=ロボス(ブラジル): ブラジル風バッハ第5番から「アリア」   大萩・中木
●ニャタリ(ブラジル): チェロとギターのためのソナタ   大萩・中木
●ピアソラ(アルゼンチン): タンゴの歴史から   大萩・斎藤
●ヨーク(アメリカ): トランシリエンス   大萩・斎藤・中木
 
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大萩さんと斎藤さんのジョイントは以前聴いたことがあるのですが、中木さんは初めてでした。
失礼を承知で書けば、「大萩さんのギターを聴きたいので、本当は中木さんも斎藤さんもいらない。ギターは音量も小さいし、大萩さんが伴奏するのを聴いてもつまらない。他の楽器と一緒になると大好きなギターの楽しみが減ってしまうからイヤ。」 などと本音では思っていたのです。

でも、

最初の「セレナーデ op.19」で感激してしまったんです。中木さんのチェロに!!!

艶やかな音色、豊かな抒情性、・・・どのように文字で表現しても足らない感じ。そのあとに続いた曲もやっぱりため息がでるような演奏でした。ちなみに、中木さんのチェロは後で調べたら、1700年製ヨーゼフ・グァルネリという名器だそうです。
大萩さんが途中、中木さんを紹介した際に、思わず「中木さん、好きです。」と言ってしまい、「僕は(セクシャリティが)ノーマル。」とフォローしてましたが、その気持ち良くわかりました。毎年、夏に秋吉台でコンセルバトワール出身者が講師となって一般の方に教えるセミナーがあるのですが、そこで、大萩さんは、一昨年、中木さんと出会ったそうです。
 
なんだか、中木さん一人がよかったように書いてしまいましたが、もちろん、今回も大萩さんの心にぐいぐいくる演奏・・・ギターの詩人ぶりは相変わらずでした。それに、大萩さんのギターで中木さんのチェロの美しさが際立ったとも言えるでしょう。
 
 それにしても、中木さんは素晴らしかった。今回はどの曲が良かったというより、中木さんのチェロと出会えて良かった!と思ったコンサートでした。

ちなみに、今回は大萩さんのMCがいつもよりたくさんあって楽しかったです。昨日は朝7時からサッカーワードカップで日本の運命を分けるギリシャ戦があり、私も朝、Tv観戦しながら出かける用意をしたのですが・・・。

MCは大萩さんらしく気取りのないお話で、音楽の話より「朝7時までにみんなで楽屋入りして、3人でユニホームを着てサッカー観戦をした。」とか、「今日の曲は、イタリア、ブラジル、アルゼンチンの作曲家でワールドカップの決勝みたい。」とか、「僕はギリシャの白のシャツを着て来てしまいました。(ちなみに斎藤さんは侍ブルーのシャツ)」とか、もうほとんど、サッカーがらみのお話でした(笑) 

★サントリーホール

 
 
 
 
3人はこんな↓方々です。 

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●大萩康司(ギター)
高校卒業後にフランスに渡り、パリのエコール・ノルマル音楽院、パリ国立高等音楽院で学ぶ。ハバナ国際ギター・コンクール第2位と審査員特別賞を受賞。その後4年間キジアーナ音楽院でオスカー・ギリアに師事し、4年連続最優秀ディプロマを取得。日本国内での精力的な活動に加え、フランス、イタリア、スイス、ベルギー、アメリカ、キューバ、コロンビア、韓国など世界各地に活躍の幅を広げている。ルネサンスから現代曲まで多くのレパートリーを持ち、ソロ、室内楽、協奏曲と幅広く取り組んでいるほか、ジャズ・ギタリストの渡辺香津美、小沼ようすけらとの共演や、ダンサーの近藤良平とのコラボレーションなど多彩な活動を展開している。これまでに12枚のCDおよび2枚のDVDをリリース。第6回ホテルオークラ賞、第18回出光音楽賞受賞。宮崎県生まれ。公式ブログ http://ohagiyasuji.cocolog-nifty.com/


●中木健二(チェロ)
東京芸術大学を経て、パリ国立高等音楽院をプルミエ・プリ及び審査員特別賞をもって卒業。引き続き同音楽院第三課程で研鑽を積む。ベルン芸術大学ソリストデュプロマコース首席卒業。2010年フランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団首席奏者に就任。第5回ルトスワフスキ国際チェロ・コンクール第1位、第16回FLAME音楽コンクール優勝、08年第1回Note et Bien国際フランス音楽コンクールでグランプリなど、受賞多数。これまでにチェロを久保田顕、林良一、河野文昭、向山佳絵子、P.ミュレール、A.メネセスに、室内楽を松原勝也、岡山潔、B.パスキエ、C.イヴァルディ、F.サルク、E.ル・サージュに師事。14年4月に帰国、ソロ及び室内楽の演奏活動を本格始動。紀尾井シンフォニエッタ東京メンバー。東京芸術大学音楽学部准教授。使用楽器はNPO法人イエロー・エンジェルより貸与されている1700年製ヨーゼフ・グァルネリ。

※フランスから帰国したばかりなので、終演後にサインを求めるファンは大萩さんのファンよりずっと少なかったですが、これから増えそうです。(COCCO記す。)

●斎藤和志(フルート) 
福島県郡山市出身。東京芸術大学附属高校を経て同大学器楽科卒業、同大学院修了。2001年第5回神戸国際フルートコンクール第4位、第70回日本音楽コンクール第1位及び加藤賞、E・ナカミチ賞受賞。1999年第4回びわ湖国際フルートコンクール第1位。これまでに、パウル・マイゼン、金昌国、佐久間由美子、中川昌巳、中野富雄、三上明子、山崎成美に師事。現在、東京フィルハーモニー交響楽団首席奏者、「NOZZLES」「The flute quartett」メンバー。現代音楽の演奏にも力を注いでおり、現代音楽演奏グループ「東京シンフォニエッタ」では副代表を務め、国際的に高い評価を得ている。1999年の第68回日本音楽コンクールでは作曲部門本選における演奏に対し審査員特別賞を受賞した。作曲・編曲も行い、即興演奏も含め、従来の枠にとらわれない多彩な活動を展開中。2006年度アリオン音楽財団奨励賞受賞。東京芸術大学、国立音楽大学、洗足学園音楽大学で後進の指導にもあたっている。 

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2014/6/24追記

帰宅後、大萩さんのTwitterをチェックしたら、こんな映像↓が・・・・。

MCで明かされたことは本当でした。ご自分たちの本番2時間前まで、こんな感じで3人は楽屋で団結してたんですね。あの時の息のあった演奏、素晴らしいハーモニーは、こんなところからも ?  ハハハ(*^^)v   

 

大萩さん、高校時代はハンドボール部だったから、血が騒いだでしょうね。

 

中木さんはこんな↓イケメンです。大萩さんとはちょっと違うタイプのイケメンですね。 

 

 

 

本番、2日前にも中木さんの勤務する東京芸大で3人で合わせて、その後上野で盛り上がったみたいです。

3人の再演が早いうちにありそうです(^o^)