パティシエ 辻口博啓さんのお菓子について度々書いていますが
それは夫と同郷である親近感を勝手に感じさせてもらっているだけではなく
彼のお菓子には なかなか言葉で表現できないような深みがあると思っています。
辻口さんが若い頃から苦労を重ねてこられたこと、 世界一と称賛されるまで 現在に至っても 職人としてのたゆまぬ努力をストイックに究めておられることもよく知られています。
そのお菓子への深い思い入れを知ると、ケーキ一口の味わいも有り難く感じてしまいます。
美しい見た目以上に、“裏切られる”と言いたくなるような意外な味が重ねてあったりするのです。 私などの貧しい語彙でとてもお伝えできるものではありません。
だから、「きれい~」 「美味しい!」 の他に 「え~! 中味はこの味!」 という楽しい感嘆符が付いて来るのです。
被災地の子供たちに笑顔になってほしい と、
辻口さんは今回 みずから車を運転して お菓子を連日届け続けているそうです
・・・子供の笑顔で大人も笑顔になれそうですよね
( 震災前に書きかけていたものです )
2月のいつだったか・・ NHKテレビで、 オリーブオイルを毎朝大匙1杯飲む(食べる)と良い
という話をやってて、それ以来、なるべく毎朝オリーブオイルを飲んで(食べて)います。
オリーブオイルのオレイン酸は、善玉コレステロールは減らさず悪玉コレステロールだけを排出してくれるんだとか。
それと便秘知らずの腸になるとか。
私自身はコレステロールは異常ないんですが、何より数ヶ月前から便秘に悩んでいたので 試しに続けています。
加熱すると効果が薄れるらしいので生のままパンに付けて食べます。(イタリアンレストランみたい?)
和食の場合は味噌汁に入れたり納豆に混ぜてもおいしいと言ってましたが、味噌汁やってみましたがちょっとキツイです
オリーブオイルの味というか刺激が、つらいです。
パンに付けて食べるかドレッシングにしてサラダにかけたりするのが食べやすいです。
右のは イタリアトスカーナのサンタテア早摘みタイプ。
左のはトルコの ゴールドオブトロイ
味の違いは私にはよくわかりません どれも美味しいです
雰囲気で食事をおいしくしたいので、オリーブオイルを出す器にちょうど良いのがないかな~と探していたところ、
たまたま他の買い物で Afternoon tea へ行ったらタイミング良く 三十周年の記念品 を頂きました
オリーブオイル用の器にちょうど良いではありませんか
しかし Afternoon tea三十周年て・・・ 30年も前からありましたっけ
ありましたねえ!
第1号店は渋谷だったそうですが・・・ 当時の丸井かPARCOの中でしたかね・・ あまり覚えていませんが
覚えてる ってのも恐いですね
最初にも書きましたが これは3月初旬に書いていたもので・・・ その後 現在もオリーブオイルはパンにつけて食べてますが、便秘への効果はあまりはかばかしくなく(笑)
やっぱり私の日本人的お腹にはヤクルトのほうが効くみたい
自粛ばかりが良いことではないというのが浸透してきて
今日の日曜日は都内各地かなり賑わったようです
桜も満開ですね
(投票所にて)
経済活動を活性化する一助にするためにも普通に消費生活しなければと
わかってるんですが、
とてもまだ 震災前の消費活動には戻れませんね・・・
とは言いながら
新宿西口の小田急エースのロッテリアが、大人向け “ワンランク上のバーガーカフェ”に改装したと聞いたのを思い出して、お昼にハンバーガーを買いました。
落ち着いた色調のパッケージ
店内の雰囲気も前と全然違う、静かでトーンを落とした感じ。
これは節電の意味とはまた違う、大人が入りやすい雰囲気
我々世代には嬉しいです。
時間ごとに違うオリジナルメニューも楽しそうです。
すぐそばにバーガーキングがあるので、すごく若い人たちはそちらに流れた感じ。
「チーズタルタルエビバーガー」と
店舗限定 「ホットタンドリーチキンサンド」
辛い~です
ところで、以前ご紹介した、神宮前の 「ザ・グラマシーキッチン」、
とってもおいしいイタリアンレストランだったんですが、
先週閉店したそうです。 ・・ショック
・・・もしかして、イタリア人シェフとスタッフが帰っちゃったのかも
震災と原発事故の影響で、閉店せざるを得なくなった店
けっこうあるみたいですよ
NHKのBSで放送している世界のニュースを時々見ていますが
週末に 今回の災害について世界でどう伝えられたか
まとめてありました。
日本人の秩序正しさや忍耐強さへの称賛が多いわけですが、
ヨーロッパのどの国だったか、
日本人は自然を畏れ敬う心が古くから根付いている。大自然の前で人間はちっぽけな披支配者に過ぎない。しかし我々西洋人はそうではない。人間が自然を支配しようとしているから、自然災害が起こるとパニックに陥りやすいのだ。
というような分析(?)をしていました。
自然崇拝まではいかないにしろ、たしかに我々日本人は自然への畏敬の念を当たり前のように持っている・・とおもいます。
ていうか、
そうなの?!
