ドラマ部門
「大望 (テマン)」
少し古い(2002~2003年)ドラマでしたが、最近の時代劇とはまた違ってしみじみと心に残りました。
かの国では近年 ドラマ作りも日本を含めた外国市場を意識しないと作れないらしいですが、この頃の作品にはこうした意図がないような・・ 純粋に人の心、それぞれの登場人物の強い信念を持った生き方が胸に響きました。
アクションドラマと銘打っているわりには人情の温かさのほうが印象的。
またこのドラマでは貴族階級でも下層階級でもない中人(チュンイン)という商人の世界を中心に描いているのも私にとってとても新鮮で興味深いお話でした。
テレビで見た映画部門
「アルゴ」 (2012年アメリカ)
1979年にイランで現実に起きたアメリカ大使館占拠事件を題材にした実話の映画。
混乱のなかカナダ大使公邸に隠れたアメリカ人6人をイラン国外へ脱出させるため、実際のハリウッド映画人も協力して6人をSF映画の撮影のロケハンに来たカナダ人映画スタッフに仕立てるという作戦。 その架空の映画のタイトルが 「アルゴ」だった。
事件の後、作戦の内容は機密扱いになり、18年後に開示され手記が出版された。
封印された国家機密というだけでもドラマチックですが、架空のSF映画を作るという作戦にたくさんの人が命を賭けて成功させる・・ アメリカという国のすごさ。
時代としてもちょうどETやスターウォーズなどSFモノ全盛期にあって、中東含め世界中が憧れるハリウッドだからこそ成功したとも言えますが。
手に汗握るハラハラドキドキは決して演出でなく映画以上に困難なものだったことでしょう。
これを映画化し、主演もして アカデミー賞 作品賞他4部門獲得したベン・アフレックの才能に唸ってしまいました。 彼の抑えた演技も素晴らしい、作品賞に納得の映画でした。
本
「原発ホワイトアウト」
最近テレビでも度々紹介されてますが、現役のキャリア官僚が匿名で書いている暴露話のような小説。
フィクションとして書かれているのにとてもフィクションとは思えなくて恐くなります。 実際そうなんだろうな~と・・・
登場する政治家の名前もすべて架空の名前なのに、実在の誰を指してるか(あくまでもフィクションですが)わかってしまってそれも面白い
どうかこの先、作者の正体を暴くようなことがされないようにと祈ります
さて2013年もあとわずか、来年も合間を見て観たり読んだり、感動する心は細々とでも忘れずにいたいと思う次第です。
今年も一年お世話になりました。
ガトーよこはま 「チーズケーキ」
今年のクリスマスイブはケーキ無しでいいかな~・・ と思ってたら、 夫がケーキを頂いて帰って来ました!
その日来たお客さん(?)が、 「奥様にどうぞ・・」 と仰ったそうな。 なんていいひとなんでしょう! そういう関係先を大事にしなさい、とモチロン言いましたよ
“伝説のチーズケーキ” って どのへんが伝説なのかよくわかりませんでしたが たいへん美味しく頂きました