時のしずく

COCCOのフォトダイアリー

キノコの森♪  2015年秋の高知(その2)

2015年12月16日 21時39分50秒 | 植物

9月26日に高知県の工石山に登って、たくさんの珍しい花々に出会いましたが、キノコとの出会いもたくさんありました。

最初は山に咲く花だけを見つけようと登っていたのですが、途中でキノコが目につきはじめて、そのうち花探しよりキノコ探しに夢中になってしまいました。

あでやかな紅色のキノコの妖精や純白の妖精が暗い森の中で確かにこっちを見てました。小さくて可愛らしい妖精たちもたくさん集まって何やらおしゃべりしていたし、どっしりとした大柄な妖精は古株に座って、私に何か話しかけてきました。

・・・秋の工石山は『キノコの森』・・・

ちなみに、すごいベストショットが撮れました。いろんな人に自慢して見せてしまったのですが、登山を趣味としている友人には「こんなの見たことない!」って言われたし、野の花友からも「この写真、私のブログにも載せていい?」なんて言ってもらえました。(あぁ~、自分でハードルあげちゃった。)

そんな『キノコの森』のキノコ達の写真を見てください。

 

●美味しそうですよね。でも食べられるキノコかどうかは分からない。

●白が素敵。

●綺麗な紅色!

●苔もキノコも可愛い!

 

 

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●これです!この写真が、ご自慢の一枚。

沢ガニさんがとっても美味しそうにキノコを食べてました。

 普段から山に行くことが多い人でも見たことがないと言う貴重なショットです。

 動画で撮っておけば良かったかな?・・・。それにしても沢ガニさんがとっても可愛く見えます。

 

 

●だれも君のキノコを取らないから安心して!

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●もしかすると、これは「ナメコ」・・・艶々です。

 

●小さなキノコの集団はとっても可愛らしい!

 

 ●たぶん「クチベニタケ」だと思います。

 

 

●すごく大きなキノコの塊を見つけました。これは一見美味しそうに見えますが、有毒キノコとして有名な「ツキヨタケ」だと思います。(とにかくキノコの同定は自信がありません。)

●「ツキヨタケ」大きいでしょう?

 

●これは「カバイロツルタケ」ではないでしょうか?

 

 

神様はこんないろ~んなキノコを作って・・・ずいぶんとお茶目なことをしますね♡


ヒメコウモリソウに会いに ♪  2015年秋の高知(その1)

2015年12月16日 03時08分03秒 | 植物

もう12月なのに、ようやく9月に行った高知県の工石山の花の写真を整理しました。

高知に行く前に、野の花友から「ちょうど今頃、工石山は絶滅危惧種Ⅱ類のヒメコウモリソウが見ごろだよ~」と教えられました。・・・工石山のある旧土佐山村には4年も住んだのに、そんな貴重な花があるなんて知らなかったと大後悔。しかも、工石山が環境庁の指定したヒメコウモリソウの基準地だそう。それに、ヒメコウモリソウ以外にも、まだ、見たことのない花がこの時期たくさんに咲いているみたいです。

当日(9月26日)は、忙しい友人に登山口まで車で送ってもらって、一人で山歩きを開始しました。天気も怪しいし、超久しぶりに工石山に登るので、道もうろ覚えで、ちょっと不安もあったのですが、とにかく、いろんな花に出会いたい気持ちでいっぱいでした。

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●工石山青少年の家のそばの登山道の入り口で、いきなり、「アケボノソウ」が出迎えてくれました。美しい模様でいつか見たいと思っていたあこがれの花!見つけた時は、アイドルをバシャバシャと撮るような感じでガンちゃん大活躍です!

 

花弁の黄色い点々は蜜線。だから、こんな姿も・・・。アリさんが蜜線に群がってます。さぞかし蜜が甘くって美味しいんでしょう♪でも、拡大して見ないほうがいいかもね。

 

●予習の段階で、絶対見たいと思った「ハガクレツリフネソウ」も・・・ありました!

普通の赤紫のツリフネソウや黄色いキツリフネソウは関東でたくさん見てきたけど、「これが葉隠れだぁ。やったー。」という感じです。やはり関東と四国ではフローラ(植物相)が全然違うんですね。花の色味が薄紫で渋く、他のツリフネソウより私好みです。

 

● 入り口からしばらく「オオマルバテンニンソウ」の群生が続きました。山野草の花の中では大きな花でとても目立ちます。これも初めて出会いました。

 

 

●今回の工石山で印象的だったのが、「アサマリンドウ」と「シコクママコナ」です。山登りの途中から、息が上がってつらくなってきたら、丁度、道沿いに山頂まで可愛い青紫とピンクのアサマリンドウとシコクママコナが咲いていて、応援してくれているようでした。

アサマリンドウは浅間山ではなく、三重県の朝熊山が名前の由来だそう。アサマリンドウもシコクママコナも関東で見たことのない花です。 

 

 

●シコクママコナです。花の中が写ってませんが、中に黄色い点が見えて、これが飯粒のように見えるので、ママコナ(飯子菜)と名前がついたのだそう。

 

 

 

 

 

●これです!この花が「ヒメコウモリソウ」です!!!暗い道の脇で見つけました。花自体は小さくて目立たないけど、良く見ると蕊の先がカールしていて可愛い! ちなみにコウモリソウというのは葉っぱがコウモリが羽根を広げた形に似ているから名づけられたそうです。

 

 

 

 

 ●「キンミズヒキ」は青少年の家からの入り口近くにも途中にも、頂上近くにも 少しですが咲いていました。秋らしい風情の花ですね。

 

●「アザミ」。アザミは同定が難しい。「イシヅチウスバアザミ」ではないかと思うのですが・・・。

 

●ラン科の花だと思います。花がちゃんと咲いているのを見たかった!

 

 

●大ぶりのレースのようで、いつも目を惹きます。 「シシウド」。 

●「ジンジソウ」です。露で長い花びら2枚がくっついて1枚のように見えてるけど、 晴れてれば『人』の字に見えます。

●今、一番名前が知りたい花。旧土佐山村の人里にも目立たないけどたくさん咲いていた。これは何でしょう?花や額の形から「シソ科」だとは思いますが。

●これはアサギマダラ(蝶)が大好きな「ヒヨドリバナ」。

 

●キク科の花はたくさんありすぎて・・・ギブアップしたくなりましたが、「シロヨメナ」でしょう。

●「イタドリ」の花が花弁を散らした後に似てるんですが、こんなまん丸じゃない。それにしてもこの麦わら帽子がたくさん集まったような形、面白~い(^^♪

 

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●ここから記憶のために風景の写真を何枚か。

 

 

 

 

 

●台風でこんなになったとか。「ひのき風倒根」

 

●「八起白鷲岩」と名づけられた岩。晴れていれば凄い眺めのハズでした。へっぴり腰でよじ登りました。 

 

 

●途中から、ガスがかかり出し、・・・一人であるくには、ちょっと 不気味な感じに。ここも晴れていれば、鳥居の足元は「シコクママコナ」のお花畑で、とっても楽しいところのはずなんです。

 ●帰路は「賽の河原」を通りました。ガスがだんだん深くなってきたので、急ぎ足で降りました。

 

 

●どんどん、ガスが濃くなってきました。

 だいじょうぶか?私! 迷わないで下山できるか?

 

 

 

 

 

 

 

 ●安心してください。ちゃんと登山道の出口にたどり着きました(^^♪

 出口にある山小屋でおでんを食べて、山小屋のおばちゃんとおしゃべりしてほっこりしながら友人のお迎えを待っていたら、 雨がたくさん降って来ました(-_-;)