あなたがた西洋人は違うの?!
と、正直びっくりしてしまった。
しかしもちろん世界の一番の関心事は原発のニュースですが、
各国のニュースを見てよくわかりました。
「トーキョー電力のフクシマ第一原発」
と聞けば、東京の近くにあるものとしか理解できないでしょう。
世界から見れば日本は本当に小さな国。
私だって、たとえばチェルノブイリが地図のどこかと正確に指すことは出来ないし。
それどころか、
原発の事故によって一万人が亡くなった。
と報じたテレビ局まであったんですね。
ひどいもんです。
世界的に原発政策中止を求めるデモが起きたり、
食品だけでなく工業製品まで日本の物を買わない風潮になっているとか。
風評被害は日本国内の問題じゃなくなっているんですね。
今日はついに、日本からの食品輸入禁止に踏み切った国が出てきたというニュースがありました。
日本国内でも、私たち消費者は買う気満々なのに、なかなか流通されない。
風評を気にするのは誰なのか
まず はっきりさせたいです。
映画 『ザ・ウォーカー』(2010年)
原題 『The book of ELI』のほうがわかりやすいのにね。
土曜日にwowowで放送してたので見たんですが、
核戦争により地球が荒廃して30年後、生き残ったわずかな人間は法も秩序もないまま残った資源を奪い合いながら生き延びていた。
町だったと思われる、道の跡だけが残った荒野の風景は、テレビで見ている被災地と重なって・・今の私たちには見るのがつらいところです。
でも話は全然違うものですから。
略奪を指揮し新たな為政者になろうとする男、カーネギーは、ある本を血眼になって捜させている。
世界に一冊しか残っていないその本を持つ男イーライ。
本 というのは聖書のことだとは容易に予想できます。
文明も崩壊した世界には信仰の概念さえない。
そこでカーネギーはみずからイエスになろうと目論んでいるのだ。
イーライは理由はわからないが神の啓示を得て、聖書をどこかへ運ぶために旅をしている。(歩き続けている)
聖書の言葉をイーライが口にすると、人は心地好いと感じ、救われる。
信仰は人を導き、人を支配できると同時に、言葉の響きが音楽のように心を癒してくれる・・・
そう言われてみれば仏教でも声明(しょうみょう)や いわゆるお経も心を癒す効果としても伝わっているものですよね。 音楽との境界線は微妙なところですけど、言葉の響きとしても同じということなんですね。
イーライは命を張って聖書を守り、歩き続けようとするのだが・・・
デンゼル・ワシントン、大好きな俳優さんですが
考えてみたら彼がこんなにバッサバッサと人を(悪い奴を)殺すのは初めて見ました。
でもそれもまたカッコイイんですね。
でもこの人は 顔、とりわけ眼の表情の演技が素晴らしいのに・・・
と思っていたら、最後にすごい仕掛けが待っていました。
ネタバレですが、
実はイーライが持っていた聖書は、点字で書かれていたのだ。
カーネギーに撃たれて聖書は渡してしまったのだが、それをすべて暗唱し、しかるべき形で残すことを成し遂げてイーライは眠りにつく。
そしてカーネギーは聖書を手に入れたが点字なので読むことが出来ず、すべてを失う。
宗教と人間、戦争、現代アメリカを諷刺したようにも見える
ツッコミどころもありますが
よくできた大人のアクション映画でした。