朝鮮日報が安倍の教育改革の危険性について報道している。安倍の価値観は個よりも家族,家族よりも国家を重視するものであるように思えるが,その点を彼の経歴に触れながら指摘した記事だ。このような指摘は大手新聞ではあまりないように思うので,紹介しておきます。
■■引用開始■■
著書『美しい国へ』で安倍が主張する、父、母、祖父、祖母、子どもがともに仲良く暮らすことが最高の幸せだという価値観こそ、彼の教育改革の出発点だ。
安倍はかつて自民党内の「過激な性教育・ジェンダーフリー教育実態調査プロジェクトチーム」のチーム長を務めたことがある。安倍がこの時に発見したのが「同棲、離婚家庭、母子家庭、同性愛夫婦、犬や猫と一緒に暮らすことも家族」という内容の教科書だった。
安倍は「子どもたちに『正常な』家族モデルを提示するのが教育の使命ではないのか。いくら少子化対策を行っても、子どもを育てやすい国を作っても、『家族はよいものだ、だから子どもを持ちたい』と考えるようにならなければ何の意味があるだろうか」と語っている。これは、家族の回復にはまず教育を回復させることから始まるという認識だ。
安倍が教育改革のモデルとしているのは1980年代のサッチャー英首相やレーガン米大統領の教育改革だ。これは、伝統的な家族制度や国家・歴史に対する誇りを回復すると同時に、学生たちの学力を向上させることを目標とした保守主義改革をいう。目標は精神(モラル)と実力の面で「強い子どもたち」を作ることにより「強い日本」を作ることだ。
この改革の二本柱は「『公』意識の育成」と「学校間競争」だ。「『公』意識」と関連して、安倍は国会で審議中である教育基本法の改正を早急に進めることを主張した。教育基本法の改正案では「日本と郷土を愛する態度」を明記して、学校教育における「愛国心教育」に法的根拠を与えた。
■■引用終了■■
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著書『美しい国へ』で安倍が主張する、父、母、祖父、祖母、子どもがともに仲良く暮らすことが最高の幸せだという価値観こそ、彼の教育改革の出発点だ。
安倍はかつて自民党内の「過激な性教育・ジェンダーフリー教育実態調査プロジェクトチーム」のチーム長を務めたことがある。安倍がこの時に発見したのが「同棲、離婚家庭、母子家庭、同性愛夫婦、犬や猫と一緒に暮らすことも家族」という内容の教科書だった。
安倍は「子どもたちに『正常な』家族モデルを提示するのが教育の使命ではないのか。いくら少子化対策を行っても、子どもを育てやすい国を作っても、『家族はよいものだ、だから子どもを持ちたい』と考えるようにならなければ何の意味があるだろうか」と語っている。これは、家族の回復にはまず教育を回復させることから始まるという認識だ。
安倍が教育改革のモデルとしているのは1980年代のサッチャー英首相やレーガン米大統領の教育改革だ。これは、伝統的な家族制度や国家・歴史に対する誇りを回復すると同時に、学生たちの学力を向上させることを目標とした保守主義改革をいう。目標は精神(モラル)と実力の面で「強い子どもたち」を作ることにより「強い日本」を作ることだ。
この改革の二本柱は「『公』意識の育成」と「学校間競争」だ。「『公』意識」と関連して、安倍は国会で審議中である教育基本法の改正を早急に進めることを主張した。教育基本法の改正案では「日本と郷土を愛する態度」を明記して、学校教育における「愛国心教育」に法的根拠を与えた。
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