tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

都バスで五色不動めぐり

2012-12-09 23:00:00 | 旅と散歩と山登り
【新宿駅西口―(宿91)→若林駅前】
11:17 新宿から「駒沢陸橋」行きの都バスに乗って、世田谷区の環七、「若林駅前」で下りる。東京には「五色不動」なるものがあり、地名にもなっている「目黒」「目白」のほか、「目赤」「目青」「目黄」の各お不動様がいるという。それを1日で回ってみようと思った。すべて23区内にあるので、電車やバスを使ってたやすく回れるが、それでは面白くないので、移動の手段を都バスだけに絞ってみる。1日乗車券500円を買って。

まず最初に目指す目青不動・教学院はバス停のそばにはなく、およそ1km歩く。そして、先ほどの「若林駅前」を通るバスは非常に少ない。だから、ここだけはバスの時間を家であらかじめ調べておき、最初に片付けてしまうことにした。行きに乗ってきたバスが終点から折り返してきて再び「若林駅前」を通るまであと30分。その間に寺まで行って帰ってこなければならない。寺は三軒茶屋の駅近くにあるので、あの赤い「キャロットタワー」を目指して歩けばよい。車1台がやっと通れるくらいの細い路地を行く。「人間サイズ」の道幅は心地良い。火災の類焼のことなど考えると認められないものなのかも知れないが。

世田谷線の線路脇から参道を入る。電車が入っていくのは世田谷線の三軒茶屋駅。

11:30 目青不動・教学院(世田谷区太子堂)。そばのイチョウの大木から葉が落ちて、地面に黄色い絨毯が敷きつめられていた。

行きと同じ道を戻るバス停までの帰路は、時間が読めるので少し余裕が出てきて、横を行き来する世田谷線をカメラに収めたりしている。三軒茶屋から1駅目、西太子堂駅。意外と乗客は多く、立っている人が結構いる。

再び「若林駅前」へ。環七の歩道橋の上。踏切を世田谷線が通過していく。この踏切では車は一時停止をしなくていいのだが、それはなぜかと言えば信号があるからだ…とは自動車教習所で習った知識。電車も道路信号に従って走る。

【若林駅前―(宿91)→新宿駅西口…(徒歩移動)…新宿三丁目―(池86)→学習院下】
12:53 目白不動・金乗院(豊島区高田)。寺の横を伸びていく坂がいい。画面右手の高くなったところにあるのがお不動様。

バス停に戻る。都電荒川線が走っていて(学習院下駅)、なんだか先ほどの目青不動のロケーションと似ている。さっきもこんなショッキングピンクの電車が走ってたな。

【学習院下―(池86)→池袋駅東口―(草63)→東洋大学前】
最初の路線以外の時刻は調べておらず、行き当たりばったり。でも乗り継ぎはかなり順調。昔都バスの案内所でもらった路線マップ(何度も広げたり畳んだりしているので折れ目が破けてきている)を持ってきている。車内で広げて今後のルートの案を練る。巣鴨あたり、車内の様子。バスは圧倒的に年寄り(みなシルバーパスで乗る)の乗り物だ。休日で通学の学生集団もなく。手持ち無沙汰になった時のために本を持ってきている。藻谷浩介『デフレの正体』。まだ半分しか読んでいないが、景気が後退したのは「生産年齢人口」が減ったからだ、というのがどうやら結論らしい。この車中の光景はそれにシンクロする。

13:51 目赤不動・南谷寺(文京区本駒込)。お参りはするものの、境内にじっと佇むこともなく、駆け足な感は否めない。実は、「五色」で5寺と思いきや、なぜか「目黄」が2寺あり、その両方に行こうと思っているので、全部で6寺あるのだ。今ようやく半分の3寺を回ったところで、しかも5寺目から6寺目は江戸川区から目黒区まで都心を横断する大移動、日の特に短いこの季節、結構気は急いているのだ。

寺前のイチョウ並木。あちこちでイチョウが美しい。紅葉・黄葉を楽しめるのは山間部だけじゃないんだなと思う。

【白山上―(草63)→大関横丁】
あいていれば必ずここに座った。前方の見通しがいい左側最前部の席。タイヤの上なので床から結構高い。「団子坂」を下る。

14:30 目黄不動その1・永久寺(台東区三ノ輪)。ビルの陰にお堂があった。

通りに出ると東京スカイツリーが道の先に見えた。乗ったバスは、次の「泪橋」という風雅な名前の停留所で運転士が交代した。路線途中での交代というのもあるのか。「泪橋」という地名に何か聞き覚えがあると思ったら、いわゆる「山谷」がこのあたりなんだな。そう言えば労務者風の人が何人か降りていった。
【三ノ輪二丁目―(里22)→中居堀―(上23)→平井駅】

15:32 平井駅からは歩く。江戸川。足元は野球場の芝生だが、かなりきちんと刈り込まれていて、絨毯のようだ。

平井駅前で買ったたこ焼き。400円。今日初めての食事。野球場のベンチに腰掛けて。後ろで高校生くらいの若者が野球をしている。ボールが飛んできて頭に直撃するんじゃないか、そんな風に思う。自分の間の悪さを予感して拭い去れないことがある。よく見るとソフトボールのようで、さすがにあれはここまで飛んでこないだろうと思う。ヒットを打って、エラーをして、でも走者が走りすぎて、そうして盛り上がっている。風は冷たいが、結構彼らは身を火照らせているんじゃないかと思う。

総武線の鉄橋。空にはそのあたりにだけ黒い雲が低く立ち込めており、電車の通過の轟きが、雷を思わせなくもない。川の水の色が深い。

15:52 河川敷から川の土手を乗り越えて、目黄不動その2・最勝寺(江戸川区平井)。門前には煎餅屋があった。最初の目青不動以外、どこも参拝者を見かけない。とても静かだ。

お堂の前を横切る松の枝が見事。睡蓮の鉢も並ぶが、どれも水を湛えるだけだった。

再び川の土手に上がり、下流に向かって歩く。

ゲイラカイトがハヤブサのようにビュンビュンと飛んでいる。土手の影からぽつんと突き出ている自分の影も。

だいぶ日が落ちてきた。寒さと風がなければしばらく佇んでいたいところだけど…先を急ぐ。

川の堤防と同じ高さで広がる大島公園。スカイツリーを望む。

16:23 公園から東大島駅に出ようとして失敗した。この駅は川を跨いでいるのだが、着いた左岸の側にはバス停はなく、回り道をして橋を渡り、右岸の側に向かっているところ。

【東大島駅―(陽20)→東陽町駅】
東大島駅ではたまたま発車間際のバスに乗れたが、病院を経由するために回り道となる路線(ありがちだ)だった。道理で、途中のバス停で待つ客が乗ってこないわけだ。終点の東陽町駅では、乗り継ごうとしたバスがタッチの差で出ていった。次のバスまでは20分ほどあるので、寒い中立ち尽くしているのも辛く、歩けるところまで歩くことにする。途中、路地の先にスカイツリーが。前にも思ったが、やはりスカイツリーのライトアップには、「照らし残し」というか、ムラがある気がするなあ。
【木場駅―(東22)→東京駅丸の内北口】
途中、深川不動のあたりで、安倍晋三が街頭選挙演説に来るとかで、人だかりができていた。機動隊の車も。

17:38 東京駅。ここでも次のバスまで30分待ち。それにしても、すっかり暗くなったこの時間にもかかわらず、赤レンガ駅舎にカメラを向けている人がとても多いのに驚く。建物の前はちょっと足元が覚束なくなるくらいに暗い。これも駅舎のライトアップを引き立たせるためなんだろうか。

何しろ時間が余っているので…駅舎内部の天井を撮ってみる。画像ではわからないが、落下物防止のためかネットが張られているので、視界にはちょっと邪魔になる。

【東京駅丸の内南口―(東98)→大鳥神社前】
東京駅のバス停では、後ろに並んだ親子連れがいかにも幸せそうに無邪気な会話をしていたけど、自分は本を読みながら(そして、寒いので、上体を動かすともなく動かしながら)ひたすら孤独に耐えていた。
ついに最後の目的地のバス停着。

19:02 目黒不動・瀧泉寺(目黒区下目黒)。門が閉められていたらどうしようかと思ったが(「踏破失敗」に終わるところだった)、幸いにも境内は開いていて、無事に参拝を済ませることができた。
この後、【大鳥神社前―(東98)→目黒駅―(黒77)→西麻布―(都01)→渋谷駅】と乗り継ぎ、ゴールとする。バスは全部で14回乗車。


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